金メダル男
を観ました。
東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年。長野県塩尻市に、ひとりの男の子が誕生した。彼の名は秋田泉一。
幼少時はごく普通のぼんやりした男児だったが、小学生の時に、運動会の徒競走で一等賞に輝いたことで人生が一変する。
一等賞がもたらす幸福感に、すっかりとりつかれてしまった泉一。
それ以降、絵画から書道、火起こしや大声コンテスト、鱒のつかみ取りに至るまで、ありとあらゆるジャンルで一等賞を獲りまくり、いつしか「塩尻の金メダル男」と呼ばれるまでになっていた。
ところが中学に入学すると、思わぬ落とし穴が……。異性のことが気になり始め、集中力をかくようになったのだ。
一等賞からすっかり見放された泉一は、高校で巻き返しを図るが、勉強もスポーツも上手くいかない…それはめくるめく、七転び八起き人生のはじまりに過ぎなかった。
どうなっちゃうんだ泉一!? がんばれ泉一!
内村光良が原作・脚本・監督・主演を務めた映画です。
彼のアイデンティティをかなり叩き込んだ様に想像する作品です。
内村光良監督作品は全部見ていますが、前作のボクたちの交換日記はなかなか良かったです。
今作はかなり力を入れているように思ったので品評しがいがあるなと思いましたが、
イマイチな仕上がりでしたかね。
設定やストーリーは良かったですが、いかんせん場面場面の作り物感が強いと言いますか、
映画の作り方って教科書を見ながら作ったようなカメラワーク、BGMの入れ方。
わかり易すぎるカット割りと起承転結。
内村さん本人は壮大な思想で作ってるのは伝わりましたが、仕上がりはイマイチでした。
監督の人となりがわかりすぎている難しさがありますね。
ピーナッツと仕上がり感は似ています。
逆にいいキャスティングで作ったボクたちの交換日記は良かったですからね。
今作は主演に知念侑李を置いていたのも微妙でしたね。
もっと実力派をキャスティングしていればもう少し引き締まった気がします。
映画監督って謎めいたままの方が比較的得だなと、この作品を見ながら思っていました。
ストーリーはなかなかハイセンスだったと思います。
めちゃくちゃスーパーマンってわけでもなく、
失敗人生になってからはなかなかどん底な感じになりますが、
そこまでどん底ってわけでもなく。
上手く行ったりそれが続かなかったり。
まさに人生山あり谷ありなストーリーです。
その塩梅は良かったです。
コメディは流石に面白いですが、そこまで笑える程ではありません。
ベタにテンポ良いコメディでした。
内村さんの演技は微妙ですかね。
LIFEみたいにコントのキャラでは面白いですが、シリアスベースだとイマイチですね。
笑わせに来てるのは伝わりますが、一流芸人としてはもう少し抜けたコメディを提供して欲しいです。
知念侑李は正直ピンと来ませんでしたが。
ルックスも演技も微妙でした。
ダンス的な身体のキレが唯一の見せ場ですかね。
最近木村多江を見かけることが多いですが、あまり好みではないので注目してませんでしたが。
この人は流石に上手ですね、内村さんが起用したのがわかる気がします。
ムロツヨシはコント的なキャラでらしさは出ていました。
土屋太鳳は可愛かったです。
その他沢山のカメオ出演な役者陣。
大泉洋、長澤まさみ、笑福亭鶴瓶、竹中直人、田中直樹、加藤諒、柄本時生、森川葵、山崎紘菜、ユースケ・サンタマリア、マキタスポーツ、高嶋政宏、温水洋一などなど。
非常に豪華な顔ぶれで流石の内村光良ですね。
ちょっとピンと来ない感じで観ていましたが、クライマックスは急に感動しました。
普通にハイレベルにアーティスティックで。
そこだけは非常にプロフェッショナルな監督さんの様でした。
なのでわざとらしさを出すために素人っぽく撮っているのかもとも思いました。
真意は僕にはわかりませんが。
タイトルは好きです。
それなりに日本映画界に立ち位置はあるかも知れません。
次はもっともっと世界観に入った作品を撮って欲しいと勝手に思いました。
そんなわけで5点。
を観ました。
東京オリンピックの開催に日本中が沸いていた1964年。長野県塩尻市に、ひとりの男の子が誕生した。彼の名は秋田泉一。
幼少時はごく普通のぼんやりした男児だったが、小学生の時に、運動会の徒競走で一等賞に輝いたことで人生が一変する。
一等賞がもたらす幸福感に、すっかりとりつかれてしまった泉一。
それ以降、絵画から書道、火起こしや大声コンテスト、鱒のつかみ取りに至るまで、ありとあらゆるジャンルで一等賞を獲りまくり、いつしか「塩尻の金メダル男」と呼ばれるまでになっていた。
ところが中学に入学すると、思わぬ落とし穴が……。異性のことが気になり始め、集中力をかくようになったのだ。
一等賞からすっかり見放された泉一は、高校で巻き返しを図るが、勉強もスポーツも上手くいかない…それはめくるめく、七転び八起き人生のはじまりに過ぎなかった。
どうなっちゃうんだ泉一!? がんばれ泉一!
内村光良が原作・脚本・監督・主演を務めた映画です。
彼のアイデンティティをかなり叩き込んだ様に想像する作品です。
内村光良監督作品は全部見ていますが、前作のボクたちの交換日記はなかなか良かったです。
今作はかなり力を入れているように思ったので品評しがいがあるなと思いましたが、
イマイチな仕上がりでしたかね。
設定やストーリーは良かったですが、いかんせん場面場面の作り物感が強いと言いますか、
映画の作り方って教科書を見ながら作ったようなカメラワーク、BGMの入れ方。
わかり易すぎるカット割りと起承転結。
内村さん本人は壮大な思想で作ってるのは伝わりましたが、仕上がりはイマイチでした。
監督の人となりがわかりすぎている難しさがありますね。
ピーナッツと仕上がり感は似ています。
逆にいいキャスティングで作ったボクたちの交換日記は良かったですからね。
今作は主演に知念侑李を置いていたのも微妙でしたね。
もっと実力派をキャスティングしていればもう少し引き締まった気がします。
映画監督って謎めいたままの方が比較的得だなと、この作品を見ながら思っていました。
ストーリーはなかなかハイセンスだったと思います。
めちゃくちゃスーパーマンってわけでもなく、
失敗人生になってからはなかなかどん底な感じになりますが、
そこまでどん底ってわけでもなく。
上手く行ったりそれが続かなかったり。
まさに人生山あり谷ありなストーリーです。
その塩梅は良かったです。
コメディは流石に面白いですが、そこまで笑える程ではありません。
ベタにテンポ良いコメディでした。
内村さんの演技は微妙ですかね。
LIFEみたいにコントのキャラでは面白いですが、シリアスベースだとイマイチですね。
笑わせに来てるのは伝わりますが、一流芸人としてはもう少し抜けたコメディを提供して欲しいです。
知念侑李は正直ピンと来ませんでしたが。
ルックスも演技も微妙でした。
ダンス的な身体のキレが唯一の見せ場ですかね。
最近木村多江を見かけることが多いですが、あまり好みではないので注目してませんでしたが。
この人は流石に上手ですね、内村さんが起用したのがわかる気がします。
ムロツヨシはコント的なキャラでらしさは出ていました。
土屋太鳳は可愛かったです。
その他沢山のカメオ出演な役者陣。
大泉洋、長澤まさみ、笑福亭鶴瓶、竹中直人、田中直樹、加藤諒、柄本時生、森川葵、山崎紘菜、ユースケ・サンタマリア、マキタスポーツ、高嶋政宏、温水洋一などなど。
非常に豪華な顔ぶれで流石の内村光良ですね。
ちょっとピンと来ない感じで観ていましたが、クライマックスは急に感動しました。
普通にハイレベルにアーティスティックで。
そこだけは非常にプロフェッショナルな監督さんの様でした。
なのでわざとらしさを出すために素人っぽく撮っているのかもとも思いました。
真意は僕にはわかりませんが。
タイトルは好きです。
それなりに日本映画界に立ち位置はあるかも知れません。
次はもっともっと世界観に入った作品を撮って欲しいと勝手に思いました。
そんなわけで5点。