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HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス

2016年05月18日 | 映画
HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス
を観ました。


前作から3年後の設定、大学生になった色丞狂介と愛子。
相変わらず変態仮面に変身して世の悪を正していたが愛子の訴えで変態仮面をやめる。
しかし街中のパンティが無くなる事件をきっかけに再び変態仮面として立ち上がる。


主食の福田雄一監督作品です。

ある世代以上の男子には非常に馴染みのあった漫画・変態仮面の実写第2弾です。
問題なく面白いです。
公開初日に観に行きましたが、かなりの笑いの渦です。
福田雄一作品で起きる笑いって映画館で聞く笑い声と違うんですよね。
一人客も多かったですが、みんなゲラゲラでした。

福田雄一が調理するには最適の素材ですね。
そしてこの素材を調理出来るのは福田雄一しかいないですね。

ハイペースの仕事が相変わらず続く福田雄一ですが、流石に映像力も年々増してますね。
お金もかかってますし変態仮面の造形も素晴らしいですね。

コレは変態仮面の原作感を非常に見事に表現していて、アングルや描き方で見事な絵力を出していました。

恐ろしくくだらない内容を真剣に熱くやり取りしてる様は笑いの構図として見事ですね。
序盤はあまりの世界観にイチイチみんな笑いますが、後半は流石に慣れてきます。
でもよくよく考えたら何で争ってんねん!なんちゅう格好してんねん!
と心の中で思うと笑いが止まらなくなります。

こんなに壮大で激しい戦いなのに全員が恐ろしく馬鹿という見事な設定。
地球を舞台にしてますがもはやパラレルワールドですね。

鈴木亮平のなりきりは見事すぎますね。
鍛え上げられた肉体美と原作に忠実なフォルム、姿勢、動き。
かなりの完成度だと思います。
何と言ってもこの格好のヒーローを演じられる役者が他に居るとは思えませんからね。
そして立派なおいなりさん。

可愛い清水富美加は相変わらず可愛いです。
この子が正義でまともの様に思えてもやっぱりアホでしょうもない見せ場があって笑ってしまいます。

前作のライバル役だった安田顕が今作も別の役で出てましたがめちゃくちゃシュールで面白い役でした。
そして前作同様恐るべき変態を表現していました。
ストーリー、脚本はオリジナルですが、ここまでの変態を思いつく福田雄一も凄いですね。
別役で出るとは余程ハマっているのでしょう。

そしてなんと柳楽優弥がこの世界観に参加していますがびっくりですね。
ホント山田孝之と似たルートを行きますね。
カッコいい二枚目からおっかないヤンキーから怪しいストーカーから今作のようなオタク役まで。
いよいよ福田雄一作品にも参加ということで、見事にハマっていたと思います。
ムロツヨシとの掛け合いはかなりハイレベルでした。

ムロツヨシはもはや書く必要もなし、福田雄一作品に常備されているいつものヤツです。

片瀬那奈は鈴木亮平と1歳しか変わらないのにSM嬢の母親役で。
この人も密かに役幅広くて意外に活躍してる女優さんですね。

大好きな新井浩文もチョイ役で出てましたが非常に面白かったです。
演技力ある人がコメディするとやはり面白いですね。

テンポの良いコメディから非常にシュールなシーンまで。
安田顕の元で修行する鈴木亮平のダイジェスト的なシーン、ゴムボールで二人で野球してるシーンの発想とか感服でした。
そして修行の結果、得られる能力の発想も凄かったです。

今メジャーで、このレベルの笑いが見れるのは福田雄一作品くらいでしょうか。
非常に笑わせて頂きました。

流石にこれだけパンティを見ると興奮もしますね。
人生で一度くらいこの格好してみたい好奇心も芽生えますね。
体を鍛えておきましょう。


そんなわけで8点です。

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