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「ごらん、世界は美しい」

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マクベス

2016年05月19日 | 映画
マクベス
を観ました。


勇敢な戦士マクベスが戦地で不思議な魔女の予言を幾つか聴きいずれ王となり、その次の王は親友の子供だと言われ、その一つ目がすぐに現実となる。
その後の予言も本当になるかも知れないと思うが妻はその予言を利用して権力を手にしようとマクベスをそそのかし、マクベスは葛藤しながらも尊敬する王を暗殺し別の人間に罪をなすりつけ遂に王となる。
しかしそれ以降悪夢の様な幻覚を見るようになり病んでいき、かつて人々に崇められた勇敢な戦士は最悪の暴君となってしまう。


ジャスティン・カーゼル監督作品です。

ご存知シェイクスピアの四大悲劇のひとつですね。
と言っても内容は全く知らなかったので今作を観て初めて内容を知りました。

非常にシェイクスピアらしい恐ろしい物語ですね。
人間の闇を凄くさらけ出すような物語を作りますね。

英国王のスピーチのスタッフが集結しただけあってなかなか高品質な作りではありました。
ただあまりに幻想的でまったり展開でして。
それでいて説明不足感とアーティスティック性が強く、相当退屈と思われる仕上がりとなっています。

映像は相当スケール感が大きく好きでしたが、ちょっとかなり眠気との戦いでした。
眠れない夜に見るとよく眠れると思います。

マイケル・ファスベンダーはこういうクセの強い役どころが多いですね。
ちょっと狂気が強めの役が好きなのでしょうか?
らしさは出てたと思います。

マリオン・コティヤールは相変わらず綺麗ですが、なかなかの悪女でした。
しかし後半はちょっと哀れにも思われ悲しい感じでした。
この辺にシェイクスピアを感じました。

幻想的で退屈で席を立つ客もチラホラいました。
これだけ映画館経験が多い自分でも途中で帰るお客さんを見た映画は2回目な気がします。
1回目はつい最近見たスティーブ・ジョブズでしたが。
・・・あれ?どちらもマイケル・ファスベンダーが主演ですね。
日本人にはまらない何かを持っているのでしょうか?

テイストは嫌いじゃなかったですが体調の関係か、自分もかなり退屈に感じてしまいました。
しかしコンディションによってはとてもいい、と思えたかも知れません。
そんな深みは感じました。


そんなわけで6点です。
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