カフーを待ちわびてを観た。
沖縄の寂びれた小さな島の寂れた雑貨屋でのんびりと暮している友寄明青(玉山鉄二)という青年。
欲がなくのんびりで温厚で独り身で、島の人々に愛されている。
彼は以前、嫁が居ないからとからかわれ、弟的存在の新垣渡(勝地涼)や友達の照屋俊一(尚玄)に促され縁結びで有名な遠久島の飛泡神社に「嫁に来ないか 幸せにします」という絵馬を書いた。
彼がおばあと慕う裏に住むミツと言うおばあさんは神の声が聞こえるといい、よく予言があたる。
そのミツが知らせが来るという
「いい知らせやさ カフーやさ」
そしてある日見ず知らずの幸という女性から手紙が来る、「絵馬を見ました 私を嫁にしてください」と。
かなり気にはなったが、誰かのいたずらと明青は徐々に期待するのをやめようとした。
そしてある日愛犬のカフーと海辺を散歩していると、色白の美しい女性が立っていた。
そして友寄明青さんの家は何処ですか?と聞かれウチですと答える。
その女性が手紙の差出人の幸(マイコ)だった。
彼女は明青が書いた絵馬を持っていた。
その日から幸は明青の家で居候を始め、あつかましくも明青の世話をし始める。
島の人々は幸に興味津々でお店は大盛況。
カフーとは島の方言で、いい知らせと幸せと言う意味。
(ネタバレ)
幼い頃、明青に父は居なく、母と仲良く暮していて、明青は母が大好きだった。
明青の左手は母のせいで大きな火傷をしていてそれで明青はいじめられていたが、母はいつでも優しかった。
しかしその母は恋人と駆け落ちしてしまい、それ以来明青は一人ぼっちになってしまい、ミツに世話をしてもらっていた。
幸はミツに料理や沖縄の言葉を教えてもらう日々。
幸の存在は徐々に大きくなり、二人は仲良くなっていく。
でも明青は、夏が終われば幸は居なくなると思っている。
幸は明青の事は聞きたがるが、自分の過去は話さない。
島の経済は貧しく、都会で価値観を変えられた俊一がその会社の人間達を引き連れ、島に大きなホテルを作り再開発をしようと島民を説得する。
明青や渡は反対派だが、島民の大半は賛成しており、明青達は孤立していく。
明青の幼馴染で渡の姉成子(白石美帆)の子供がいじめられたりする。
俊一の上司高木(沢村一樹)は反対派の人間にそれぞれ欲しがっていそうなものを与える、家や女など。
そして渡も妊娠中の嫁や姉の事を考え賛成派に回る。
そんな中、明青には嫁を用意したという高木の発言に、渡達は幸がその人だと思ってしまう。
ミツが倒れ、母が死んでいる事を聞かされバタバタして明青も疲れる。
明青も嘘をついて、ついに幸に出て行ってくれと言う。
ある日幸は手紙を残していなくなる。
しかし高木が用意した女はまだ明青の元には言っておらず誤解。
明青は急いで幸を探しに行く。
手紙には、幸は実は明青の駆け落ちした母が嫁いだ先の娘だと書いてあった。
母から明青の事を聞かされ、昔からずっと会いたいと思っていた。
不倫の恋に傷つきもう絶望していた時に偶然明青の書いた絵馬を見つけて、島にやってきたのだった。
そして昔明青が母に上げた木の枝のお守りを、島の物を外に持ち出すと災いが起こるという言い伝えを気にして、その木に返しに来たのだった。
明青は家から絵馬が無くなっていたので飛泡神社に向かったと思い探しに行く。
前に明青は幸に明青のカフーは何?と聞かれた時、自分の周りの人達が幸せなら自分も幸せ、それが自分のカフーと言った。
飛泡神社には明青さんと島のみんなが幸せでありますようにという絵馬が掛けてあった。
明青はそれを見て号泣する。
諦めて電車に乗った明青、そこには偶然幸も乗っていて、二人は驚くが、ハッピーエンド。
エンドロール後にそこそこ長いエピローグがあります。
渡の子供が生まれる。
俊一は会社をやめリゾート施設誘致の反対運動をしている。
等その後の島民たちの暮らしが簡単に描かれています。
「カフーアラシミソーリ」(幸せでありますように)
(評価)
いやー超癒しの映画でした。
とても優しい映画でした。
どんな映画かまったく知らずに映画館の席につき、あまり好みではない玉山鉄二主演だったので期待していなかったのですが、始まってすぐ綺麗な沖縄の風景がいくつか映され、「あ、沖縄の映画か」と思いました。
沖縄病の僕にとってはその瞬間にかなりハートを掴まれました。
ほのぼのとした沖縄の小さな島、ほのぼのとした人々。
沖縄の方言。
どれをとっても優しい気持ちになりました。
結構本格的な沖縄弁(本格的かどうかはわかりませんが)って感じで字幕も沢山入ってました。
明青ののんびりとしたキャラもとても良かったです。
沖縄の映画は癒しがあってとってもいいですね。
沖縄の離島で暮したくなっちゃいます。
マイコという人は始めて観ましたが、声が特徴的でいいです。
でも千秋に見えてしかたなかったです。
カフーアラシミソーリというフレーズがなんとも優しく胸に響いて、泣きそうになりました。
そんなわけで7点です。
とにかく優しかったです。
でもエンディング曲は全然違ったと思います。
そこのタイアップはもうやめて欲しいです。
現代の日本映画の欠点はエンディング曲がタイアップばかりで最後の最後に映画の空気感をぶち壊すパターンがとっても多い事です。
やめて欲しいです。
この映画もあのタイミングで素敵な沖縄民謡とか流れたら、きっと僕はボロボロ泣けたかもしれないのに、急に冷めました。
残念。
沖縄の寂びれた小さな島の寂れた雑貨屋でのんびりと暮している友寄明青(玉山鉄二)という青年。
欲がなくのんびりで温厚で独り身で、島の人々に愛されている。
彼は以前、嫁が居ないからとからかわれ、弟的存在の新垣渡(勝地涼)や友達の照屋俊一(尚玄)に促され縁結びで有名な遠久島の飛泡神社に「嫁に来ないか 幸せにします」という絵馬を書いた。
彼がおばあと慕う裏に住むミツと言うおばあさんは神の声が聞こえるといい、よく予言があたる。
そのミツが知らせが来るという
「いい知らせやさ カフーやさ」
そしてある日見ず知らずの幸という女性から手紙が来る、「絵馬を見ました 私を嫁にしてください」と。
かなり気にはなったが、誰かのいたずらと明青は徐々に期待するのをやめようとした。
そしてある日愛犬のカフーと海辺を散歩していると、色白の美しい女性が立っていた。
そして友寄明青さんの家は何処ですか?と聞かれウチですと答える。
その女性が手紙の差出人の幸(マイコ)だった。
彼女は明青が書いた絵馬を持っていた。
その日から幸は明青の家で居候を始め、あつかましくも明青の世話をし始める。
島の人々は幸に興味津々でお店は大盛況。
カフーとは島の方言で、いい知らせと幸せと言う意味。
(ネタバレ)
幼い頃、明青に父は居なく、母と仲良く暮していて、明青は母が大好きだった。
明青の左手は母のせいで大きな火傷をしていてそれで明青はいじめられていたが、母はいつでも優しかった。
しかしその母は恋人と駆け落ちしてしまい、それ以来明青は一人ぼっちになってしまい、ミツに世話をしてもらっていた。
幸はミツに料理や沖縄の言葉を教えてもらう日々。
幸の存在は徐々に大きくなり、二人は仲良くなっていく。
でも明青は、夏が終われば幸は居なくなると思っている。
幸は明青の事は聞きたがるが、自分の過去は話さない。
島の経済は貧しく、都会で価値観を変えられた俊一がその会社の人間達を引き連れ、島に大きなホテルを作り再開発をしようと島民を説得する。
明青や渡は反対派だが、島民の大半は賛成しており、明青達は孤立していく。
明青の幼馴染で渡の姉成子(白石美帆)の子供がいじめられたりする。
俊一の上司高木(沢村一樹)は反対派の人間にそれぞれ欲しがっていそうなものを与える、家や女など。
そして渡も妊娠中の嫁や姉の事を考え賛成派に回る。
そんな中、明青には嫁を用意したという高木の発言に、渡達は幸がその人だと思ってしまう。
ミツが倒れ、母が死んでいる事を聞かされバタバタして明青も疲れる。
明青も嘘をついて、ついに幸に出て行ってくれと言う。
ある日幸は手紙を残していなくなる。
しかし高木が用意した女はまだ明青の元には言っておらず誤解。
明青は急いで幸を探しに行く。
手紙には、幸は実は明青の駆け落ちした母が嫁いだ先の娘だと書いてあった。
母から明青の事を聞かされ、昔からずっと会いたいと思っていた。
不倫の恋に傷つきもう絶望していた時に偶然明青の書いた絵馬を見つけて、島にやってきたのだった。
そして昔明青が母に上げた木の枝のお守りを、島の物を外に持ち出すと災いが起こるという言い伝えを気にして、その木に返しに来たのだった。
明青は家から絵馬が無くなっていたので飛泡神社に向かったと思い探しに行く。
前に明青は幸に明青のカフーは何?と聞かれた時、自分の周りの人達が幸せなら自分も幸せ、それが自分のカフーと言った。
飛泡神社には明青さんと島のみんなが幸せでありますようにという絵馬が掛けてあった。
明青はそれを見て号泣する。
諦めて電車に乗った明青、そこには偶然幸も乗っていて、二人は驚くが、ハッピーエンド。
エンドロール後にそこそこ長いエピローグがあります。
渡の子供が生まれる。
俊一は会社をやめリゾート施設誘致の反対運動をしている。
等その後の島民たちの暮らしが簡単に描かれています。
「カフーアラシミソーリ」(幸せでありますように)
(評価)
いやー超癒しの映画でした。
とても優しい映画でした。
どんな映画かまったく知らずに映画館の席につき、あまり好みではない玉山鉄二主演だったので期待していなかったのですが、始まってすぐ綺麗な沖縄の風景がいくつか映され、「あ、沖縄の映画か」と思いました。
沖縄病の僕にとってはその瞬間にかなりハートを掴まれました。
ほのぼのとした沖縄の小さな島、ほのぼのとした人々。
沖縄の方言。
どれをとっても優しい気持ちになりました。
結構本格的な沖縄弁(本格的かどうかはわかりませんが)って感じで字幕も沢山入ってました。
明青ののんびりとしたキャラもとても良かったです。
沖縄の映画は癒しがあってとってもいいですね。
沖縄の離島で暮したくなっちゃいます。
マイコという人は始めて観ましたが、声が特徴的でいいです。
でも千秋に見えてしかたなかったです。
カフーアラシミソーリというフレーズがなんとも優しく胸に響いて、泣きそうになりました。
そんなわけで7点です。
とにかく優しかったです。
でもエンディング曲は全然違ったと思います。
そこのタイアップはもうやめて欲しいです。
現代の日本映画の欠点はエンディング曲がタイアップばかりで最後の最後に映画の空気感をぶち壊すパターンがとっても多い事です。
やめて欲しいです。
この映画もあのタイミングで素敵な沖縄民謡とか流れたら、きっと僕はボロボロ泣けたかもしれないのに、急に冷めました。
残念。