メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

砂時計

2008年04月28日 | 映画
砂時計を観てきました。

両親の離婚で島根の田舎に引っ越す事になった杏(夏帆)、なれない田舎でとまどう杏だったが北村大悟(池松壮亮)と言う少年と出会い、一緒に酒屋で働くようになる。
しかし母親が心労のため自殺してしまい孤独になってしまう。
母親にもらった思いで深い砂時計だけが残る。
そこで大悟が「俺が一生一緒にいちゃる」と言って二人は付き合いだす。
しかし父親が迎えにきて杏は東京に引越し遠距離恋愛になる。
「私の一番大事なもの持ってて」と言って砂時計を大悟に渡して二人は離ればなれ・・・。
って普通の恋愛のお話。


(見るつもりの人は読まないでね)
で結局、杏ってのは母親の自殺が深いトラウマになっていてごって面倒臭い女の子になってしまっている。
そんな自分が自分で嫌になり一方的に大悟に別れを告げて去ってゆく。
10年後同窓会で再会した二人、そしてどっかの馬の骨と婚約した杏に大悟は砂時計を返す。
しかし婚約は破棄され杏は砂浜で自殺未遂をして何かしらんけど大悟がその命を救って長い年月をかけて二人の寄りが戻るって映画。

そう・・・びっくりな事にハッピーエンド。
昨今の純愛ブームの中、逆にーハッピーエンド。

田舎の風景とか綺麗で僕は好きでしたが、正直寒いやりとりや、異様にホラータッチの回想シーンとか、ちょいとこの映画には不釣合いな非現実的な妄想世界のシーンとかに結構違和感を感じました。
原作がそういう漫画ならしかたないのかもしれないけれど、原作を知らない私には違和感たっぷりでした。

主人公を演じた夏帆って子がかなりかわいくて演技も上手で好きになりました。
まだまだ若いので今後長澤まさみの様になっていくのかも知れません。
池松壮亮君も「夜のピクニック」でも見ましたが、なかなかいい演技する子でした。

しかしこの程度の恋愛ストーリーならば俺は四つ五つはあるなーくらいのストーリーです。俺も実体験を映画にして稼ごうかしら?なんて思ってしまう。

演出も泣かそうとする場面に急に音楽バーン!って極端で昭和映画チックでした。
最近はあまり見かけない手法でした。

決して悪い作品ではないのだけれど、普通の恋愛映画です。
100本映画観たら観たこと自体忘れてしまいそうな位、ストーリーも役者陣も演出も映像もこれといったインパクトは無かったです。

そんなわけで
4点・・・いや夏帆ちゃんがかわいかったので
5点ってことにしましょう。
かわいいヒロインって大事よ。
感情移入の度合いがそこで決まるから。
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