Jリーグ 2008 J1第９節

昨日は日産スタジアムにマリノス対ジェフの試合を観に行ってきました。

前節、格下かつメンバーの揃っていない大分に不甲斐なく負けてしまったマリノス。
そしてなんと今シーズン未だ勝ちなしで勝ち点僅か２のジェフ。

どちらも不安要素を抱えてのこの試合。

しかし大分に負けたとは言え現在５位のマリノスが面子を見ても圧倒的に有利なのは否めない。

そして試合開始からすぐにマリノスペース。
局面局面でジェフには強さが無くボールポゼッションはマリノスに。

しかし２度ほど序盤のピンチをジェフが凌ぐと徐々にジェフにもチャンスは生まれてきて、トップ下の谷澤を中心に何度かマリノスのゴール前でチャンスをつかんだ。

しかし支配率の高かったマリノスは前半22分、CKから中澤が足で決めあっさり先制。
メンバーの差、運動量、技術、試合支配を見ると、事と次第によってはこのまま大量得点が入りそうな空気も漂っていた。
その後マリノスも少々ペースダウンしてしばらく互角の展開が続いたが、徐々に左サイドで輝きを放つ小宮山が、前半終了間際にミドルシュートを決める。
このシュートはジェフのディフェンスのブロックに当たりかなり絶妙なコースに飛んでしまいジェフには運も無かった。
後半にジェフは工藤を投入して流れをつかもうとする。
この日の工藤は運動量、スピード、技術、そして敵のボール回しを必死で追い回す気持ち。今年のジェフにはほとんど無くなってしまった、This is JEFな感じ、オシムイズムを見せてくれたこの日唯一の選手だった。
今のメンバーではこれを体現できるのは巻と工藤くらいしか居ないのだろう。
悲しいジェフ。
マリノスは後半開始早々にも田中隼磨が素晴らしいミドルを決め突き放す。
3点差をつけたマリノスは今シーズンフル出場中の松田や、ロペス、ロニーを休ませる余裕の采配。
ジェフは工藤以外の投入された選手は特に流れを変えれず、最後までマリノス圧倒的有利の空気は変わらず試合終了。

気候も良く、ナイターが綺麗で選手達とサポーターの万歳がとってもいいシーンでした。

僕一押しの大島はこの日も素晴らしいポストプレー連発で相変わらず上手かった。
しかし、大島と坂田に今シーズンあまりゴールが無いのが非常に気がかり。
こういう試合こそ稼ぎ時だと思ったのだが。
アーリアも今年初めて見れて元気そうで良かったがこれと言った活躍は無かった。

気になるのはジェフ。
はっきり言って弱い。
マリノスの次に応援するジェフだが、正直J2でも上位にいけないのではと感じるほどの面子と内容。
そもそも売りであった運動量やスピード感は今や皆無。
出来る選手が居なくなってしまったというのが唯一の原因であることはわかるのだが、残った選手の頑張りがイマイチ伝わらない。
マリノスの選手のが全然走るし守備の厳しさも感じる。
この位置にいるチームにしてはジェフはファールになるようなプレーが少なすぎるように感じました。
工藤のように出来る選手がもう２，３人居れば全然違ってくると思うのだが。

とにかくジェフがJ2なんてのは悲しすぎるので何とかここからの巻き返しを期待するのでした。