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アベンジャーズ/エンドゲーム

2019年04月27日 | 映画
アベンジャーズ/エンドゲーム
を観ました。


最強を超える敵“サノス”によって、アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、半分に消し去られてしまった…。
大切な家族や友人を目の前で失い、絶望とともに地球にとり残された35億の人々の中には、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。
だが、“彼ら”は決して諦めなかった──
地球での壮絶な戦いから生き残った、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、そして宇宙を当てもなく彷徨いながら、新たなスーツを開発し続けるアイアンマン。
ヒーローたちは、大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結する。はたして失った者たちを取り戻す方法はあるのか?
35億人の未来のために、そして“今はここにいない”仲間たちのために、最後にして史上最大の逆襲<アベンジ>に挑む。
最強チーム“アベンジャーズ”の名にかけて──。


アンソニー&ジョー・ルッソ監督です。
近年のアベンジャーズ系から変わらずのルッソ兄弟作品です。

前作のインフィニティ・ウォーが映画史に残る相当な大作映画である種の極限に達したような映画でした。
そしてやはり映画史に残るような衝撃的なラストでした。

それを受けての今作、かなり見事な作品でした。
前作が壮大なエンターテインメント大作だったので今作はアベンジャーズドラマって感じでした。

元来アメコミヒーローものはあまり好みではなく、アベンジャーズもそんなに好きでは無いのですが。
ここまで22作くらい?ほぼ全てを劇場鑑賞してきた自分には流石に感慨深かったです。

いろんなヒーローのそれぞれの作品での物語の回収、アベンジャーズシリーズになってからの回収。
懐かしいシーンだったり要素だったり。
過去作のサブイボなシーンなんかが差し込まれたり。
ヒーローものなのにアクション要素は減りかなりの感動作品になっていました。
世の人々がアベンジャーズ映画に求めるものを思いっきり捨ててシリーズのファンにフォーカスしたような作風はかなり勇気が必要だったと思います。
そこをブレずにやりきったのはかなり凄い快挙だと思います。

いつもながらもちろん前作の続きなのでショッキングで絶望的なところからのスタートです。
なのにプロローグ的な要素であっという間な展開があってそこもなかなか衝撃的ですが。
そこから5年後ってなってしまう展開もなかなかショッキングでした。

昨年見たアントマンの最新作が思いっきりインフィニティ・ウォーとシンクロするラストでしたが、逆にそれが今作を転がす一歩目になってました。
アントマンが量子の世界から帰ってきたことをヒントに世界を元に戻そうという展開です。
前作サノスに奪われた石を時空を超えて集める、いわゆるドラゴンボール状態です。
全部揃えたら世界を戻せるかも、って魂胆で。
そんなアントマンの重要なポジションだったり、前作で降りたと思ったホークアイの家族のシーンから映画が始まっていてそういうところがイチイチ見事な裏切りでした。

タイムトラベル的に今までのいろんなシーンを行き来して石を集めるので懐かしいシーンだったりヒーローたちの心にも観客と同じようなノスタルジックが芽生えたりで見事でした。

主人公クラスのヒーローが大量に出てくる映画シリーズのフィナーレなので流石に3時間超えの長尺ですが、全然見れましたね。
クライマックスにはまた壮大な戦闘になりますが、まあ映画の展開からして予想通りのサブイボシーンが来ます。
大量のヒーロー達がチームプレーで大活躍です。

終盤はかなり感動的なエピローグの連続でジーンとしました。

キャスティングたちは言うまでも無く今まで通りです。

いつもながら主役級のアイアンマン/ロバート・ダウニー・Jrは序盤は出番控えめな感じですが、クライマックスにはとても重要な役どころでした。

同じく主役級のキャプテン・アメリカ/クリス・エヴァンスがクライマックスにはなかなかドラマティックで素敵でした。

好みのブラック・ウィドウ/スカーレット・ヨハンソンが序盤はリーダーポジションで嬉しかったですね。

サノスに負けて荒れた暮らしをしてる設定のソー/クリス・ヘムズワースはめちゃくちゃ太っている設定で今作もボケキャラでした。
年々ボケキャラが増した印象のソーですが今作がピークでした。

前作は居なかったホークアイ/ジェレミー・レナーは適度に活躍していました。
いきなりホークアイのシーンから映画が始まるのはさすがの演出でした。

ハルク/マーク・ラファロは今作でも軍師的にみんなをサポートする良いポジションでした。

最近登場した最も最新のヒーローなキャプテン・マーベル/ブリー・ラーソンは今作でも強くて、おそらく最強な設定でした。

アントマン/ポール・ラッドが意外にもみんなを奮い立たせる重要なポジションでした。

アンバランスなほどに強い敵のサノス/ジョシュ・ブローリンは今作でも非常に圧倒的でいい加減こっちも応援したくなる程です。
前作からなかなかのイデオロギー闘争で勧善懲悪でもなく、サノスにも大きな正義があるように思えます。

自分はやはりスカーレット・ウィッチ/エリザベス・オルセンが好きでした。
アベンジャーズでの最大の発見でした。

ついに終わったアベンジャーズシリーズ。
世界の長い映画史の中でも間違いなく最大規模の企画だったと思います。
シリーズの作品数としても相当なものだと思います。
それを妥協すること無くやりきった感じはファンでない自分でも感動しました。
おそらくいろんなしがらみやら困難があったと思います。
こんなにビッグネームな役者陣をずっと拘束してきたわけですし。
企画としてのチームワーク等も無ければ実現できなかったでしょう。

諸々称賛したい凄いフィナーレでした。
公開二日目に見に行きましたが大変入っていました。
興行収入の記録を更新してるようですがちょっと応援したいですね。


そんなわけで9点。
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