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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

屍者の帝国

2015年10月28日 | 映画
屍者の帝国 を観た。

伊藤計劃原作のアニメ化です。
死者蘇生技術が発展して死者を単純労働力として使っている19世紀のロンドンが舞台です。

死者に21グラムの魂を宿らせようとする医学生ワトソンの研究冒険の物語です。
なかなか重厚で自分が抱くアニメイメージらしいアニメ。
絵のテイストはなかなか良い。

キャラクターはちょっとアニメチックだったけど背景はなかなかリアルで素晴らしかったです。

そして結構衝撃的な設定の内容。

ただたいして難しくないような話も難しく語り合う、僕の苦手とするテイストのアニメでもあった。

詰まるところもっと高品質な蘇生をしたいんでしょ?をやたら哲学じみて苦悩してクールに話す登場人物たち。
最後はもう作り手の感情がほとばしり過ぎて偉いド迫力意味不明な抽象的描写になっていた。
絵に出来ないような事柄を絵にしようとしてる感じですね。
そういうのは嫌いじゃ無いです。

言葉だけで表現できるならば映画もアニメも要らないですからね。

エピローグはロンドンのワトソンだけあってなるほどなモノ。

不思議と凄く長く感じる物語でした。
テーマは悪く無いですけど物語が発散しすぎですかね。
嫌いじゃないけどもう少し入り込める作りにしてくれた方がありがたかったかな?


そんなわけで5点です。

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