一人遊び

最近は結構マメにジムに行っている。

同世代で家族と幸せにやっててぶくぶくと太っていっている連中に負けていられない。

僕はせめてぶくぶくにならずに歳を重ねてやる・・・。


先週休み前のある日。


そんな事をモチベーションに必死に走る。
汗を飛び散らせて必死に走る。

ビールの事を考えていた。


そしてマシンで筋トレ。
アレは人をナルシストに鍛え上げるためのもの。
誰もがドヤ顔になりがち♪

例外なく僕も力入れてるで！アピールをする、ドヤ顔もするが、
ぎっくり腰が怖いのでマシンから離れるときはそ～っと。

そんな時も明日は休みだ、とビールの事を考えていた。


心肺機能を限界まで鍛えながら泳いで泳いで泳ぎまくる。
辛くてやめたくなるが、ビールの事を考えてもう１ターンと繰り返す。

サウナに入る頃にはもう早くビールを飲まないと死んでしまうかもしれないくらいの意識。

幻覚のビールが見える、それを飲む。


ようやく自分へのノルマをこなし早足で居酒屋へ。

ジムで頑張ったせいかもう23時近く。

ホルモン屋で一人で一杯やる。

たまらなく美味い。

想像の3倍は美味い。

そんなわけで1時間後には一人で泥酔していた。

勢いそのままヒトカラへ。

そこでも泥酔しながらビールを飲んで歌う歌う。

ジムの延長の気分か？
エアコンも入れず汗だくで叫びまくり暴れまくりゼェハァと。

結局2時間位一人で暴れていた。

世界はすっかり夜中で人気は無かった。


興奮覚めやらぬ僕は
そんな人気のない街中を
一人スーパーサイヤ人の様な気のオーラを放ちながら

ポツポツと歩いて
大通りの向こう
宵闇に消えていった。