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プーと大人になった僕

2018年09月13日 | 映画
プーと大人になった僕
を観ました。


少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った──
大人になったクリストファー・ロビンは、妻のイヴリンと娘のマデリンと共にロンドンで暮らし、 仕事中心の忙しい毎日を送っていた。
ある日クリスファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまう。
会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる。
プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」と頼まれたクリスファー・ロビンは、子供の頃プーたちと過ごした“100エーカーの森”へ。
何一つ変わらないプーやピグレット、ティガー、イーヨー、カンガとルーの親子。
仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。
「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と、悲しむプーたち。
急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう……。
一方、クリストファー・ロビンの忘れものに気づいたプーと仲間たちは、マデリンの助けを借り、親友のため、初めて“100エーカーの森”を飛び出し、ロンドンへと向かう。
クリストファー・ロビンが忘れてしまった、本当に「大切なモノ」を届けるために──


マーク・フォースター監督作品です。
比較的高評価な監督です。

タイトル通り、くまのプーさんと大人になってから向かい合う物語。
タイトルやら予告編が結構語っている感じですが、結構切ないお話でした。

くたびれたクリストファー・ロビンの前に突然プーが現れ、すっかり価値観やらが変わっているので噛み合わないやり取り。
プーのドジっぷり、悪気は無いが邪魔しまくることに辟易するやり取り。
クリストファー・ロビンは極力優しくプーを居場所に戻そうとするが他の仲間達もまとわりつく。

そんな仲間達のあまりにピュアな精神が徐々にクリストファー・ロビンや彼の家族やらのメンタルを変えていく展開です。
題材、作風、映像含め今年見たピーターラビットと似たような印象を受けました。
将来的には記憶が混ざりそうな気さえします。

大人になって子供の頃の気持ちを忘れ社会に毒され家族関係もイマイチな感じ。
子供時代は輝いていて大人時代は曇っているベタなコントラストなのですが、切ないものです。
霧がかった森の中で過去を取り戻すような映像感で結構ダークな印象で、切なさの描写はなかなか秀逸でした。

もちろんな起承転結と想像通りの結末ですがプーを題材にしただけあってそれなりのクオリティです。
当たり前ですが素敵な気持ちになれる映画でした。

主演はユアン・マクレガーです。
すっかりいい味出すベテラン俳優になってきました。
個人的に彼の作品では人生はビギナーズが大好きなのですが、それを思い出すような役どころでした。

妻のイブリンはヘイリー・アトウェルが演じていました。
程よい演技で作品に良くマッチしていたと思います。

個人的にはさほど興味ないタイプの作品ですが、老若男女が楽しめる映画でしょう。
とかく子連れで観るには最適って感じですね。


そんなわけで5点。

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