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東京リベンジャーズ

2021年08月04日 | 映画
東京リベンジャーズ
を観ました。


負け犬フリーター=タケミチの元恋人ヒナタが殺された。
事件を知った翌日、タケミチは駅のホームから転落、目覚めた先はなんと10年前――
負け犬人生を歩むきっかけとなった最悪の高校時代にタイムリープしてしまった。
もう一度繰り返される、あの頃。
最悪の過去でようやく見つけたヒナタを救う唯一の方法は、ヤクザも恐れる危険な組織“東京卍會”を消滅させること。
熱い仲間たちとの出会いの中で、ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、
タケミチは弱虫だった“過去”の人生にリベンジし、“今”を変えられるのか?


英勉監督です。
ほぼ全作品劇場鑑賞しているファンと言っていい監督ですね。
コメディを中心に色んな作品を撮りますが今作は珍しくシリアスでした。

コロナ以降あまり映画館に行けなくなったのでその分アニメを非常に見るようになりました。
東京リベンジャーズもアニメ化直後から見てきてます。
色んな有名人なども好きを公言してますが、ざっくり説明するとヤンキー、ミステリー、タイムリープのあわせ技作品です。

90年代に中高生だった自分はゴリゴリのヤンキー地域でゴリゴリのヤンキー文化を過ごしたので非常に親しみのある設定です。
そして具体的に言及はできないが、我々の過ごした学校や地域で生まれたと言われる文化がこの作中で使われているのが非常に気になりました。
ただ主人公がタイムスリップする2010年にこんなヤンキー、暴走族文化があるのは不自然に思いますが。

未成年設定のキャラにタバコ吸わせたりノーヘルでバイク乗ったりというコンプライアンスより描写優先してるのは好感度です。

原作で言うとドラケンの運命を守る最初の山までを描いていてストーリー的にはうまく収まっていて秀逸な脚本でした。

とにかく若手の有望株というかすでに完成した実力派俳優たちが勢揃いって感じの豪華キャストです。
一昔前のROOKIESや帝一の國も似たような印象を受けましたが。
定期的にこういうイケメンオールスターな作品があるのは良いですね。

主人公が特別強くないってのはリアル感高めで良いですね。
特攻の拓みたいですね。
一番強いキャラが小さくて何故か弱くない主人公と親しくなるのも特攻の拓的ですね。

バトルシーンはまあまあ迫力あって見応えありました。
鉄パイプや金属バットで人を殴りまくるのは流石に無いとは思いますが。
ヤンキー作品らしいロケーション、セットもよく作られていました。

主演の北村匠海は大好きな役者ですが今は数々の重要な作品で主演してますね。
今作も非常に良い雰囲気出して見事にタケミチでした。
冴えない現代からいけてたヤンキー時代も見事ななりきりでした。

原作でも一番くらい人気のドラケンは山田裕貴でした。
これはキャストが多い今作でもMVPなくらい見事ななりきりでした。
一番難しそうなキャラなのにかなりの役作りで説得力十分でした。

刑事のナオトは杉野遥亮でした。
近年はドラマ、映画に出ずっぱりな印象ですが今作でも主要なキャストでした。
主人公を過去に送り込む役ですがクールでなかなかいい味出していました。

ヒロインのヒナは今田美桜でした。
印象が違うと思いました見てみたら髪型を寄せて有村架純風になってて。
元々かなり可愛いルックスですが今作でファンが増えそうなほどめちゃくちゃ可愛かったですね。
この子は出てきた時にその可愛さに恋をしましたが今作で2回めの恋に落ちました。

ちょっと噛ませ犬的な嫌な悪役を鈴木伸之がやってました。
最近こういうごついヤンキー役もやりますがハマりますね。
その鍛えられた体含め非常に貴重な役者になってると思います。

東京卍會の3番手でクールでかっこいいミツヤは眞栄田郷敦でした。
出番やセリフは少ないですがNo.3という存在感だけでかっこいい美味しい役でした。

黒幕的な狡猾なハンマを清水尋也が演じていました。
出番が少なく続編があれば出番が増えそうですがいい味出してました。

主人公の親友のアッくんは磯村勇斗が演じていました。
なんとなくもっと強そうなキャラでも良い気がしましたが。
現代と過去で全然違う2面性を演じる必要があるので磯村勇斗のカメレオンっぷりがよく活きてました。

一番の悪役なキサキを間宮祥太朗が演じていました。
この子もまた演技の幅が広く実力派なので見事ななりきりでした。

ドラケンと並んで人気なマイキーは吉沢亮でした。
多分作中で最強のキャラで人気もトップ級なので役者の格的にもあってました。
アクションもカッコよく一番カッコよく描かれていた気がします。
好きな人には必見でしょう。

原作の雰囲気を損なわず上々の仕上がりだったと思います。
英勉監督の新しい引き出しって感じもありました。


そんなわけで7点。

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