本当にヨーロッパについて何も知らずに出かけた。
当たり前だけど陸続きなので電車で移動出来る。
国境があるが別に入国審査や関所があるわけじゃない、国が変わることを意識するような要素は無い。
初めて電車で国境を越えたのはミラノ(イタリア)からニース(フランス)へと行った時。
かなりドキドキしていたが想像より結構簡単に辿り着けた。
鉄道会社が変わり車両の感じも慣れ親しんだイタリアの鉄道からはガラッと変わったけど。
それは日本でJRから私鉄に乗り換えるくらいの感じだった。
イタリアやフランスには改札が無い分もう少しハードルは低く感じた。
しかし日本では考えられない、日本人にとって実に奇妙な事。
それは一個前の駅と次の駅で言語が変わってしまっているということ。
ついさっきまでイタリア語だったのに今はフランス語。
多少雰囲気くらいは掴んでいたイタリア語だったが、見える世界が全部フランス語になってしまいすっかり五里霧中な状態。
言語が変わるって相当凄いことだ、しかしそれが頻繁にある。
フランスからスペインに行った時またもや同じ気持を味わう。
フランス語特有の字面からまた違った雰囲気のスペイン語の世界になってしまう。
逆さになった”?”や”!”があちこちに。
しかし何処も基本的にアルファベットである。
文字は変わらない。
なんで統一してくれないのさ・・・と日本人の僕は思う。
旅の軌跡を言語で表すならば・・・
日本語 → イタリア語(イタリア) → フランス語(フランス) → スペイン語(スペイン) → ポルトガル語(ポルトガル) → スペイン語(スペイン) → フランス語(フランス) → 英語(イングランド) → フランス語(ベルギー) → オランダ語(オランダ) → ドイツ語(ドイツ) → フランス語(スイス) → ドイツ語(ドイツ) → ドイツ語(オーストリア) → ハンガリー語(ハンガリー) → ドイツ語(オーストリア) → チェコ語(チェコ) → ドイツ語(ドイツ) → 英語(マルタ) → イタリア語(イタリア) → ドイツ語(イタリア) → 日本語
日々、こんなにも言葉が変わっていた。
例えばベルギーに行った頃は疲れており、何となく歩いていたが、通貨は何?言葉は何?と思った。
すると「メッスィ」などと聞こえる。
オランダ語とフランス語が混じってる地域らしいが、僕がこの時点でオランダ語を全く知らなかったせいかフランス語しか耳に入らないので
「ああ・・・ベルギーってフランス語なのね」と思う。
初めて他所の国の言葉を話している国だった。
しかしすぐ後オランダに行くとオランダ語を話している。
同じようなサイズ感の国なのに何故?と思う。
スイスはまたフランス語だしオーストリアはドイツ語である。
じゃあハンガリーは?と思うとハンガリー語だという。
チェコもチェコ語。
・・・ただ地図を見て移動してる自分には理解不能である。
旅の最中、言葉については本当に考えていた。
なぜ?の連続だったから。
会話帳を必死に暗記してそれぞれの国の簡単な言葉を覚えた。
本当に独りぼっちでいることが多く、英語もたいして喋れない、会話の相手も居ない。
そんな条件は現地の言葉に馴染むにはとても良い環境だった。
日本語を使う場面なんて無かったし、会話の相手も居ないから隣近所の現地人の会話を聞いて「あーこんな風に言うのか・・・」などと考えた。
イタリア語は最初だったせいか、とにかくパニックの様に必死だったせいか結構入ってきた。
フランス語には独特なニュアンスがある。
スペイン語はまたイタリア語と結構雰囲気や発音が似ている。
スペイン語とポルトガル語は更に似ている。
勝手な想像だが、関東弁と関西弁くらいの差じゃないのかしら?
同じアルファベットで表現するのに何故こんなに変えているのだ?
時にはもう無理やりねじってません?ちょっと苦しいですよ?って言いたくなる。
ペルファボーレ(イタリア語でお願いします) ー ポルファボール(スペイン語でお願いします)
ダンケシェン(ドイツ語でありがとう) ー ダンキュウェル(オランダ語でありがとう)
ボンジュール(フランス語でこんにちは) ー ボンジョルノ(イタリア語でこんにちは)
などなど挙げたらキリが無いけど。
スペイン語とポルトガル語は挨拶レベルは殆ど同じなのでスペインからフランスに戻った時。
数週間ぶりのフランス語圏、かなり脳みそはパニックだった。
この挨拶はイタリア語?フランス語?スペイン語?ポルトガル語?なんだっけ???としょっちゅうなっていた。
えーい、なんで君たち同じような顔してるくせに全然違う言葉を使うのさ!
もう統一しなさいよ!と日本人は思う。
きっと欧米人も日本、中国、韓国にたいして同じ気持を抱くのであろう。
・・・つづく
当たり前だけど陸続きなので電車で移動出来る。
国境があるが別に入国審査や関所があるわけじゃない、国が変わることを意識するような要素は無い。
初めて電車で国境を越えたのはミラノ(イタリア)からニース(フランス)へと行った時。
かなりドキドキしていたが想像より結構簡単に辿り着けた。
鉄道会社が変わり車両の感じも慣れ親しんだイタリアの鉄道からはガラッと変わったけど。
それは日本でJRから私鉄に乗り換えるくらいの感じだった。
イタリアやフランスには改札が無い分もう少しハードルは低く感じた。
しかし日本では考えられない、日本人にとって実に奇妙な事。
それは一個前の駅と次の駅で言語が変わってしまっているということ。
ついさっきまでイタリア語だったのに今はフランス語。
多少雰囲気くらいは掴んでいたイタリア語だったが、見える世界が全部フランス語になってしまいすっかり五里霧中な状態。
言語が変わるって相当凄いことだ、しかしそれが頻繁にある。
フランスからスペインに行った時またもや同じ気持を味わう。
フランス語特有の字面からまた違った雰囲気のスペイン語の世界になってしまう。
逆さになった”?”や”!”があちこちに。
しかし何処も基本的にアルファベットである。
文字は変わらない。
なんで統一してくれないのさ・・・と日本人の僕は思う。
旅の軌跡を言語で表すならば・・・
日本語 → イタリア語(イタリア) → フランス語(フランス) → スペイン語(スペイン) → ポルトガル語(ポルトガル) → スペイン語(スペイン) → フランス語(フランス) → 英語(イングランド) → フランス語(ベルギー) → オランダ語(オランダ) → ドイツ語(ドイツ) → フランス語(スイス) → ドイツ語(ドイツ) → ドイツ語(オーストリア) → ハンガリー語(ハンガリー) → ドイツ語(オーストリア) → チェコ語(チェコ) → ドイツ語(ドイツ) → 英語(マルタ) → イタリア語(イタリア) → ドイツ語(イタリア) → 日本語
日々、こんなにも言葉が変わっていた。
例えばベルギーに行った頃は疲れており、何となく歩いていたが、通貨は何?言葉は何?と思った。
すると「メッスィ」などと聞こえる。
オランダ語とフランス語が混じってる地域らしいが、僕がこの時点でオランダ語を全く知らなかったせいかフランス語しか耳に入らないので
「ああ・・・ベルギーってフランス語なのね」と思う。
初めて他所の国の言葉を話している国だった。
しかしすぐ後オランダに行くとオランダ語を話している。
同じようなサイズ感の国なのに何故?と思う。
スイスはまたフランス語だしオーストリアはドイツ語である。
じゃあハンガリーは?と思うとハンガリー語だという。
チェコもチェコ語。
・・・ただ地図を見て移動してる自分には理解不能である。
旅の最中、言葉については本当に考えていた。
なぜ?の連続だったから。
会話帳を必死に暗記してそれぞれの国の簡単な言葉を覚えた。
本当に独りぼっちでいることが多く、英語もたいして喋れない、会話の相手も居ない。
そんな条件は現地の言葉に馴染むにはとても良い環境だった。
日本語を使う場面なんて無かったし、会話の相手も居ないから隣近所の現地人の会話を聞いて「あーこんな風に言うのか・・・」などと考えた。
イタリア語は最初だったせいか、とにかくパニックの様に必死だったせいか結構入ってきた。
フランス語には独特なニュアンスがある。
スペイン語はまたイタリア語と結構雰囲気や発音が似ている。
スペイン語とポルトガル語は更に似ている。
勝手な想像だが、関東弁と関西弁くらいの差じゃないのかしら?
同じアルファベットで表現するのに何故こんなに変えているのだ?
時にはもう無理やりねじってません?ちょっと苦しいですよ?って言いたくなる。
ペルファボーレ(イタリア語でお願いします) ー ポルファボール(スペイン語でお願いします)
ダンケシェン(ドイツ語でありがとう) ー ダンキュウェル(オランダ語でありがとう)
ボンジュール(フランス語でこんにちは) ー ボンジョルノ(イタリア語でこんにちは)
などなど挙げたらキリが無いけど。
スペイン語とポルトガル語は挨拶レベルは殆ど同じなのでスペインからフランスに戻った時。
数週間ぶりのフランス語圏、かなり脳みそはパニックだった。
この挨拶はイタリア語?フランス語?スペイン語?ポルトガル語?なんだっけ???としょっちゅうなっていた。
えーい、なんで君たち同じような顔してるくせに全然違う言葉を使うのさ!
もう統一しなさいよ!と日本人は思う。
きっと欧米人も日本、中国、韓国にたいして同じ気持を抱くのであろう。
・・・つづく