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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

白夜行

2010年09月11日 | 
白夜行を読んだ。

東野圭吾の本を定期的にちょこちょこと読むのだが、手元にありながらその分厚さにイマイチ気が進まなかった白夜行を遂に読んだ。

なかなかの衝撃でかなり面白かったです。

流石東野圭吾だけあって読み易くすらすらとあっという間に読み終わってしまいました。

なんというジャンルに属するのかよくわからないお話でした。
20年に及ぶ唐沢雪穂と桐原亮司という二人の男女をとりまくダークなお話。

しかし二人は一見無関係でその心情も描かれない。
その二人を取り巻く人達によってその二人の人物像が描かれる。

ひたすら謎に満ちている二人。

話がすぐに飛んでしまい、謎はどんどん積まれていく一方で全然解決しない。
こんな分厚い本のラストの方まで来てるのに全然謎が明かされずドキドキしました。

結局読者の心の中での整理もつけないと完結しないような、なんとも言えない絶妙な手法で物語が綴られていました。

物語の中の唐沢雪穂はかなり僕の好みですね。
文章だけでも大分好きになってしまいました。

かつてやってたドラマは観ていないのですが来年公開の映画は是非観てみたいです。
高良健吾と堀北真希ですからね。
堀北真希ってのは少々イメージとかけ離れている気がしますが・・・。

とても素晴らしいお話でした。

10点。



白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
集英社

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