メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

M-1グランプリ 2008

2008年12月22日 | お笑い
お笑いバカの私にとって最大のイベントM-1。

やはりR-1やキングオブコントもこの大会の権威には敵わないと思います。

今年のM-1も勝手に審査です。


1、ダイアン
比較的好きなコンビです。
初めて見るサンタクロースのネタ。
予想を裏切るボケも多く構成も上手くいいネタだと思いました。
声を出して笑えました。
サンタクロースは知らないがトナカイの生態には詳しい。
「うん、引けるでしょう」
はかなりおもろかったです。
最後の
「何?怖い話」
ととぼけた顔も最高でした。
90点


2、笑い飯
常連だけあってボケを交代させないというひねりを加えてきました。
片方鼻が詰まってる闘牛の真似とか馬鹿馬鹿しくて好きです。
しかし期待は大きいですが、そろそろ飽きられ気味な気がします。
僕の中でも新鮮さが無く後半の車の追突のネタの時、いつも通りテンポは凄かったですが、これといって響くセンスのボケがひとつもありませんでした。
僕の嫌いな面白い事言ってないのにテンポでごまかすスピード漫才に近づいてきてしまった気がします。
好きですけど少し残念でした。
89点


3、モンスターエンジン
いつも神々コントばかりやってるので漫才は初めて見ました。
俳優になりたい、エイリアンと絡むというネタ。
手法、ボケ、どれをとっても普通だったと思います。
下手では無いけれどこれといった武器も無い。
何か面白い空気感を出せれば良いけどそれも無く普通という印象でした。
85点


4、ナイツ
今年僕のハートを掴んでいたコンビです。
漫才の手法、テンポ、センス、オーラ、どれをとっても一級品と思ってます。
宮崎駿をヤホーで調べるってネタです。
メガネにはまり、城でテンションが下がるってのはめっちゃ笑えます。
ボケの塙のトーン、ツッコミの土屋の上手さが光ってました。
ただいつもよりトーンが高く、テンポも速く感じました。
とても笑いましたが、もっと面白くなれると思います。
松本人志が言うように確実にもっと見たいと思える漫才です。
93点


5、U事工事
いつも通りの栃木弁での栃木ネタ漫才です。
何か癒される栃木弁で茨城や群馬をけなすいつものパターン。
何度も見たネタですがまだまだ笑えました。
しかし栃木弁で栃木ネタという一本の武器では少々厳しいと思います。
ナイツと違いもう一本は見なくていいやとなってしまいがちな漫才だと思います。
87点


6、ザ・パンチ
レッドカーペットで御馴染みのザ・パンチ。
ネタもいつも通りのネタです。
かなり低い評価をされていました。
確かに1分が限界な気がします。
4分だとあーなってしまいそうです。
お笑い好きな人には正直そろそろ飽きられ始めている気もします。
でもそこまで悪い評価されるネタじゃなかった気もします。
84点


7、NON STYLE
僕の中ではかなりキングコングとかぶってます。
漫才は非常に上手いですが面白い事は決して言わないという印象です。
いわゆるスピードとテンポでごまかす漫才ですかね。
しかし今回はM-1決勝だけあってさすがのネタという感じでした。
面白くは無かったですが、上手さと、構成の出来のよさ、客を波から落とさない技術には関心しました。
米みたいになるってのはどっちが先かわかりませんがアームストロングが散々やってるボケとまったく一緒でちょっとさめました。
88点


8、キングコング
常連組みの御馴染みキングコングです。
本当に上手で安心して見れますが、スピードとテンポのみの僕の最も苦手な漫才です。
今回もこれといって変わりは無くいつものキングコングでした。
とても上手でさすがと思いましたが、まったく笑えませんでした。
カウスさんの言ったとおり頭でやってる漫才という感じです。
一生懸命練習して、その通りにやってるのは伝わりました。
力技で無理やりスピード感でお客さんを乗せる手法ですが、今回はNON STYLEの次だったので、構成力で負け完全にすべってしまった感じでした。
僕には去年とまったく出来の差は無かった、いやむしろ去年よりは良く出来ていたと思いましたが、点数が低かったって事は去年の高得点はミスジャッジだったと今年納得させてもらいました。
75点


9、オードリー
こちらもぐるナイ、レッドカーペット等で今年散々拝見したコンビです。
個人的には結構好きです。
不動産ネタですが、何においても春日のキャラを活かしたズレ漫才というスタイル。
キャラに目が行きがちですが技術も非常に高いし笑えます。
「おい、プレハブ野郎」って笑えます。
雨にハマってダムにはまらないってのも面白かったです。
なんにおいてもかなり良い出来で今までのオードリーで一番笑えました。
噛んでも笑いに変えられる上手さはかなり安心して見れる空気を提供してくれます。
94点。


今年はレッドカーペット系のショートネタ番組の台頭により非常に多くのお笑いが世に出たので、もう無名のコンビが出てくる事はなくなりました。
いかに飽きられず、いつもより大きな舞台でいつもより面白い事が出来るか?の勝負だった気がします。

僕の評価だと最終決戦は
ダイアン、ナイツ、オードリーとなりました。



最終決戦
1、ナイツ
御馴染みのSMAPネタで下ネタもなかなかのものでした。
めっちゃ笑いました。
しかし一本目同様テンポが少し速かった気がしました。
面白さも微妙に落ちてしまった気がしました。
90点


2、NON STYLE
珍しく吉本唯一の最終決戦出場者。
一本目よりさらに上手い構成でテンポも出来も素晴らしかったと思います。
僕の中で笑いこそ無かったですが、いかにもM-1ウケ、関西ウケしそうな漫才だったとおもいました。
90点


3、オードリー
僕の好きな選挙演説ネタでした。
ここに関してはいつも通り笑えましたが、一本目の方が出来が良かったため、少し印象が悪くなった気がします。
でもこれをきっかけに来年もっとブレイクしていくと思いました。
何かレギュラー番組してる、若林が司会してる画が浮かびます。
93点


僕の中ではこれぞというチャンピオンが居ませんでした。
戦前はナイツを応援してましたが、もっと面白いナイツを知っているのでチャンピオンでは無かったです。
オードリーは非常に惜しかったですが、僕の採点ではチャンピオンでしたが、歴代チャンピオンと見比べた時ちょっと微妙です。
そうすると消去法でNON STYLEになってしまうのも仕方がない大会だったと思います。
去年のサンドウィッチマンのような絶対的チャンピオンは不在の大会だったという印象でした。

でもこういった賞レースに結果よく勝つNON STYLEは勝負強いコンビだと思いました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。