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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

アイアムアヒーロー

2016年05月13日 | 映画
アイアムアヒーロー
を観ました。


漫画家アシスタントをしている英雄。
ある日突然、日常は崩壊してウィルスに感染したZQNたちが人々を襲い始め、瞬く間に日本はパニック状態に。
逃げる最中に出会った女子高生比呂美、藪と共に必死にサバイバルする英雄。


佐藤信介監督です。
この手の作品には最適な監督さんのイメージはあります。

最近は忙しいので原作を知らない映画を見ることが多いですが、コレは久々に原作を持っている映画です。
昔はかなりの漫画っ子で沢山本を買ってましたが今買ってるのは僅か、その中の一つです。

そんなわけでちょっと厳しい目で観てみましたが。
やはりそこそこって感じでした。
結構頑張っていたとは思いますが原作を知っている弊害ですね。

原作がかなり画力と表現力が強いのでそれに比べると実写にしたのに劣っていました。
普通は全く逆になるはずですが、この漫画に関しては原作の表現力が強すぎますね。

なので冒頭の冴えないリアルな日常の描き方が弱く、そこにZQNが現れ徐々に日常が崩壊しているコントラストがイマイチ表現しきれていなかった様に思います。

もっともっとギャップが欲しいのですがね、あー・・・俺だったらこうやって撮ったけどなーって気持ちには何度もなってしまいました。
そんな題材ですね。

実写ならではのパニック感を創りだそうとワンカット風にシームレスに移動カメラでどんどん衝撃的な場面に出会っていくという手法で撮っていて、かなりの情報量をそのシーンに詰め込んでいました。
そこはなかなか頑張ったシーンだったとは思いますが、やはりもっとショッキングさが欲しかったですね。

ちょっとエンターテイメント性に走り過ぎてハイテンポにしたためにひとつひとつの描写に重みが無く軽い仕上がりになっていました。
なので怖さはあまり無かったですね。

ただアクションシーン、ZQNとの格闘シーンなどはかなりの緊張感とドキドキ感はありました。

全体的にアングルだったり絵力はなかなかだったと思います。

大泉洋のなりきりはなかなかで、かなり素晴らしかったです。
こんななりきるとはかなり意外な高評価でした。
クライマックスのシーンはかなりカッコ良かったです。
カメラアングルの撮り方見事でした。

有村架純、長澤まさみという自分の大好きな女優さん二人が共演していたのでそこはかなりのめり込めました。

もし原作を読んでいない人が観るにはこれくらいがちょうど良いのかもしれないですね。
普通に続編に続きそうな感じの終わりにも思いました。

多分コレも続編行くでしょう。


そんなわけで6点です。
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