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コンフィデンシャル/共助

2018年02月12日 | 映画
コンフィデンシャル/共助
を観ました。


北朝鮮の刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は極秘任務を遂行中、上官チャ・ギソン(キム・ジュヒョク)の裏切りにより仲間と妻を殺されてしまう。
ギソン率いる組織は世界を揺るがす機密を盗み、韓国へと逃亡。それを秘密裏に取り返さなくてはならない北朝鮮はチョルリョンをソウルに派遣する。
国際犯罪者の逮捕要請を受けた韓国側は庶民派熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)を任務にあたらせ、歴史上初の“南北共助捜査”を契約する。
しかし、韓国は北朝鮮の真の思惑を探るべく捜査を偽装してジンテにチョルリョンの密着監視を命じていた。
かくして出会うはずのなかった刑事コンビはそれぞれの思惑を持ちつつ凶悪な犯罪組織との戦いに身を投じていく―。


おそらく初めてのキム・ソンフン監督作品です。
ノーマークな映画ですが、基本、日本に入ってくる韓国映画は上質なものが多いと思っています。

日本映画、ハリウッド映画は面白いつまらないなどは関係なく何でもかんでも上映されますが、
アジア映画、ヨーロッパ映画などはしっかりとした実績を作った映画しか来ない印象があります。
もちろんそれくらいのマーケットなので当然とは思いますが。
その点で打率は非常に高いですね。

今作は思ったより韓国映画品質の重厚な演出では無く、珍しくライトな軽い演出のアクション映画でした。
主人公の一人がコメディテイストなので結構コメディ挟んできますが、笑えなかったり笑えたりな感じです。
それでも内容は南北朝鮮のいざこざを扱っていて、なかなかスリリングなセリフのやり取りもあって見応えはありました。

典型的なバディ・ムービーであり、コレは韓国映画でしか実現できない設定だと思うのでその点の特色は最大限に活かしていますね。
イケメンで強くてクールでパーフェクトな北朝鮮の刑事と不細工で間抜けな韓国の刑事のコントラスト。
南北朝鮮の人間の友情や愛情描写という点では、かつて大ヒットしたシュリやJSAなどの系譜という感じはありました。
でもそういう重厚さが無くなってハリウッドっぽいアクションテイストに仕上げてるのはちょっと時代なのでしょうか。

最近、北朝鮮が韓国に訪朝要請したのがあまりにタイムリーに思える内容でした。
冒頭、良くわからないが、北朝鮮内で内紛が起きて偽札工場で過激な戦闘が起きて亡命してしまう憎むべき相手。
北朝鮮の刑事が主役で、亡命した偽札男が悪役という日本人には悩ましい設定でした。
北朝鮮に忠誠を誓っている人間が正義な扱いです。
主人公の一人が北朝鮮への悪口はバンバン言いますが、その辺で忖度してバランス取っているのかな?とは思いました。

騙し合いやら格闘でも北朝鮮の方が優れているってのも何か安全な設定に思えました。
逆の設定にして、北朝鮮の目に触れたら大変な気はしますからね。

アクションは何かの焼きまわし感があり、オリジナリティは薄めですがクオリティは悪くなかったです。
カーアクションも多かったですが、ふとワイルドスピードを思わせる感じのテイストでした。

この映画の大きな見どころはヒョンビンのカッコよさでしょう。
初めて観た気がしますが、男の自分が見てもコレは観ていてうっとりするようなカッコよさでした。
スタイルも顔もパーフェクトでアクションのクオリティも最高でした。
コレは世界的なスターになるべき、アジアのスターと思いました。

相棒役のユ・ヘジンは不細工でコミカルでわかりやすかったです。
韓国では名バイプレーヤーなポジションみたいですが、正直もう少しスター性のある人でも成立したとは思いました。

そんなこんなよりも少女時代のユナが出ていたのですが、メチャクチャ可愛かったです。
もう自分の好みを具現化したかの様な完璧なルックスでした。
ちょっとチャラくて北朝鮮の男を目をハートにして「カッコいい!カッコいい!」言う役で。
結局見た目の可愛い女の子の可愛さを引き立たせるのってこういうコミカルな役ですね。
今更ながら急に少女時代ファンになろうと思いました。

ヒョンビンのカッコよさとユナの可愛さだけでも十分見応えありました。
ローセンス系な映画ですが、力技で面白くさせてる感じは流石の韓国映画ですね。


そんなわけで6点。

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