メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ヴィヨンの妻を観て思う

2009年10月20日 | なんとなく書いてます
ヴィヨンの妻を見て太宰治の事を考える。

僕は昔から太宰治が好きでした。

知るとイライラさせられる事も多いですが、やはり繊細でハイセンスな文章を書いたと思います。

高校生の頃マーシーの歌詞に出て来たのをきっかけに読むようになりました。

「人は嘘をつく時には
 必ず真面目な顔をするの

 そんな太宰治の様な事を
 ボニーは真面目な顔で言う」
(”こんなもんじゃない”)

まー当時病み始めていた自分には深く突き刺さるような文章が多かったなぁ。

その後歳を取るにつれて太宰治の事をあまり考えなくなっていたが、
図らずも、酒を飲むようになり、女にだらしなくなり、ひたすら自己嫌悪に陥り、あまり飯も食わず、あまり眠りもしない人間になりました。

しかしながら大抵の人は太宰治的要素を少なからず抱えていると思います。
誰でも共感してしまうような人間の弱い部分をひたすらえぐっているから。

死ぬのも怖いし、生きるのも怖いのです。

僕もいつか自殺してしまうのだろうか?

しかしながら僕には選択肢がまだまだ残されているので、もう少し色々と世界を見てみようと考えております。

因みに「どんな本が好き?」
と言う質問に「太宰治」と答える奴は嫌いです。

何か狙ってる感がプンプンします。

なので僕は他の作家の本も頑張って読むのです。

阿部公房が大好きです。
東野圭吾が大好きです。
あと他にも色々好きです。
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