記者たち~衝撃と畏怖の真実~
を観ました。
2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由に、イラク侵攻に踏み切ろうとしていた。
新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)、そして元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に取材を指示、しかし破壊兵器の証拠は見つからず、やがて政府の捏造、情報操作である事を突き止めた。
真実を伝えるために批判記事を世に送り出していく4人だが、NYタイムズ、ワシントン・ポストなどの大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダーはかつてないほど愛国心が高まった世間の潮流の中で孤立していく。
それでも記者たちは大儀なき戦争を止めようと、米兵、イラク市民、家族や恋人の命を危険にさらす政府の嘘を暴こうと奮闘する…
ロブ・ライナー監督作品です。
そして本人も編集長役で出ています。
スタンド・バイ・ミーで知られる巨匠の作品なので流石の品質です。
ただ、そもそも扱っている素材と演出が良くも悪くもアメリカンで個人的には期待とは違いました。
このテーマを扱うならばもっと重厚にそしてもっとディープに決定的な話があるのかと思いきや、
内容やら真相やらは当時の日本のワイドショー等でやっていたものと変わらないです。
冒頭からわかりやすくわざとらしいハリウッド映画っぽい演出で始まり数字の話をキーにしてきます。
負傷兵がいろんな数字を語る冒頭、その冒頭でラストが容易に想像できたのですが、なんとその予想通りのラストでちょっとひねりが無さすぎました。
アメリカ国内ではどういう熱量だったのかは具体的にわかりませんが、大手新聞がこぞってブッシュを支持する中、小さな新聞社だけがイラクに大量破壊兵器が無いと言っていたという物語の柱です。
日本国内では大量破壊兵器は無い、アメリカの陰謀と散々当時の与党が叩かれていましたからね。
逆にこの真実をアメリカ人が目を背けていたとしたらそれが単に愚かなだけでこの記者たちが勇敢とも賢いとも思えませんでした。
自分が衝撃を受けるような真実は・・・ゼロ って感じです。
対して世界情勢に詳しくない自分レベルでこんな印象なので、普通にニュースを見てる人などはもっと萎えるかも知れません。
当たり前のわかりきった内容を必死にやり取りしてる感じです。
細かい場面場面が非常にわかりやすくベタなフリとそれの解って感じでちょっとピンとくるシーンも少なかったです。
コメディ要素がまあまああるのですがそれも同様に笑えるようなものはありませんでした。
ただもちろん品質は高いので映画らしい映画としては見れます。
適度な娯楽性とわかりやすい起承転結。
ウィットに富んだアメリカンなやり取り。
さんざんこすられてきた9.11系映画なのでこの切り口の映画も必要でしょう。
我々が知っている、当時見ていた情報のリソースはこの記者たちだったのかも知れませんし。
伝説の記者のコネクションやら主人公たちの必死の裏取りやら。
主人公の記者はウディ・ハレルソンでした。
最近すっかり売れっ子でいろんなジャンルの話題の作品に出まくりですね。
顔面を含め非常に存在感ありますし、演技力もあるし、彼を使っておけばある程度の品質が保証されますね。
ジェームズ・マースデンがその相棒でダブル主演と言ってもいいくらいの役どころでした。
ウディ・ハレルソン同様いろんなジャンルのいろんな役をやっていて演技は上手で存在感もあっていいです。
ウディ・ハレルソンかジェームズ・マースデンのどちらかでも良いようなキャスティングを二人キャスティングしてるのが特徴的に思いました。
伝説の記者役をトミー・リー・ジョーンズがやっていますがこちらも流石の存在感です。
なかなかおじいさんになってきましたが、まだまだ良い味出しています。
主人公の妻役をミラ・ジョボビッチがやっていました。
なんか贅沢な使い方に思えましたが逆にそれが斬新で良かったです。
変わらず色っぽくていいです。
相棒の恋人役のジェシカ・ビールも美人で良かったです。
編集長役を監督のロブ・ライナー自身が演じていましたがここもかなりいい演技でした。
存在感もありウィットに富んだコメディもあり。
なかなか豪華キャストですが、今作で一番いい演技をして気がしました。
期待とは違うテイストの映画でしたが品質が良かったのそれなりに見れました。
そんなわけで5点。
を観ました。
2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「大量破壊兵器保持」を理由に、イラク侵攻に踏み切ろうとしていた。
新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)、そして元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に取材を指示、しかし破壊兵器の証拠は見つからず、やがて政府の捏造、情報操作である事を突き止めた。
真実を伝えるために批判記事を世に送り出していく4人だが、NYタイムズ、ワシントン・ポストなどの大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダーはかつてないほど愛国心が高まった世間の潮流の中で孤立していく。
それでも記者たちは大儀なき戦争を止めようと、米兵、イラク市民、家族や恋人の命を危険にさらす政府の嘘を暴こうと奮闘する…
ロブ・ライナー監督作品です。
そして本人も編集長役で出ています。
スタンド・バイ・ミーで知られる巨匠の作品なので流石の品質です。
ただ、そもそも扱っている素材と演出が良くも悪くもアメリカンで個人的には期待とは違いました。
このテーマを扱うならばもっと重厚にそしてもっとディープに決定的な話があるのかと思いきや、
内容やら真相やらは当時の日本のワイドショー等でやっていたものと変わらないです。
冒頭からわかりやすくわざとらしいハリウッド映画っぽい演出で始まり数字の話をキーにしてきます。
負傷兵がいろんな数字を語る冒頭、その冒頭でラストが容易に想像できたのですが、なんとその予想通りのラストでちょっとひねりが無さすぎました。
アメリカ国内ではどういう熱量だったのかは具体的にわかりませんが、大手新聞がこぞってブッシュを支持する中、小さな新聞社だけがイラクに大量破壊兵器が無いと言っていたという物語の柱です。
日本国内では大量破壊兵器は無い、アメリカの陰謀と散々当時の与党が叩かれていましたからね。
逆にこの真実をアメリカ人が目を背けていたとしたらそれが単に愚かなだけでこの記者たちが勇敢とも賢いとも思えませんでした。
自分が衝撃を受けるような真実は・・・ゼロ って感じです。
対して世界情勢に詳しくない自分レベルでこんな印象なので、普通にニュースを見てる人などはもっと萎えるかも知れません。
当たり前のわかりきった内容を必死にやり取りしてる感じです。
細かい場面場面が非常にわかりやすくベタなフリとそれの解って感じでちょっとピンとくるシーンも少なかったです。
コメディ要素がまあまああるのですがそれも同様に笑えるようなものはありませんでした。
ただもちろん品質は高いので映画らしい映画としては見れます。
適度な娯楽性とわかりやすい起承転結。
ウィットに富んだアメリカンなやり取り。
さんざんこすられてきた9.11系映画なのでこの切り口の映画も必要でしょう。
我々が知っている、当時見ていた情報のリソースはこの記者たちだったのかも知れませんし。
伝説の記者のコネクションやら主人公たちの必死の裏取りやら。
主人公の記者はウディ・ハレルソンでした。
最近すっかり売れっ子でいろんなジャンルの話題の作品に出まくりですね。
顔面を含め非常に存在感ありますし、演技力もあるし、彼を使っておけばある程度の品質が保証されますね。
ジェームズ・マースデンがその相棒でダブル主演と言ってもいいくらいの役どころでした。
ウディ・ハレルソン同様いろんなジャンルのいろんな役をやっていて演技は上手で存在感もあっていいです。
ウディ・ハレルソンかジェームズ・マースデンのどちらかでも良いようなキャスティングを二人キャスティングしてるのが特徴的に思いました。
伝説の記者役をトミー・リー・ジョーンズがやっていますがこちらも流石の存在感です。
なかなかおじいさんになってきましたが、まだまだ良い味出しています。
主人公の妻役をミラ・ジョボビッチがやっていました。
なんか贅沢な使い方に思えましたが逆にそれが斬新で良かったです。
変わらず色っぽくていいです。
相棒の恋人役のジェシカ・ビールも美人で良かったです。
編集長役を監督のロブ・ライナー自身が演じていましたがここもかなりいい演技でした。
存在感もありウィットに富んだコメディもあり。
なかなか豪華キャストですが、今作で一番いい演技をして気がしました。
期待とは違うテイストの映画でしたが品質が良かったのそれなりに見れました。
そんなわけで5点。