メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

10万分の1

2020年11月27日 | 映画
10万分の1
を観ました。


いつも、桐谷蓮(白濱亜嵐)の姿を目で追いかけている。今日も、そんな自分に気づく桜木莉乃(平祐奈)。
同じ高校で同じクラス、でも莉乃にとって学校一人気者の蓮は憧れの存在、その姿を見ているだけで十分だった。
ある日の放課後、莉乃の気持ちを知っている親友の橘千紘(優希美青)が、彼氏で蓮の親友でもある比名瀬祥(白洲迅)とのデートを口実に、莉乃と蓮が2人で帰れるように仕向けてくれる。
翌日、前の席の蓮から莉乃に渡されたプリントに、「昼休み、二人で話したい」という付箋が。
「これって、告白?」と舞い上がる莉乃だったが、屋上で待っていた蓮からは、昨日、電車の中で落とした手帳を差し出される。
それは、ムカつくと一句詠むという、莉乃の秘密のノートだった。
「ありがと」と何とか笑顔で受け取って走り去り、プールサイドで激しく落ちこんでいる莉乃のもとに、意外にも蓮がやって来る。
「好きだよ」と突然告白され、動揺する莉乃。
自分に自信がなく、「そんなわけない」と信じない莉乃に、蓮は「とにかく全部好きなんだ。
自分でも、変な子好きになったと思うけど」と屈託なく笑うのだった。
その日から、初めての両想いの日々が始まる。
見つめ合い、微笑み合い、なんでもない言葉を交わすだけで幸せだった。
両親を事故で亡くした莉乃は、たった一人の家族である祖父の春夫(奥田瑛二)にも蓮を紹介する。
そんな中、心配ごとが持ち上がる。
莉乃の足が時々、動かなくなってしまうのだ。
病院で検査を受けるが、医師から「ALSの可能性がある」と告げられる。
「10万人に1人の確率でかかる難病」だと知った莉乃は、蓮に迷惑をかけないために別れようと決意する。
だが、蓮は「見くびらないでよ。オレは後悔しない。
こんなに大切な人に出会えたんだから」と力強く宣言するのだった。


三木康一郎監督です。
映画・ドラマを沢山見てきましたが今の所あまり高評価した作品は少ないですね。

今回もスルーしようか迷いましたが好みの平祐奈が主演なので観に行きました。

剣道部の男子とマネージャーの女子との恋愛。
モテモテの男子に気に入られて他の女子のやっかみを受け嫌がらせされる主人公。
付き合いだして上手く生き始めたと思ったら難病発症。
病気の彼女とそれを支える彼氏という構図。
青春純愛モノとしては王道中の王道なフォーマットに沿っていました。

彼女は事故で両親を無くしていて喫茶店を営む祖父と二人暮らしというシチュエーションは悪くなかったです。
彼氏の方のパーソナリティはあまり描かれていませんでした。

ALSという難病に真摯に向かい合うアカデミックなテイストも強かったです。
一般的にあまり知られていないこの難病への理解を深める貢献はあると思います。
病気にかかる側の生活もそうですが介護する側の実情を知れる要素もありました。
自分は知らない病気だったので勉強になることもありました。

演出はただただ王道的で映像の質感も王道的なので印象には残りにくい気がしますが。

主演は大好きな平祐奈でした。
ルックスも声も雰囲気も全部可愛いですが、それを改めて痛感しました。
病気の演技もなかなか難しかったと思いますが説得力あって素晴らしかったと思います。
この子の演技の良さが作品のクオリティを上げたと思います。

白濱亜嵐が相手の彼氏役でした。
モテモテの剣道部員な設定ですがぼちぼちでした。
ちょっとポテンシャルと与えられる役の不一致を感じやすい人なので事務所の影を感じがちです。
肉体美はなかなかでLDHらしくて良いと思います。
体が動かせない恋人を支える彼氏像にはふさわしかったと思います。

主人公の友人役、4人組の一人を優希美青がやってました。
この子はバイプレイヤー的にあちこちで良い仕事してるイメージですが今回もインパクトありました。
ルックスも良くて演技も上手くて今後も良いポジションで活躍しそうなイメージです。

同じく4人組の一人で優希美青の恋人役を白洲迅が演じていました。
連ドラの主役や脇役から様々な活躍してるのでそろそろ贅沢なキャストって印象です。
ハイセンスな約からこういうベタな作品でもしっかりこなせて有望だと思います。
何よりルックスはかなり良いですね。

主人公の祖父を奥田瑛二がやってました。
この手の作品で観るのは斬新ですがその分インパクトはありました。
渋くて作品が一気に引き締まる感じがあったので良いキャスティングだったと思います。

同じライブハウスで活動してて多少繋がりがある眉村ちあきの活動はいつも注目してますが。
今作では挿入歌をやってていい曲でした。

かなりベタでゆくゆく忘れてしまいそうな映画ですが妥当な面白さでした。


そんなわけで5点。
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