メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

STAND BY ME ドラえもん 2

2020年11月23日 | 映画
STAND BY ME ドラえもん 2
を観ました。


ある日のび太は、古いくまのぬいぐるみを見つける。
それは、優しかったおばあちゃんとの思い出の品だった。
「おばあちゃんに会いたい!」ドラえもんの反対を押し切り、タイムマシンで過去へ向かうのび太。
おばあちゃんは突然やってきた少年を、のび太と信じ、受け入れてくれる。
そして、「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」おばあちゃんのこの一言から、ドラえもんとのび太の大冒険が始まる。
おばあちゃんに未来の結婚式を見せようとするのび太たちだったが、しずかとの結婚式当日、新郎ののび太が逃げた!?
のび太を探すジャイアンとスネ夫。
信じて待ち続けるしずか。
おばあちゃんの願いを叶えるために、家族、友だち、そして、大好きなしずかちゃんの想いに応こたえるために、時をかけるのび太とドラえもん。
過去、現在、未来をつなぐ、 涙と絆の物語をお贈りします。


山崎貴、八木竜一監督です。
前作がかなりヒットして同じスタッフ、キャストでの続編ですね。

3DCG映画、特に日本の有名素材を3DCG化するならば山崎貴監督ってくらい独占市場な印象です。
実写もアニメも同じようなバランスでやる非常に珍しい監督ですね。
実写は高評価の作品が多いですが正直、アニメは高評価したものは少ない印象です。
それでも3DCGで観てみたいって思える素材をそれなりの説得力で見事に作りあげますね。
STAND BY MEドラえもんがその代表ですね。

30年以上前に読んでいた我々世代でも名作と名高い、ドラえもんの泣けるエピソードとしてあまりに有名なおばあちゃん話がベース。
前作もそうですがかなり見事に3Dに仕上げています。
特にアニメ版より原作マンガの表現を3Dにしているテイストが強いですね。

大半はもちろんオリジナリティ満載な最先端CGで。
冒頭の未来都市のシーンからいい感じで心を掴まれました。

ストーリーは短い尺でタイムリープでのパズル的な構造で。
最初からちょいちょいわかりやすい伏線があって上手く後半の展開とパズルのように合わさります。
序盤がそもそも不自然なので想像はしやすいのですが。
劇場はかなりちびっこが沢山きていたので、そんな子供には気持ちが良さそうな作りです。

そもそもこんなにタイムマシンを多用していて時間のパズル的な事象に本人たちが全く気付けないとか。
親殺しのパラドックス的なことの中途半端な利用とか。
ツッコミどころに一切向き合わないのは一つの方法論でしょう。
子供向けだから許されるものだとは思いますが。

のび太としずかちゃんの結婚式を柱にタイムトラベルしながらのドタバタ劇。
おばあちゃんとのやり取りが一番のサビで泣きどころは多いです。
自分は前作もあまり感動はしなかったのですが、おばあちゃんとのシーンは流石にぐっと来て泣きそうでした。
自分のおばあちゃんがかなりこのおばあちゃんとキャラクターが近いのが感動を呼ぶ気がします。
お涙頂戴な演出は強いですがまんまとその演出にハマりました。

のび太としずかちゃんの結婚なんて日本人にとっては一番ハッピーなくらいの式典でしょう。
結婚って良いなって思わせるくらいのハッピー感と高揚感はありました。

前作ほどヒットしないかもですが個人的には前作より大分良かったです。
ベタを思い切りやるというのも大事な気がしました。

青年のび太の声優は前作同様妻夫木聡でした。
セリフ量はかなり多くてクオリティも高かったです。

おばあちゃんの声優は宮本信子さんでした。
大好きな女優ですがこのクオリティで泣けるくらいめちゃくちゃ良かったです。
声優ですがなんか賞レースで受賞すべきクオリティでした。

老若男女が妥当に楽しめる良い娯楽映画だと思います。


そんなわけで7点。
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