メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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真夏のオリオン

2009年06月23日 | 映画
真夏のオリオンを観た。

第二次世界大戦が舞台。

アメリカの補給船を沖縄に近づけない為に戦った潜水艦乗り達のお話。

現代、倉本いずみ(北川景子)はアメリカ軍から渡された祖父の遺品の楽譜を持ち、祖父の部下で同じ潜水艦に乗っていた最後の一人、鈴木と言う老人と会う。
そして自分が産まれる前に他界してしまった祖父の戦争時の話を聞く回想ムービーです。

イ-77潜水艦艦長倉本孝行(玉木宏)とイ-81潜水艦艦長有沢義彦(堂珍嘉邦)は親友で、倉本と有沢の妹志津子(北川景子)は恋人だった。

音楽の道を志していた志津子は倉本にお守りとして自作の曲の楽譜を渡した。
その楽譜の終わりにはイタリア語で
「真夏のオリオンよ愛する人を導け 帰り道に迷わないように」
と書かれていた。
若い頃の鈴木が倉本に頼まれそれを艦内で吹く。

そしてイ-77とイ-81はアメリカの船団と戦う。


(ネタバレ)
過去に数々の船を沈めてきた有沢と倉本。

しかしある日強敵に出会う。
先にその船に遭遇した有沢は幾つかの戦略を用いるが全て裏をかかれる。

イ-77は自分達の前を守っていた4つの潜水艦と連絡が取れなくなったと報告を受ける。
それは優秀な有沢も沈められたという事。

そして有沢を沈めた船と出会う。

同じく苦戦して船は大きく損傷する。

そして海底に沈んでいたイ-81の有沢から送られるモールス信号をキャッチする。
敵の艦長は左利きで、攻撃後取り舵一杯で旋回するとヒントを送り絶命する。

イ-77を逃がさない米軍の船はエンジンを止めたイ-77が居るであろうと思われる海域を離れない。

我慢比べが始まるがイ-77の酸素はどんどん無くなる。
当時の潜水艦は回天と呼ばれる人間を乗せて操作させて自爆させる魚雷を積んでいた。
しかしその兵器を認めていない倉本は決して回天を使おうとせず、回天内の酸素を艦内に送り込んで凌ぐ。

遂に敵が動き合わせて倉本も動く。
有沢の忠告通り取り舵で旋回する敵艦をそれより小さい半径で面舵で回り側面を取るが、魚雷はあと少しで迎撃される。

イ-77は攻撃を受け海底へ沈む。
みんな再び酸素との戦いをしながら修理を頑張る。
魚雷整備士が一人死に、倉本は初めて部下を失う。
その遺体に志津子の楽譜を持たせ海へ出し、自分達が死んだように装うが通じない。

そして最後の決戦として倉本は皆に演説をして、修理が終わったイ-77を浮上させる。
そして回天2基を潜水艦に見立て発射し、遂に敵は引っかかりそれを追い始める。
そして側面を取ったイ-77はラスト1発の魚雷を敵艦に命中させる。

しかし沈没には至らなかった。

そしてその時日本降伏のニュースが入る。

観念して外に出た倉本たちだが、敵ながらあっぱれと米軍の艦長は彼らを襲わない。

そして現代で鈴木は得意のハーモニカで志津子の曲を吹く。


(評価)
駄作な空気がプンプン出ていましたが観に行って見ました。

まー案の定でした。

戦術のやり取りで引き付けるわけでもなく、敵の人物像も全然描かれません。

沈黙の艦隊世代の僕にはかなり物足りない戦いでした。

米軍は英語の教材DVDみたいな演技でした。

どうも玉木宏君の演技は苦手です。
沢山主演している理由がわかりません。

ケミストリーの堂珍は意外に自然と演技していました。

しかしみんな眉毛を整えていて、お洒落髭はやしたり、さわやかなヘアースタイルの若者達が第二次世界大戦演じるのはどうなのでしょう?

あんなジュノンボーイみたいな人達が潜水艦で戦っていたのでしょうか?

時代背景を再現させようとするわりにー・・・でした。

脇役の吹越満や益岡徹は取って付けた様にいい演技をしてました。

お気に入りの北川景子さんもイマイチ可愛くなかったので残念でした。
それだけが唯一の楽しみだったもので。


そんなわけで3点。


まー案の定でした。










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