tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

駅ホームの立ち食いラーメン店

2015-12-07 16:40:11 | 今日の出来事
昼はあまりお腹が空いていなかった。
電車で本を読んでいた。
何を食べたい、という気持ちも湧かず(恐らく昨晩実家で食べ過ぎたのだ)
でも、何も食べないのも生活リズムが崩れて良くないだろうし
(僕は朝食をとらないから、昼食を抜くと「1日1食だけ」になってしまう)
…で、思いついたのが、郊外へ伸びる私鉄のN駅ホームにある立ち食いラーメン店。
昔電車の中から目撃していて、なんとなく気になっていたのだ。
ラーメンというのは、意外とボリュームもないので、
僕にとってはなんとなく「軽食」の部類に入る。

それにしても、昔に比べて、
駅のホームの「立ち食い蕎麦」店が減っているような気がするのだが、
気のせいだろうか?
ましてラーメン店は珍しい。

N駅で降りる。
もしかしたら隣のT駅と勘違いしているかも知れない、と思ったが、
まあ、それはそれで…と決意を曖昧にしながらも、
「確か階段の下にあったはず」と見当をつけて歩き出すと、すぐに発見した。

13時ちょっと前頃。
店のコの字のカウンターをぐるりと取り囲むように、お客さんが集まっていた。
なかなかの盛況だ。
店員のおばさんも3人もいる。
どうしよう、客の肩を分け入って窮屈な思いまでして食べたいとは思わない。
ちょっと待つか。そばのベンチに座る。読みかけの本の続きを読む。
しかし、日陰で風も冷たく、読書に身が入らない。
どうしよう、また今度にしようか、と立ち上がり、歩き出すが、
20歩くらい歩いて、まあでも、他に昼食のアイディアもあるわけじゃないしと、
踵を返すと、カウンターにちょうど1人分くらいのスペースが空いていた。
客の回転が速いのが立ち食いのいいところだ。

チャーシューメン、650円。
「50円玉が不足しています」と食券の券売機にあるので、それに協力するつもりで
1150円を投入すると、ちゃんとお釣りが500円玉で出てきたのが嬉しかった。
(100円玉が5枚、ではなく。財布に小銭が貯まるのが嫌いなのだ)

麺は立ち食いそばのようにさっとお湯に通すだけと思いきや、
意外としっかり茹でている。
具は玉子、なると、メンマ、わかめ、ねぎ。
チャーシューは、数は数えなかったけど、6枚くらい入っていたのかな。
スープは醤油。
旨かった。スープは「昔ながらの」といった味で、チャーシューは手作り風だった。

食べ終えて水を飲みながら、横に貼られているパート募集の貼紙を読むと
「N駅ラーメン店」とある。屋号も特にないらしい。そこがまたいい。

また来よう。ふらふらと電車に乗って。

それにしても、この冬が「暖冬」なのは本当かも知れない。
今季まだコートを着ていない。マフラーだけで十分しのげる。

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