tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

20190504(土・祝) 晴天の霹靂

2019-05-04 23:00:00 | 今日の出来事
深夜4時ころ階下からワーン、ワーンと坊の声が聞こえて目覚める。
妻がお乳を与えた後、なぜかぐずりだしたのだという。
泣くとか叫ぶというよりは間欠的に「鳴く」感じ。盛りのついた猫の雰囲気に近い。
深夜ということもあり、なんだか不穏な空気を感じて、妻から預かって腕の中であやす。

我が家の坊はぐずって手こずらせることが少ないと思うのだが、
(お乳を飲みたいのか、おしっこをして濡れたのか、眠たいのか、抱っこしてほしいのか、原因を取り去ればすぐに収まる)
ごくたまに、取り憑かれたように恐慌をきたすことがある。
目を見開き、顔全体を強張らせて、何かに慄き、ぐいっぐいっと不規則に体を動かし続けるのだ。こういう深夜に多い。
悪夢でも見たのか、先日の注射の恐怖がフラッシュバックしたのか、はたまた、僕らには見えないような幽霊でも目撃したのか。
しかし、腕に包んでいるうちに徐々に落ち着いてきた。
そろそろ眠りに落ちたかな…というところでそうっとベッドに寝かせるが、
「背中スイッチ」とはよく言ったもので、自分が抱擁の安心の中にいないことにすぐに気づき、
顔を左右に振り回したり、腕を振り上げたり、足で空を蹴っ飛ばしたり、全身で抗議を表明する。
仕方がないのでもう一度抱く。寝たな…というところでベッドに置く。またスイッチが入る。
…という繰り返しを、いつもなら1、2回で済むところを、3、4回こなして、ようやくベッドでも寝息を立て始める。
明かり(無印良品のアロマディフューザーの明かり。作業に必要最低限な明るさを発する)を消して、静かに立ち去る。

日中は好天だったので、妻と坊とH駅向こうのK公園に向かう。
途中、駅前商店街のから揚げ店でから揚げ弁当を買う。
K公園は広々とした原っぱから成る公園で、青い空の下に広がる緑の草っぱらでキャッキャッと遊ぶ人たちの光景は、
まさにゴールデンウィークを絵に描いたよう。
誂え向きのテーブルを見つけて弁当を広げる。
そのうち坊がウーウー言い出したので妻がそっと授乳。しかし屋外のためかうまくいかず、すぐに哺乳瓶ミルクに切り替え。
僕は文庫本を広げたり、坊を抱っこして草っぱらの端っこをとりとめなくリズムをとりながら歩いてみたり。
はじめのうちはくっきりとしていた青空と白い雲が、そのうち増えた灰色の雲によって太陽が隠され、やがて、
原っぱの子どもたちがあちこちで口々に「雨だよ」「雨だ」と叫び出し、言葉通りポツポツと雫が落ちてくる。
H駅近くのスーパーに逃げ込み買い物をするが、どうせ天気雨でしょ…と思われた雨は本降りに変わり始め、ゴロゴロと雷も鳴り出す。
この中を傘もなくベビーカーの坊を連れて20分歩くのは無理だろうと、僕だけ車を取りに家へ走る。
ずぶ濡れになるがこういうのもたまには悪くない。
無事にスーパーで妻と坊をピックアップできて帰宅。

  

20190503(金・祝) O神社へ

2019-05-03 23:00:00 | 今日の出来事
久しぶりにスカッと晴れたので、布団を干して部屋に掃除機をかける。
坊はいるし、夫婦でずっと家にいるから、掃除機はもっと頻繁にかけたいのだが、
結局今までと同じ週1回止まりになってしまっている。

昼前に近所のパン屋でパンを5個買い求めて、妻と坊と散歩に出かける。
家のすぐそばの川沿いに緑地公園が帯状に続く、23区内では得難い恵まれた自然環境で
(これこそが僕がここに物件を選んだ理由である)、そこをたどってO神社まで片道3kmの散歩。

途中の藤棚の下のベンチで、買ってきたパンを広げる。
妻が1つのパンを半分食べ、その残り半分を僕が食べる、ということを5個分繰り返す。
順番は妻が先がいい。「どこまでが半分だろう?」と気にしながら齧るのが面倒くさいからだ。
パンを食べ終えると、持ってきていたオレンジを剥く。たちのぼる柑橘系の香りが野外ピクニック気分を高める。

O神社は「天皇陛下御即位奉祝」という幟が並び、境内でイベントもいくつかあるらしく、なんとなく騒然としていた。
神社は森閑としている方が好きだ。
妻が授乳を始めたので、その間、僕は持ってきた文庫本を読んだ。
今の季節は屋外でじっとしていても、暑くもなく寒くもなく居心地がいい。

帰り道のミニストップで「令和記念 ソフトクリーム50円引き」の横断幕につられて、
僕はバニラと桃のミックス、妻はバニラのソフトクリーム。
ベンチに腰掛けると、そこらじゅうのベンチでみんな同じソフトクリームを舐めていたのがおかしかった。

来た道を戻って都合4時間の散歩。
いつもながら坊はそのほとんどで眠りこけていた。
それでもちゃんと春の風や新緑の匂いを記憶に刻んでいるだろうか?

夜の坊のお風呂は、いつもと分担を替えて、妻が入浴、僕が体拭きと着付けをする。
このところ風呂上がりの坊はおむつ装着も間に合わないうちにオシッコをするように習慣づいてしまっていて、
それは妻の要領がよくないからじゃないの?と僕はひそかに思っていたのだが、
今日は見事に僕もオシッコを噴射された。
坊は入浴中ずっとしかめっ面に近い表情をしているのだが、それはきっと緊張のためなのだろう。
風呂から出て緊張が解ければオシッコも出るというわけだ。
オシッコを撒き散らされて狼狽するこちらをよそに、実に朗らかな顔をしている。

  

20190502(木・休) 日本人は「休み下手」なのか?

2019-05-02 23:00:00 | 今日の出来事
夜9時のNHKのニュースを見ていたら、この10連休を「持て余している」という人が多く紹介されていて驚いた。
「やることがない」「行くところがない」「(6日目の今日にして)もう充分」…等々。
この連休が嬉しくないと答えた人は4割を超えるという調査結果もあるという。
休日も働かなきゃいけないから嬉しくないという立場の人はともかく、
仕事が休みなのに「やることがない」と言ってのけてしまう人は、
「いったい何を楽しみに生きているんだろう?」と僕などは思ってしまうが。
おそらく「お金がないからやりたいことがあってもできない」というわけでもないだろう。
(もしもそうなのだとしたら日本の経済的豊かさなど実に空虚なものだ)。
それに別に、「休暇の過ごし方」イコール「金銭消費活動」である必要もないわけだし。
図書館で借りた本を読んだり、録画したテレビ番組を見たり、近所を散歩したり、
草木をいじったり、室内のイメージチェンジをしたり、
混雑や渋滞の影響も受けずにタダでできることはいくらでもある。

日本語では「余暇」という。
「余り」にも「ヒマ」にも前向きな語感はない。日本人にとって休日は「歓迎されざる余剰物・残存物」なのだ。
主・従で言えばもちろん「従」の地位しか与えられていない。

英語では「holiday」という。
語源は「holy day」。神聖なる日、それゆえに崇められ、尊重される日である。
主・従で言えばもちろん「主」たる存在。

…というお手軽文化論を唱えてみるが、実のところ、日本人は単に、自由を謳歌できるだけの創造性が欠けているだけなのかも。

妹から出産祝いの段ボールが届いた。
おねだりした赤ちゃん用の食器のほかに、調理器具、動物のおもちゃ、それにバスローブなど盛りだくさん。
バスローブはひとりで赤ちゃんをお風呂に入れるときに使うらしい。なるほど。
今は僕が入浴、妻が風呂上がりの体拭きと着付けをリレーして分担しているけど、
ひとりでやるならどうするんだろう?自分も裸で一緒に出なきゃいけないのかな?と思っていた。
そういうときにさっとこのバスローブを羽織ればいいのか。
でもグッズより嬉しかったのは、妹一家4人が色紙にメッセージを寄せてくれたこと。
10歳の姪っ子は「わたしは男に囲まれてるんだよ」とドキッとすることを書いている。
読めば、我が家の坊も含めて、(父方きょうだいも)いとこがみんな男だから、と。
なかなかのユーモアのセンスだ。

夜、映画『スタンド・バイ・ミー』。
『ソナチネ』と並んで僕が最も数多く見ている映画で、たぶん8回目か9回目くらい。
あらためてこの映画は、「少年の映画」なのではなく、「おとなの映画」なんだと思う。

  

20190501(水・祝) 坊、人生最大のピンチに見舞われる

2019-05-01 23:00:00 | 今日の出来事
坊の誕生からの日々の記録を刻々と記しておけばよかったものを、すっかり怠けて早や3か月。
元号の変わり目など自分には何の関わりもないが、
こういう日でも無理矢理節目にしてスタートを切らないと、この先もずっとサボったままになりそうだ。

令和という元号を初めて聞いたときには「昭和と同じ漢字『和』をまた使うの?」という
「オリジナリティーの欠如」にまず思いが至った。
それ以外にも、極秘の選考会議で決まったはずなのに
決定から数日も立たずしていともたやすく他の案が漏れてきたり、
(「英弘」「久化」「広至」「万和」「万保」…どれもイマイチだ)
秘匿されていたはずの考案者がしゃーしゃーとテレビのニュースに出てきて言葉に込めた意味を語っていたり、
不愛想な印象しかない菅官房長官が急に「令和おじさん」などと陽気めかして持ち上げられたり、
果ては「有識者懇談会」における宮崎緑の衣装の奇天烈ぶりだったり。鼻白むことが多かった。
だが元号が僕の人生に何か意味をもたらすこともない。これまでもこれからもそうである。

朝から雨だった。
令和元日だからと言ってドラマチックに太陽を照らし出したりしないところがお天道様もなかなか味である。

昼ごはんはトーストにしない?と妻に持ちかけ、午前中、雨が上がったのを見計らって妻と坊と商店街へ。
食パンと安売り100円の玉子パック、それにあんこの缶詰を買う。
昨晩『マツコの知らない世界』であんこを特集していたのを見たら、あんこが食べたくなったのだ。
昼ごはんにトーストを提案したのもあんバタートーストが食べたかったから。
スクランブルエッグにベーコンを焼き、付け合わせにレタスとトマトのサラダ。
トースト1枚半をあんバターで。もう1枚をベーコン、チーズ、玉子で。

2時半、車で病院へ。坊の予防接種。僕は送り迎えだけで院内は妻に任せたが、
腕に打たれた4本の注射(プラス、不味いらしい経口薬)は坊にとって「人生最大のピンチ」だったようで、激しく泣いたらしい。
赤ちゃんによっては相当なトラウマと言うかストレスと言うかになるようで、
注射をきっかけにお乳を飲まなくなってしまい、以後しばらく体重が増えなくなるケースもあるらしい。
看護師さんが「今日は存分に抱っこしてあげて下さい」と言っていたそうだ。
帰宅後、念入りに抱っこする。

夕食はハヤシライスを作った。ルーはS&Bの「ゴールデン」で、売り場では価格高めの部類だったのだが、
余計なスパイスが効きすぎている気がしてしっくりこなかった。

  

先月の電気代とガス代

2019-04-19 12:03:15 | 今日の出来事
毎月の電気代とガス代。
アンケートモニターでも往々にして聞かれがちなので、
どうせなら過去の分も蓄積して記録しておくことに。
これなら明細を取っておく必要もなくなるし。

※電気代は従量電灯B・30A契約
※ガス代は口座振替による割引額54円をマイナス済み

4月(16年) 93kwh:2482円 (17年)117kwh:2910円 (18年) 96kwh:2670円
5月(16年)107kwh:2756円 (17年)105kwh:2770円 (18年) 97kwh:2739円
6月(16年)111kwh:2767円 (17年) 78kwh:2275円 (18年) 89kwh:2593円
7月(16年)120kwh:2889円 (17年) 92kwh:2544円 (18年)109kwh:3003円
8月(16年)111kwh:2685円 (17年)121kwh:3217円 (18年)205kwh:5533円
9月(16年)128kwh:2997円 (17年)103kwh:2771円 (18年)124kwh:3381円
10月(16年)101kwh:2486円 (17年)105kwh:2808円 (18年)114kwh:3185円
11月(16年) 86kwh:2242円 (17年)103kwh:2757円 (18年)107kwh:3065円
12月(16年)113kwh:2714円 (17年)126kwh:3228円 (18年)101kwh:2870円
1月(17年)139kwh:3296円 (18年)169kwh:4326円 (19年)209kwh:5734円
2月(17年)143kwh:3427円 (18年)146kwh:3749円 (19年)235kwh:6546円
3月(17年)126kwh:3060円 (18年)118kwh:3068円 (19年)255kwh:7146円

【ガス代 過去分】
4月(16年) 11m3:2220円 (17年)26m3:3928円 (18年)25m3:3962円
5月(16年) 6m3:1510円 (17年)25m3:3922円 (18年)22m3:3679円
6月(16年) 8m3:1754円 (17年)12m3:2286円 (18年)15m3:2764円
7月(16年) 8m3:1729円 (17年) 8m3:1758円 (18年) 9m3:1938円
8月(16年) 9m3:1824円 (17年) 7m3:1631円 (18年) 7m3:1666円
9月(16年) 10m3:1920円 (17年)10m3:2040円 (18年) 8m3:1814円
10月(16年) 15m3:2523円 (17年)18m3:3126円 (18年)16m3:2959円
11月(16年) 20m3:3145円 (17年)25m3:3983円 (18年)21m3:3681円
12月(16年) 36m3:4749円 (17年)29m3:4363円 (18年)38m3:5738円
1月(17年) 37m3:4890円 (18年)42m3:5765円 (19年)61m3:8620円
2月(17年) 35m3:4745円 (18年)34m3:4893円 (19年)66m3:9063円
3月(17年) 33m3:4599円 (18年)32m3:4692円 (19年)50m3:7191円