亀井静香氏が新党結成 これで何党め?

2012-11-19 11:11:16 | 政治

亀井静香氏が新党結成へ反TPP、山田元農相らと
  
 
 亀井静香前衆院議員
 
 
 亀井静香前衆院議員(76)は19日、衆院選に向け新党を立ち上げることを明らかにした。山田正彦元農相らが参加し、同日夕、都内で記者会見し発表する。環太平洋連携協定(TPP)反対を党是とし、略称は「反TPP」とする。消費税増税凍結、脱原発を主要政策とする。

 TPP交渉参加を掲げる、石原慎太郎前東京都知事と橋下徹大阪市長の日本維新の会やみんなの党とは、一線を画す。

 亀井氏は共同通信の取材に対し、既成政党と同じ条件で選挙戦に臨むための「政党要件」を満たす国会議員5人は確保できているとの認識を示した。
 


甲状腺がんの疑い 福島原発

2012-11-18 09:30:10 | 原発

甲状腺がんの疑い 福島県直ちに2次検査、初めて1人判定

河北新報

影響を調べるため、福島県が18歳以下の約36万人を対象に行っている甲状腺検査の1次検査で、がんの疑いがあり「直ちに2次検査が必要」と初めて判定された子どもが1人いることが17日、関係者への取材で分かった。
 18日に開かれる「県民健康管理調査」検討委員会で報告される。
 調査を進めている福島県立医大は「チェルノブイリ原発事故でも甲状腺がんの発見に最短で4年かかった」として、放射線との因果関係は低いとみているが、血液や細胞を調べ、がんかどうか判断する。
 1次検査による判定は、しこりの大きさなどを基に、軽い方から「A」「B」「C」があり、今回の1人は「C判定」。
 9月の検討委では、緊急性は低いが念のため2次検査が必要という「B判定」だった1人が、甲状腺がんと判明したと報告された。だが、がんの状態から「震災以前に発症していた疑いがある」として、原発事故の放射線との因果関係を否定している。
 県立医大は「県内全ての子どもの検査という前例のない調査なので、早期発見の子は少なからず出る。放射線との関係を丁寧に調べていく」としている。


千葉県 維新、3氏を1次公認

2012-11-18 07:11:17 | 橋下徹

 日本維新の会が17日発表した衆院選の1次公認候補予定者に、県内選挙区では3人の名前が挙がった。県内での維新の人気は未知数で、他陣営は影響を図りかねているが、「構図に大きな変化はない」と冷静に受け止める声が目立った。
 
 公認が決まったのは、いずれも新人で2区の中田敏博氏と5区の木村長人氏、9区の西田譲氏。中田氏と木村氏は今月、みんなの公認内定を取り消されていた。
 
 9区の西田氏は、県議(八千代市選挙区)を1期目に辞職して2010年の八千代市長選に出馬し、落選した。これまでの地盤の2区から離れるが、西田氏は「千葉県内でよかった。新しい政治を目指すという思いを伝えたい」と語った。
 
 候補予定者は5人になり乱戦模様だが、民主党の奥野総一郎氏は「戦い方を変えることはない」と話し、自民党の秋本真利氏は「第3極の風が吹こうが、『吹き飛ばされるものか』との思いで臨む」と語った。
 
 共産党の木崎俊行氏の陣営は「維新と太陽の党が一緒になり、何をやりたいのかはっきりしない」とし、無所属の須藤浩氏も「どの候補者も影響が出て来るのではないか」と話した。
 
 2区の中田氏の事務所では17日、新しいビラ作成などに追われた。これまでに掲示したポスターには、みんなの党名の上に維新のシールを貼ることを検討中だ。
 
 国民の生活が第一の黒田雄氏は「情勢に大きな変化はないだろう」と冷ややかに見る。自民の小林鷹之氏は「みんなも維新も同じ第3極。戦い方は変えない」と話した。共産の入沢俊行氏は「選挙のために看板を替えた印象だ」と指摘した。
 
 5区の木村氏の陣営幹部は、「やっと看板を背負って戦うことができる」と意気込みを見せた。だが、民主の村越祐民氏の陣営では「第3極はまだ不安定。基本的には自民との一騎打ちだ」と断言。自民の薗浦健太郎氏は「影響がどう出るのかは正直言って分からない」と話した。
 
(2012年11月18日  読売新聞)


冤罪 東京高裁が握り潰した水谷裏ガネ証言崩す新証拠

2012-11-17 12:53:06 | 政治

14日、「国民の生活が第一」・小沢一郎代表の元秘書3人の控訴審第1回公判が開かれた。弁護側は、1審の“推認判決”が事実認定した「水谷建設からの裏金授受」を打ち消す新たな証拠を突きつけたが、東京高裁の飯田喜信裁判長は証拠請求を退けた。事件の「真相」を握りつぶされてしまうのか。
 
「裁判長は『真実は何か』について、目を開けていただきたい」
  そう公判で熱っぽく訴えたのは、控訴審から元秘書・石川知裕衆院議員(39)の主任弁護士となった安田好弘氏だ。
 「石川議員は昨年9月の1審判決で、水谷からの計1億円の裏金のうち、1回目の5000万円を受け取ったと認定されました。客観的な証拠はゼロ。それでも、裏金授受の発覚を恐れて収支報告書を虚偽記入したと断罪されたのです」(司法ジャーナリスト)
  安田氏が発見した新証拠は、1審判決の根幹を崩す衝撃的な内容だ。
  裏金は04年10月15日の午後2時か3時ごろ、東京・赤坂の旧全日空ホテルのロビーで、水谷の川村尚社長(当時)が現金を紙袋に入れて石川に手渡したとされる。安田氏は、当日のスケジュールを記した3つの手帳を提出。石川と大久保隆規・元秘書、さらに大手ゼネコン「鹿島」の東北支店長(当時)のものだ。
  この日、大久保は「都合がつかなくなった」として、代理に石川を裏金授受の現場に行かせたはずだが、大久保の手帳は当日の午後7時まで真っ白。
  代理を命じられた石川の手帳にも“大事な仕事”を示すような記載はない。
  東北支店長の手帳には、午前中に水谷功会長(当時)に会ったと記されていた。川村社長は1審公判で「15日午前に1人で鹿島の東北支店におじゃまし、その後、新幹線で東京に戻り、水谷の東京支店で裏金を準備してホテルへ向かった」と証言したが、単独行動はウソ。当日は水谷会長に随行していたのだ。
  さらに安田氏は水谷会長と川村社長の陳述書を提出。水谷会長は「支店に向かう前日、川村から『すでに裏金を渡した』と聞かされた」と述べ、川村社長も当日は会長と行動を共にしたことを認め、「今も現金を渡した相手の顔を思い出せない」「検事に『(裏金の授受は)15日じゃなきゃ、ダメだ』と念を押された」と述べたという。
  いずれも1審で出なかった「新事実」で、裏金の授受を打ち消す内容ばかり。控訴審では当然、これらの新証拠を採用して審理を尽くすべきだが、飯田裁判長は真相究明から逃げた。
 「新事実と向き合う気もなければ、最初から審理するつもりもない。右から左に1審のデタラメ判決を維持するだけ。これでは控訴審は無意味です。職場を放棄する、とんでもない裁判長です」(元検事で関西大特任教授の郷原信郎弁護士)
  元秘書の裁判で裏金疑惑が晴れなければ、小沢の汚名は完全には消えない。今回の暴挙には、司法判断を超えた圧力を感じるのだ。


福田衣里子氏も離党 何人目?

2012-11-16 14:56:36 | 政治

福田衣里子氏も離党

民主党の初鹿明博衆院議員(東京16区)は16日、離党届を提出した。初鹿氏はこの後、衆院議員会館で記者会見し、離党の理由を「政権交代した時の民主党から明らかな政策転換が行われ、違う党になってしまった」と説明。今後の活動については、日本維新の会や太陽の党への合流には否定的な考えを示し、「リベラルな政治勢力の結集に力を入れたい」と語った。
 
 民主党の橋本勉(比例代表東海ブロック)、福田衣里子(長崎2区)両衆院議員も離党の意向を固めた。それぞれ16日午後に記者会見して表明する。福田氏は、15日に結党したみどりの風に入る方向だ。

みどりの風

社会保障と税の一体改革関連法案の可決をうけて、民主党を離党した議員3人と、先に国民新党を離党した亀井亜紀子の4人の参議院議員によって参議院会派として2012年7月17日に結成された。いわゆる党議拘束はかけない、新しい政党のありかたを目指すとしていた。会派名の「みどりの風」は、55年体制以前に参議院で勢力をもった会派緑風会にちなんでいる。

2012年11月15日、民主党を離党した山崎誠衆院議員が合流したことにより政党要件を満たした。同日に新党設立を総務相に届け出を行い、参院議員会館で記者会見を開いて新党結成を発表した。単独の党首は置かず、第46回衆議院議員総選挙終了まで当初メンバー4人による共同代表制を敷くとしている。

社民党阿部知子衆議院議員も合流する予定。

みどりの政治を掲げて2012年7月に結成された環境政党「緑の党」とは現時点では関係ない。ただ、みどりの風所属の谷岡郁子は緑の党について「同じ“みどり”を掲げる身として、一緒に何らかの関係をつくることはできると思うが、タイミングが重要だ」と話しており、今後の連携を視野に入れているとみられている。