福田衣里子氏も離党
民主党の初鹿明博衆院議員(東京16区)は16日、離党届を提出した。初鹿氏はこの後、衆院議員会館で記者会見し、離党の理由を「政権交代した時の民主党から明らかな政策転換が行われ、違う党になってしまった」と説明。今後の活動については、日本維新の会や太陽の党への合流には否定的な考えを示し、「リベラルな政治勢力の結集に力を入れたい」と語った。
民主党の橋本勉(比例代表東海ブロック)、福田衣里子(長崎2区)両衆院議員も離党の意向を固めた。それぞれ16日午後に記者会見して表明する。福田氏は、15日に結党したみどりの風に入る方向だ。
みどりの風
社会保障と税の一体改革関連法案の可決をうけて、民主党を離党した議員3人と、先に国民新党を離党した亀井亜紀子の4人の参議院議員によって参議院会派として2012年7月17日に結成された。いわゆる党議拘束はかけない、新しい政党のありかたを目指すとしていた。会派名の「みどりの風」は、55年体制以前に参議院で勢力をもった会派緑風会にちなんでいる。
2012年11月15日、民主党を離党した山崎誠衆院議員が合流したことにより政党要件を満たした。同日に新党設立を総務相に届け出を行い、参院議員会館で記者会見を開いて新党結成を発表した。単独の党首は置かず、第46回衆議院議員総選挙終了まで当初メンバー4人による共同代表制を敷くとしている。
みどりの政治を掲げて2012年7月に結成された環境政党「緑の党」とは現時点では関係ない。ただ、みどりの風所属の谷岡郁子は緑の党について「同じ“みどり”を掲げる身として、一緒に何らかの関係をつくることはできると思うが、タイミングが重要だ」と話しており、今後の連携を視野に入れているとみられている。
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