峠を越えて - Get over the Pass -

自然を愛する気持ちを忘れずに

地震後4日目

2011-03-14 | 雑感
<4日目(月曜日)>
娘の中学校は休校になっている。家内はいつもより早く仕事に出かけた。仕事場が混乱して大変なそうだ。出勤前に少しでも水を確保しようとコンビニに寄ったら、運良く商品が入荷したてで、店内に積み上げられていた箱にミネラルウォーターがあった。「1箱もらっていい?」と店員に聞くと、「お一人様2本まで」と言われた。まあ、当然と言えばその通りだ。少しでも確保できたから良しとしなければ。続いて別のドラッグストアに向かうと、開店直後の行列に加わり店内へ。あっという間に目ぼしい商品が消えた。すさまじい! 何かないかと物色していたら、ドドドッっと強い揺れが襲い、「外に避難してください!」と店員が叫ぶ。久しぶりの大きな地震だった。

もう一軒スーパーを回った。最低限の食料・物資は何とか調達できているので、少し余裕を持って店内を見渡した。もちろん水・牛乳・レトルトなどは殆ど無いが、何故か新鮮な野菜だけは豊富に揃っていた。流石は農業県・茨城! 感心してしまった。

今日から出勤となっていたが、ちょっと遅れての出勤となってしまった。ところが建物内の安全と電力が確保されてないので、「室内の状況確認(ブレーカーの切断とコンセントを抜く)作業のみをして退去すること」との指示を受けた。部屋に入って確認作業を済ませ、必要書類とPCバックアップ用ハードディスクを取り外し持ち帰ることにした。兎に角、急ぎの仕事を家でするしかない。

家に戻ると、娘が近所の同級生と外で遊んでいた。子供たちもどうやらストレスが溜まってきているらしい。しばらく部活もできないようだ。

同僚・部下と出勤体制についてのメールを交わす。状況が刻々と変わり、水曜まで自宅待機となった。資料を持って帰って良かった。仕事を始めたがどうも眠たい。気疲れだろうか? 寝てしまって、結局何もできなかった。

同窓会絡みで高校時代の友人Sが面白いメールを送ってきた。彼は大手建設会社でビルの振動解析をやっている。地震の時は新宿の本社ビルにいて大きな揺れに恐怖を感じつつ、近隣の高層ビルの揺れを観察していたそうだ。シミュレーションと実際の動きを見ながら「やっぱりそう動くのか・・・」と頷いていたそうだ。これもプロ根性なのだろう。

生活もちょっとは落ち着いてきたので、ナイトランニングに出かけた。4日間空いただけなのに随分久しぶりに感じた。6kmほどだが、すっきりした。

夕方のTVでも被災地や津波の様子が映し出されていた。