グループ る•ばるさよなら身終い公演「蜜柑とユウウツ」

松金よね子 岡本麗 田岡美也子による演劇ユニット「グループ る•ばる」の最終公演 「蜜柑とユウウツ」観てきました。
結成から30年余 24回目の公演になるとのこと。再演もありますから、私が観たのは15〜20公演くらいでしょうか。
今回の作品も、再演。私、初演の時は観ていません。サブタイトルに「茨木のり子異聞」とある通り、詩人•茨木のり子さんについてのお話なんですが、恥ずかしながら、私、この方について、知識ゼロなので観に行きませんでした。今回は、最終公演と聞き、観に行った次第です。

こうしたユニット公演観に行くと、毎回感じるのは、観客層の高年齢化。このユニットも、30年余経過してますので、当然 客席も 同じように年を取っていく。客席の半分は、アラ還の私より上の感じです。

お話は、詩人•茨木のり子が亡くなって 数ヶ月後から始まります。訪ねてきた甥 担当編集者 親友。彼らは、各々別の思いで、のり子宅を訪ねてきたのです。そして、この家には、管理人を名乗る「タモツ」さらに3人の「のりこ」が居着いていました。
現世とあの世を行き交うストーリー。る•ばるの3人に加え、木野花 小林隆ら4人の客演陣が、何役かをこなすので、ちょっと気を緩めると、舞台が分からなくなってしまう。
私は、このユニットには、笑いを求めて行ってるので、今回のような作品は、正直シンドイ部分もありました。

が、ラスト 主人公の思いが達せられると、いかにも最終公演らしい ほっこりしたムード。いい余韻で、劇場後にすることが出来ました。

白鵬復活！「大相撲秋場所 千秋楽」

昨日は、テレビ桟敷で「大相撲千秋楽」楽しみました。
白鵬が全勝優勝。場所に入って、徐々に調子を上げ 優勝を掻っ攫うという 全盛期の白鵬パターン。強い白鵬が戻ってきた感じです。
横綱800勝 幕内1000勝と、またしても大記録を達成した横綱。今後の最大の目標は、「2020年までの現役続行」でしょうが、今場所の相撲観ていると、決して不可能じゃない気すらしてきます。現在の横綱 大関陣 20代は高安だけ。2年後 番付に名前が残っているかどうかは難しいところだと思いますが、白鵬 かなり有力ではないでしょうか。
年6場所 2場所休場して 4場所出場。うち2場所優勝すれば、最低限 横綱としての責任も果たせるのでは•••
また、下から 横綱を脅かす力士が出てきていないことも、有利な材料だと思います。
先場所 優勝した御嶽海にしても、今場所の白鵬戦で、頭をつける絶好の体勢になりながら、土をつけることが出来なかった。これは、ちょっと驚きでした。
いずれにしても、体調さえ整えば、まだまだ第一人者であることを証明した白鵬。私は、45回優勝まで 記録を伸ばすと予想します。

「ハナコ」優勝！「キングオブコント」

昨夜は「キングオブコント」楽しみました。
結成4年目という「ハナコ」が優勝。

私は 1本目の犬のネタの方が好きでしたが、2本とも面白かった。2本目がイマイチだった「チョコレートプラネット」を逆転しての優勝。立派です。昨年の「にゃんこスター」ほどのインパクトはありませんでしたが、コント師としての腕は、こちらが上でしょう。

私が一番受けたのは、今回を最後の挑戦と定めた「さらば青春の光」「予備校の鼓舞さん」良いキャラクターだと思いました。 ファイナルに行けなかったのは、実に残念。「自信のあるネタ2本揃えました」と、煽りVTRにあったので、是非観てみたかった。

今回から ファイナリスト10組が 当日発表。私、これは改悪だと思います。フォンとしては、前以てファイナリストのネタ 動画とかで見て、どんなネタ演るのか、調べておきたいところです。
そして、ファイナル進出も 5組→3組へと減少。これは正解だと思いましたが、前述の「さらば」のように、敗退してしまうメンバーも 出てきてしまう。折り合いが難しくなりますね。

「MAMMA MIA！-HERE WE GO -」

ABBAの素敵な曲 ギリシャの美しい風景•••そこで繰り広げられる恋愛物語。10年振りの第2弾となった「MAMMA MIA」です。
前作のヒロイン メリル•ストリープ演じたドナは、既に亡くなっている。母の遺志を継いだソフィ(アマンダ•セイフライド)が、思い出のいっぱい詰まった島にホテルを完成させた。オープニングパーティに向けて 準備万端整った。さらに、ソフィの妊娠が発覚！
めでたいことだらけ。が、そんなにめでたくはない。というのも、夫のスカイは、ニューヨークでホテルビジネスの勉強中。あちらでの生活に興味を持ち始めた。
「ママが 私を産んだ時も一人だった」
当時のドナの生活に思いを馳せるソフィ。

映画は、ドナの学生時代に遡ります。オックスフォードを卒業したドナ 「自分探し」の一人旅。パリでハリーと出会い ワンナイトラブ。ギリシャへ向かう。途中ビルと出会い、島へ送ってもらう。島で会ったのが一番サム。二人は恋に落ちるのだが•••
というお話。
ドナの若い時代の話と、ソフィの現在がリンクして、物語は進んでいく。母の青春時代を思いながら、自分の進むべき道を決めていくソフィ。そして•••

アマンダ•セイフライドを始め、3人のパパ役 ピアース•ブロスナン コリン•ファース ステラン•スカルスガルド 今回は、ラストにちょっとだけ出演のメリル•ストリープ さらにグランマとして これまたラストの場を攫うシェール そして 彼女の昔の恋人 今はソフィのホテルで支配人を務めるアンディ•ガルシアなど 脇役陣も 超豪華。
ABBAの音楽も 文句なし。楽しい映画でした。

鈴本演芸場 9月中席 「三遊亭白鳥 落語の仮面祭り」おまけの巻

5日間通った「落語の仮面祭り」
今回は、おまけです。
白鳥師以外についてのお話。

当然 休演日もあり、私が観た5日間 皆勤したのは 天どん師と、奇術のダーク広和先生だけ。
4日間 新作を掛けていた 天どん師。一昨夜は トリの白鳥師の「二人の豊志賀」の前に　元ネタの「真景累が淵」より、「豊志賀」の１席。どういう噺なのか、お客さんに紹介したのでしょう。
さらに 一昨夜は、馬石師が「元犬」一花さんが「黄金の大黒」と、白鳥師の演目と関係の深いネタを披露。こういう連携が、寄席の良いところですね。

仲入り前が出番の彦いち師。毎日 白鳥師の言い間違えエピソードを披露。これが なかなか爆笑モノ。
ひとつ ご紹介。
ラジオ局から 仕事のオファーがあった白鳥師 早速 後輩の彦いち師に自慢！
「どうだ すごいだろ！
これから、オレは リスナーになる！」
素晴らしい言語感覚。 太刀打ちできません^_^

さらに、代演で仲入り前に登場した 百栄師。十八番の「露出さん」で、仲入り後に上がる 女性の2つ目を困惑(？)させる。
毎日、良いムードの興行でした。