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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ミュージカルの佳作に出会いました「A CLASS ACT]

2018-03-29 11:40:17 | 日記
池袋のシアターウエストで上演された「A CLASS ACT」です。週末にかけて わずか4日間の上演だったので、最初 私は知りませんでした。偶々 チラシ見かけて、あの「コーラスライン」の作詞家・エドワード・クレバンの物語と知り、何となく嗅覚が働き 観に行くことに。結果 正解でした。
「コーラスライン」で成功を収めたエド。物語は、彼の栄光と失意の日々を描きます。彼が このミュージカルで成功したのは、まだ30代半ばでしたが、完璧主義者のエドは、それまでに自らを追い詰め、精神をやられることもあった。
「コーラスライン」では、エドは作詞を担当しましたが、もともと 彼は作曲家。従って、この成功にも忸怩たる思いがあります。今度は、自分の楽曲で成功したい。が、チャレンジは失敗。彼の努力は、空回り。失意の日々が続きます。「コーラスライン」での名声から、作詞の仕事も舞い込みますが、彼は良しとしない。いつしか10年の歳月が流れ、無理を重ねた彼の体は、病魔に蝕まれていきます。50を前に、エドは世を去ります。
ブロードウェイの裏を描いた佳作でした。楽曲もキレイなメロディが多い。中井智彦 秋夢乃など 元四季の実力派も出演し、感動する作品になっていました。