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成河 ミムラ 加藤諒出演 プロレス好きにはたまらない 後藤ひろひと作「人間風車」

2017-10-11 11:12:05 | 日記
3連休の一日。東京芸術劇場で上演された 後藤ひろひと作「人間風車」観てきました。この作品 初めて観たのは2000年。後藤作品 初体験でした。私、もともとホラーは嫌いなんですが、なぜ当時馴染みのなかった後藤ひろひとのホラー作品観に行ったのか? それは、「人間風車」というタイトルが気に入ったから。「人間風車」 プロレスファンなら 誰でも知ってる「国際プロレス」の外国人エースだったビル•ロビンソン選手のニックネーム。私の子どもの頃のヒーローの一人。で、親近感覚え、観に行った次第です。実際お芝居のなかで、ケビンとケリーの「鉄の爪兄弟」とかブルーノ•サンマルチノ選手のニックネーム「人間発電所」などが登場し、非常に楽しかった。ただ、プロレスラーの名前ばかり印象に残って、内容は、あまり覚えていない。な訳で、14年ぶりの再演.観に行ってきました。
成河 ミムラ 加藤諒らの出演。主人公は、平川(成河)という売れない童話作家。彼には、テレビディレクターの小杉(矢崎広) 童話作家仲間の国尾(良知真次)という友達がいます。小杉は、こちらも、あまり売れてないタレントアキラ(ミムラ)にアタックしてますが、失敗ばかり。実は、ミムラには、脳に障害を負ったサム(加藤)という31才の弟がいます。彼が、そんなことになってしまったのは、アキラのせい。彼女は、自責の念にかられています。
平川は、毎日、自宅近くの公園で、子どもたちに自分で作った童話を話しています。いつからか、そこにサムも混じっていました。サムは、平川の作った変な童話の主人公に、感情移入し、同じような格好をして現れます。
ある時、たまたま知り合った平川とアキラ。互いに好意を持ち、平川の部屋で食事を共にすることに。話に詰まった平川。アキラの弟とは知らずに、サムの話をします。ショックを受け、去っていくアキラ。入れ替わりに、平川の応募していた童話のコンテストの選考委員が現れ、彼の作品は盗作なので失格だと告げます。これは、小杉と国尾が仕組んだ悪戯でした。全てを失って、自棄になった平川。お話をせがむサムに、自分の周りの人間が、次々と殺されていく話を聞かせます。やがて、それは現実になり•••というお話。
ラストは、ハートフルになることが多い後藤作品ですが、今回は、これでもかと、ホラー部分が炸裂します。そういう意味では、ちょっと異質かも。後半の畳みかけは迫力ありました。


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