プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

山田洋次監督「妻よ薔薇のように」

2018-06-08 11:01:55 | 日記
「家族はつらいよ」シリーズも、3作目。今回は「妻よ薔薇のように」と題し、平田家の長男•幸之助(西村まさ彦)の妻•史枝(夏川結衣)が家出して、離婚の危機を迎えるというお話。
今時珍しい「オレが働いて、お前らにメシ食わせてやっている」タイプの幸之助。年齢設定は、私より下ですが、いるんですかね、こんなタイプ? 絶滅危惧種ですね。
その幸之助の出張中 舅夫妻(橋爪功 吉行和子)も帰省中。いつもより、ノンビリムードの史枝。ついウトウト。と、そこに空き巣(笹野高史) 幸い、怪我はありませんでしたが、史枝のへそくりの50万が盗まれてしまいます。出張から戻った幸之助。「元は、オレが稼いだ金だ•••」と、激怒。口論の末、罵られた史枝 家出を決行。主婦の居なくなった平田家。炊事 掃除 洗濯•••と、大変なことに。が、メンツを重んじる幸之助。妻を迎えに行こうとはしません。
妹の成子(中嶋朋子) 弟の庄太(妻夫木聡)が意見しますが、聞く耳を持たない。2人の息子たちの頭には「離婚」という言葉も浮かびます。
紆余曲折の末、妻を迎えに行くことにした幸之助。が、一緒に戻ってくる保証はない。そこで、父親の周造(橋爪)が、
「いいか、もうすぐ、幸之助が帰ってくるから、みんな いつも通りにしていろ」
と、子供達に言うシーンは、寅さんを迎えるおいちゃんを思わせ、笑わせます。この辺りの山田洋次テイストは、不滅ですね。


コメントを投稿