劇作家の赤堀雅秋と大森南朋 田中哲司がユニットを組んでの「ケダモノ」です。
ユニット3作目の作品。
神奈川県のはずれが舞台。
リサイクルショップを経営している手島(大森)
そこで働く出口(荒川良々)と木村。
リサイクルショップは、流行っていない。
彼らの楽しみは、訪ねてくる映画プロデューサーのマルセル小林(田中)の
奢りで、キャバクラで飲むくらい。
今日も、馴染みのキャバ嬢•マイカ(門脇麦)と美由紀を席に侍らせ
おだをあげている。
もう1人、鹿の駆除をしている猟師(赤堀)
この男は、居酒屋も計画しているが、こちらも上手くいってない様子。
ある日、店に還暦前の女性•節子(あめくみちこ)が訪ねてくる。
「父親が亡くなったので、不用品を整理したい」
というのだ。
が、物置から1万円の札束が発見される。
冴えなかったら彼らの人生が動き始める。
というお話。
約2時間ノンストップの作品。
個性豊かな俳優陣の活躍で、見応えある舞台でした。
ただ、ラストがあまりに唐突。
イマイチ リアリティが感じられませんでした。