一穂ミチさんの「パラソルでパラシュート」です。
「安全ピン」という芸人の享と受付嬢の美雨の物語。
後輩の受付嬢•千冬から譲り受けたチケットで
コンサートに行った美雨。
そこで、ある男性に出会う。
コンサート終わり、男性が美雨を連れて行ったのは、自分の家。
美雨は、そこで靴擦れした踵に赤チンを塗ってもらう。
男性は、「安全ピン」というコンビの芸人で、享という名前。
郁子 ネバーくんらの芸人とシェアハウスで暮らしている。
コンビを組むのは、弓彦という男。
美雨と彼らの不思議な生活が始まる。
4章から成る小説だが、物語が大きく動くのは、最終章で
享の母親•葉月が現れてから。
母親と言っても、ホントの親ではなく、継母。
美雨が好きな 享の演じるキャラクター「夏子」
彼女は、どうやら葉月がモデルの様子。
享の葉月への想い•••
美雨の20代から30代への1年
その移り変わりが、瑞々しく描かれていました。