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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

一穂ミチ「パラソルでパラシュート」

2022-04-07 09:39:19 | 日記

一穂ミチさんの「パラソルでパラシュート」です。

「安全ピン」という芸人の享と受付嬢の美雨の物語。

後輩の受付嬢•千冬から譲り受けたチケットで

コンサートに行った美雨。

そこで、ある男性に出会う。

コンサート終わり、男性が美雨を連れて行ったのは、自分の家。

美雨は、そこで靴擦れした踵に赤チンを塗ってもらう。

男性は、「安全ピン」というコンビの芸人で、享という名前。

郁子 ネバーくんらの芸人とシェアハウスで暮らしている。

コンビを組むのは、弓彦という男。

美雨と彼らの不思議な生活が始まる。

4章から成る小説だが、物語が大きく動くのは、最終章で

享の母親•葉月が現れてから。

母親と言っても、ホントの親ではなく、継母。

美雨が好きな 享の演じるキャラクター「夏子」

彼女は、どうやら葉月がモデルの様子。

享の葉月への想い•••

美雨の20代から30代への1年

その移り変わりが、瑞々しく描かれていました。