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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

赤坂ACTシアターで 「恒例 志の輔らくご」

2019-05-15 11:33:24 | 日記
赤坂ACTシアターでの「恒例 志の輔らくご」です。
今年で11年目を迎えたという この公演。
第一部で 歌川国重の浮世絵を使いながら、忠臣蔵を
大序から十一段目まで説明し、
第二部では、五段目 山崎街道の場で、今に伝わる斧定九郎の原型を
造った 初代中村仲蔵の噺「中村仲蔵」を演じるようになって8年目とのことです。
私も、殆ど欠かさず 聴いている感じです。

「中村仲蔵」
そんなわけで 毎年聴いている噺ですし、もちろん 他の落語家さんたちのも聴いている。
でも、やっぱり 自分の演出が 客に受け入れられなかったと思った失意の仲蔵が、
ほとぼりが冷めるまで 上方へ逃げようとする道すがら
たった今観たばかりの 仲蔵演じた定九郎を激賞する客たちの声を耳にして
深く一礼する場面は、いつ観ても 感動してしまいます。

高座で 志の輔師は
「ご趣向!」「大出来!」
と、声が掛かる と思った•••
と、仲蔵の胸中を語りますが、
許されるなら、客席から
「大出来!」
と 声を掛けたくなるような
「中村仲蔵」でした。