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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

アガサ•クリスティ&グレン•クローズ 「ねじれた家」

2019-05-08 10:42:15 | 日記
角川シネマ有楽町で上映中の「ねじれた家」です。

「アガサ•クリスティ自身が誇る最高傑作 初の映画化」
と、宣伝文句にありますが、確かに 最後まで犯人は分からなかったけど、最高傑作とは、いささか誇大広告の気もします。

映画は、一人の男の死から始まります。
アリスティド•レオニデス。ギリシャで生まれ、若くしてロンドンに渡り 大成功を収めた男。
彼が、自らの豪邸のベッドで毒殺されてしまった。
孫娘のソフィアは、スキャンダルになる前に事態を収拾したいと、
かつての恋人で探偵業を営むチャールズに、捜査依頼します。
父が、ロンドン警察の偉いさんだったチャールズ。
亡き父の友人•タヴァナー警部(テレンス•スタンプ)の協力を得て 捜査に挑みます。

お城のような豪邸。そこに住む血縁者 皆 どこかねじれている。
まずは、若くて美しい後妻。つい最近 日本でも同じような事件かありましたが、
当然 まっ先に疑われる。しかも、この後妻 家庭教師と出来ているらしい。
長男夫妻 彼らはソフィアの父母でもありますが、映画の製作資金の無心を父に断られている。
ソフィアの他に 息子と娘がいる。
次男夫妻 彼らの経営する会社は、倒産寸前。
そして、前妻の姉•イーディス(グレン•クローズ)
もう一人 乳母のナニー。

全員が怪しい。
やがて 莫大な遺産の行方が明らかになり さらに第二の殺人が起きて•••

確かに犯人は意外でした。
ただ、オーソドックスな探偵モノではなく、そこにチャールズとソフィアの恋物語も交えたあたり、ちょっと消化不良気味。
ラストのグレン•クローズは、圧巻でした。