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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

生田絵梨花 可憐!「ナターシャ•ピエール」

2019-01-27 11:07:26 | 日記
井上芳雄 生田絵梨花らが出演するミュージカル
「ナターシャ•ピエール•アンド•ザ•グレート•コメット•オブ•1812」です。
東京芸術劇場での公演。
タイトルが長い割りに、どういう意味か分かりにくいのですが、トルストイの「戦争と平和」の一部分をミュージカル化した作品です。

劇場に入ると、ロシア風ナンバーが流れていて、ムード盛り上げます。
また、このミュージカル 観客参加型ミュージカルなので、舞台にも客席が設えてある。
私は2階席で観ていましたが、出演者が こちらまで上がってきます。
主役は、貴族のピエールと伯爵令嬢のナターシャ。さらに、彼女の婚約者アンドレイを武田真治 ピエールの妻エレンを霧矢大夢 エレンの兄アナトール アンドレイからナターシャを奪う役どころですが、この男を水田航生。色々なミュージカルで活躍しているメンバーが出演しています。

全編 歌で綴られるミュージカル。正直 テンポの早い曲の時は、歌詞が聞き取りにくいメンバーもいます。そんななか、井上芳雄は さすが。きっちり聴かせてくれる。「ミュージカル界のプリンス」も不惑を迎えるということで、今回の役も、オーラ消して 愛のない結婚をして妻に浮気される 冴えない中年貴族を演じています。

このミュージカル、私の目を惹いたのは、ナターシャ役の生田絵梨花。今迄も、「レ•ミズ」のコゼット 「モーツァルト」のコンスタンツェ役などを観ていますが、さして印象には残ってない。が、今回 特にカーテンコールで純白のドレス姿で登場するところは、まさに「可憐」という言葉がぴったり。素敵でした。
音楽的には、高音部はキレイですが、低音部はイマイチ。また、腕が長すぎるのか、ポージングが これまたイマイチ決まらないなど、これからの課題もありますが、あの存在感はすごい。さすがアイドルです。

全体として、特に印象に残るショーストッパーがないなどの難点もありますが、観客参加型ミュージカルとして、客席は盛り上がっていたので、良しとしましょう。