園内にはソメイヨシノの古木が多数ありますが、盛りを過ぎて既に散っていました。でもソメイヨシノ以外の桜が少しあって、それは咲いていました。
花の色が薄い緑色と珍しい種類のウコンザクラです。
八重咲のイチヨウです。普通八重咲の桜は紅色の花が多いのですが、この八重は真っ白でした。
同じイチヨウです。見ての通り満開でした。
こちらは一重咲きですが、まだ花は散っていませんでした。園内は火気使用は禁止ですが、シートなどを敷いての花見はできるようでした。
代表的な桜の品種であるソメイヨシノは樹木としては寿命が短く、昭和になって植えられた多くが寿命を迎えて枯れ始めています。桜は枯れると幹が空洞化して倒れる危険がありますので、木の具合を判定して安全確保のため伐採する判断をします。稲荷山公園内でも桜の古木が根元で伐採された大きな切り株が多数見られます。そして新しい苗木を植え付ける作業が進んでいました。
園内には植栽された樹木の他にも、自生している草花が多数見られました。
淡い青色のハナニラの花です。
一重咲きの山吹の花です。
これはウワミズザクラ、だいぶ見た目は違いますが、ソメイヨシノと同じくバラ科の花です。
群生していますがこれもハナニラです。少し青色が濃い感じです。
ムラサキカタバミです。普通カタバミは黄色い花が咲きますが、こいつは紫色の花が咲く品種のようです。
この白いのはオキザリス、同じくカタバミ科の花です。
色とりどりのチューリップは小さな花壇に植えられていました。
薄ピンクの椿です。こんな感じの高級和菓子ありますよね。
この白くて小さな花はドウダンツツジ、花の形はだいぶ違いますが、一応ツツジと同じツツジ科に属します。
そして、これがツツジです。こいつが咲き始めたと情報があったので稲荷山公園まで見に来たのでした。でも、ツツジ園がある訳ではなく、園内のあちこちに咲いていました。
まだ、つぼみが多いです。
ツツジの蜜を求めてミツバチの人が飛んでいました。
これはミツバチよりもっと大きなクマバチの人です。花に停まらないで素早く飛び回るので、なかなかファインダーに捉える事が出来ませんでした。大型の蜂ですが、性格が温厚で普通は刺したりしません。
芝生広場にこんな看板が出ていました。最近公園や広場ではキャッチボールはもとより、バトミントンやフリスビー等々とにかく飛びモノ全てを禁止していますが、稲荷山では一部の広場で解禁されていました。ここから将来のプロ野球選手が生まれるかも知れません。
カラスに注意の貼り紙もありました。きっと被害が多いんでしょう。烏の人は頭がよくて、レジ袋なんてすぐ持って行かれちゃいます。
園内は火気禁止ですが「BBQガーデン」があって、そこでは炭火でバーベキューが出来ます。この日は平日なのでお客は居ませんでした。
遊具が全くないわけではなく、小さいけど児童公園があります。コバトン広場と呼ばれていました。コバトンは埼玉県の公式マスコットキャラクターです。凄い笑顔で子供たちを迎えています。
手前、上向きのラッコ君。奥、象さんの滑り台。最初手前の動物は何だか分かりませんでした。だって、仰向けだし。
陸上生物最強のカバ君に追いかけられている馬(ロバ)君です。でも、馬の人には緊迫感が感じられません。
稲荷山公園のすぐ隣が航空自衛隊入間基地なので、飛行機が近くで見られるのをかなり期待していたのですが、そうは問屋が卸さない・・大きなお音はすぐ近くに聞こえるのに、機影はなかなか見つかりません。なぜなら滑走路に離発着する機体はこの付近ではかなり低空を飛ぶので、周囲の建物や公園内の樹々に隠れて見えないのです。やっと見つけた大型輸送ヘリH47チヌークです。
練習機T4です。こいつは頻繁に飛んでいましたがなかなか見られませんでした。手前の黒い影はカラスの人です。
米軍居留時代のハイドパークに関する資料は公園管理棟内と入間市博物館に多少展示されています。そんな歴史を知りつつ園内を散策すると、米軍住宅の気配を感じる事が出来ました。広い公園内には適度に起伏もあるのでいい散歩になりました。
追記:本日(4/23)の朝刊、埼玉県版に稲荷山公園のツツジが見頃を迎えたと小さな記事が写真入りで出ていました。
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