田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

轟天号を追いかけて11 レポートその2

2024-07-31 17:08:59 | あ~るOVA

 さて、その1では僕の撮った写真だけを紹介しましたが。僕以外のメンバーが撮った写真も紹介します。

 田切駅のホーム上から見た会場です。まだ閑散としています。

 

 去年の第10回の時の写真を紙焼きして展示しました。

 

 田切の衆のおもてなしテントです。まだこの状態で準備中。

 

 午後になって建て始めました。

 

 2張りです。休憩用の椅子が用意されて日除け(雨除け)になります。冷たい飲み物も用意されていました。

 

 昼を過ぎて少しずつ参加者が集まり始めました。

 

 この炎天下に自転車で乗り付ける強者も現れる。ピンクのママちゃりで轟天号を追いかけるのです。

 

 それぞれに地味だけどコスプレなどして楽しみます。

 

 寛いでいる僕(手前)、部室攻防戦の生徒会側の参加者という想定です。

 せっかくだから記念撮影もしちゃおーっと。

 まあ、こんな感じで出走者もお見送りの人も集まり始めます。1年ぶりに見る顔も多数。マニア仲間の話に花が咲きます。

その3に続く。


轟天号を追いかけて11 レポートその1

2024-07-31 12:49:00 | あ~るOVA

 2024年7月27日(土)南信州のJR田切駅で「轟天号を追いかけて」と言うイベントの11回目が行われました。コロナの時期に2年中止されていたので、初回開催から13年目と言う事になりますか。

 だいぶ昔に週刊少年サンデーで連載していた「究極超人あ~る」という漫画があって、連載終了からだいぶたってOVAになりました。そうですよ「OVA」・・オリジナルビデオアニメーション!!つまりビデオですビデオ!!!時代ですよね。未だにVHSのビデオデッキが自宅にある人ってどのくらい居ます?・・自分はEDベータのデッキもまだ持ってます。

 話がそれました。そのOVAの終盤で主人公一同が、田切駅から伊那市駅まで自転車「轟天号」に10人乗りして1時間以内に走るストーリーになっていました。その轟天号の幻影を実際に追いかけよう!と言うのが本イベントの趣旨です。

 主催と言うか音頭取りは地元伊那市の職員で構成された自転車同好会「サイクルクラブR」で、フリー参加(ただし出走には事前予約が必要です)の走行会で、競争ではないからまあ自転車で17kmくらい走れる体力と根性があればだれでも参加できます。自転車に乗らなくても「お見送り」で参加できます。こっちは事前予約も必要ありません。

 僕らは初回から顔を出していて、裏方主任の大役を勝手に担っています。だから誰よりも早く会場入りして設営など始めます。そんな僕らだから見ている視点で当日の様子を紹介しましょう。

 27日(土)午前8時頃の田切駅下。当然僕が一番乗りでした。駅の築堤の草木が伸び放題でした。駅下に見えるのは「聖地巡礼発祥の地」記念碑に駅の便所。今日も暑くなりそうだ。

 

 持ち込んだ裏方資材です。2列目シートと荷物スペースに満載。

 

 取りあえず卸した。まだ少し車内に残っています。

 

 そうこうするうち、主催者の捧さんが到着。走行会に参加する愛車「轟天号」を運んできました。

 

 これが轟天号。魔改造のブリジストンロードマンです。ナンバープレートが付いているのが分かると思いますが、既に自転車ではなく原付1種登録の電動自転車。これを駅下において、一度車は伊那市に戻ります。

 自転車参加者はそれぞれのやり方で集まってきますが、このように車に自転車を積んで一度田切に来て、自転車を置いて車はゴールの伊那市に回送したり、組み立て式自転車を飯田線で持ってきたり、自転車で乗り付ける強者もいます。

 

 田切の衆が、おもてなしテントを搬入しに来ました。まずはテントを軽トラから降ろして帰ります。テントを張るのは午後になってからです。

 

 タープ2張り、机、椅子等々。だいたいの設営が終わりました。扇風機の電源は車から取ります。

 

 マージャン卓はこれ1台だけ。最近マージャンを打てる人が少なくなった・・・。

因みにここ田切はマージャンアニメ「咲」の聖地でもあります。

 

 記念撮影用小道具。左から春風組のヘルメット、部室攻防戦で鳥坂が手にしていたガスガン、あ~るマーク付きの扇子、粉砕バット、レイバー整備用大型レンチ。

 

 碑の後ろには去年(第10回)の時の写真を展示しています。

昼頃まだ他に参加者は居ない、ちょっと寂しい静かな駅下です。

 ※このシリーズは、究極超人あ~るの漫画やOVAを知らない人には、今一つ分かり難い表現が多発しますが、それをいちいち注釈で説明していると、なんか物凄い事になりそうなので初めから諦めています。ご了承ください。

 その2へ続く


日本水準原点 一般公開 その2

2024-07-29 20:15:15 | その他

 だいぶ間が空いてしましました。もしかしたら日本で何名かいるかも知れないレポートを期待していた皆様、済みませんでした。

 さて、気を取り直して5月22日(水)晴れ。一般公開を見に行ってきました。場所は国会議事堂の前にある公園内。かつてここには憲政記念館があったのですが、国会図書館の新館工事に伴って少し離れたバスターミナル奥に規模を縮小して移転、仮営業(見学無料ですけど)していました。

 一般公開されるのは6月3日の「測量の日」に関連する行事で、毎年やっているとの事でした。この歳迄全く知らなかった。

 

 公園に入るとのぼりが立っていました。国土地理院が主催しています。

 

 のぼりを越えて少し先の丘の上にこの「日本水準原点標庫」がありました。普段は固く閉ざされた前後の鉄扉が開いています。人と比較して大きさ感が分かるでしょうか。

 

 こちらが裏側、この小さな石造建築が我が国の標高の基準を格納しているのです。

 

 そして表側。小さい鉄扉が開いていて、中に見えている白い縦長の水晶製のパネルが「水準原点」です。

 

 これを直に間近で見ることが出来ようとは!ちょっと感動です。水晶版に目盛りが刻まれています。

2011年の東北地方太平洋沖地震発生後に、この水晶版のゼロ目盛りを24.3900mと定めています。これを基準にして標高を算定しているわけです。

 

 建物正面側のファサード。よく見ると菊の御紋の間の文字は右から「大日本帝国」です。ここは国交省の国土地理院の管理施設です。国が管理する施設にこれだけ堂々と「大日本帝国」と書かれているのは多分ここだけでしょう。元々は陸軍測量部の施設だったので頷けますね。

 

 この水準原点はこのように地下深くの岩盤に乗っています。

 

 さて、今回の公開でぜひ確認したかった事があります。この水準原点の高さが正確なのかは、毎年1回東京湾の平均海水面から測量で測って確認しているという事実をだいぶ前に本で読んだことがあります。GPSで瞬時に緯度・経度・高さが確定できる現在もそれをやっているのか?と言う事です。

 展示してあるパネルの脇で解説していた恐らく国土地理院の職員さんに、この疑問をぶつけてみました。

やっているそうです。具体的には油壷(マリンパークは閉鎖してしまいましたね)にある水位観測所から、この国会議事堂前まで100キロ越の距離を、道路工事現場でたまに見るような測量の機械を使って人力で測っているそうです。1回の計測で進める距離はなんと80m!1日で約2キロの距離を計測したら、一度開始地点まで逆向きに計測し、つまり同じ場所を2回計測して正確を図るのだそうです。カーブがきつくて見通せない場所では、当然これよりも1回の計測距離が短くなります。1日2キロで100キロ越・・・ほぼ尺取虫。こうして水準原点の正確性は保証されているのでした。

 感動です長年の疑問が解消しました。

 年に1度、測量の日に前後して公開されています。大人の社会科見学に如何でしょうか。