カーブルカーの山頂駅を出るとすぐ目の前がビアマウントの入口だ。
見ての通り会場迄はまた長い階段だ。基本バリアフリー対応になっていない。何せそこは山ですから。
この長い階段を上った先に受付(料金所)があり、そこで入場料¥4,200を払うと、2時間の飲み放題食べ放題となる。
帰りは2時間飲んで酔っ払った状態でこの階段を下りてくるのだ。
サントリー秋の新作、ビアボールの先行体験会のポスターが出ていた。そう、今日はこれを飲みに来たのだ。
さあ、受付を終わって、会場に入る。展望の良い2階の席や、展望ラウンジ内の席もそこそこ空いていたが、そういった展望を優先すると、ビールをもらいに行くのが大変不便になる。僕らは展望よりビール優先だから、1回目の訪問時と同じくビールカウンターのすぐ前の席を陣取った。
このようにビアボールの専用カウンターが出ていた。中にいるのはサントリーの人のようだ。
爽やかなブルーのラベルが印象的なビアボール。アルコール度数16%のビールテイスト飲料の原液だ。こいつを炭酸水とか、その他何か好みの物で割って自分流の飲み物を作るのだ。
この日、用意されていたのは「定番」「軽め」「濃いめ」の3種類だった。定番で普通のビールと同じくらいのアルコール濃度になる。
濃さを指定すると、カウンターの兄さんが作ってくれる。氷と炭酸水の入ったジョッキの方に、ビアボールの原液を入れるのがメーカー指定のやり方のようだ。
出来ました。左濃いめの8%、右が定番4%。明らかに色が違う。泡立ちが少なめの氷入りビールに見える。
今日はこれを先行体験しに来たのだ。さて味はどんなものか・・・
「これはビールじゃないっ!」
自分はかなりのビールヘビーユーザーで、ビールはもとより、その他の雑酒つまり新ジャンルと称するビールもどきも、メーカーや銘柄に拘らずによく飲む。最近新ジャンルもだいぶ味が良くなって、ビールとほぼ変わらなくなっている。これはメーカーさんの努力によるのだろう。
そんな中での期待の新製品・・・ビールの味がしない。これ、何か言われないで目隠しして飲んだら、ビールとは思えないだろう。苦みが全くなくて、薄~いハイボールの様な味がする。どちらかと言うと酎ハイの仲間であるホッピーに近い。申し訳ないが、この先居酒屋で自分は身銭を出してまで注文しない。だってビールヘビーユーザーおやじだからね。
でも、人気出そうな感じがする。昨今のSNS流行りのなかで、「わたしぃ、こ~んな作り方してますぅ(かわいいでしょ~)」とか、「これ俺の流儀っす(カッコいいだろぅ)」といった、自分アピールの材料にもってこいだと思うからだ。
さーて、どのような展開になるか楽しみな新商品だなぁ。