ある日、吉見町役場から書簡が届きました。何だろうと思ったら「観光スタンプラリー景品在中」と表書きがある。うっす~い記憶を掘り起こすと、確かにそんなスタンプラリーに参加したことがありました。
当たった景品は500よしみんの券が2枚、1よしみん=¥1の交換レートなので、¥1,000分の吉見町内の加盟店で使える金券という事です。
何で記憶が薄かったかというと、全く別の用事で吉見百穴に行った際にこのパンフレットを見つけて、お気軽にクリアできそうだったのでそのまま参加したからでした。お気軽にというのは、5種類のスタンプポイントの中から3か所のスタンプを押せば応募できるし、各ポイントが吉見町内の比較的狭いエリアにあるので短時間で回れるからです。
まず、パンフレットを見つけた吉見百穴で1個目のスタンプを押し、道の駅よしみで2個目のスタンプ、最後に吉見町役場の案内カウンターで3個目を押して条件クリア。しかも役場のカウンターにあった応募箱に必要事項を記入したら即投入して応募完了です。確か3時間はかからなかった、これでは記憶が薄いのも当然か。
パンフレットをよく見てもらえばイベント期間の記載が無いのが分かると思いますが、どうやら全く同じ内容のスタンプラリーを通年で実施ているみたいで、9月と3月にそれぞれ抽選があり、その半年間を一区切りとして〆ているようです。期間中に応募できるのは一人一回のみと注意書きがある。という事は次の半年の期間でまた再挑戦できるって事ですね。
せっかく1000よしみんも当たったので、何か地の物を食べに行こうと思いました。役所からの書簡に同封されていた案内書で利用可能な飲食店を調べたら、「手打ちうどん たなか」という食堂で、吉見町のB級グルメ「あぶら味噌丼」とやらが食べられるらしい。いきなり自分からB級って名乗っちゃうのもどうかと思いますが、地元で昔から食べられていたものには興味があります。
店は江綱交差点に面した場所にあって、店の前に4~5台と店の裏手に2台くらい停まれる駐車場がありました。営業は11時からです。
店内は昔ながらのうどん屋と言うか食堂の風情で、テーブル席以外に小上がりの座敷席もあります。
これがメニューにあった「あぶら味噌丼」の紹介です。丼が¥800、これにうどんが付いたものが¥1,000でした。うどんは冷たいざるうどんか温かいかけうどんが選べます。せっかく手打ちうどんの店だし、僕はうどん付を選びました。
これがあぶらみそ丼うどん(温)付きです。かけうどんではなくたぬきうどんでした。丼には生卵の黄身が乗っていますが、最初は崩さないで丼を食べて、半分くらい食べたら黄身を崩して混ぜて食べてと言われました。
壁貼りメニューにあったお薦めのモツ煮¥500も追加で頼みました。
甘みのある味噌で炒めた野菜と豚肉が乗った丼でした。特別奇抜な味ではなく、想像していた安心の味でした。美味しかった。店は還暦過ぎたおっさんの自分から見ても年長の御夫婦で切り盛りされています。最初に調理に少し時間が掛かりますと言われましたが、開店と同時に入ったので、だいたい30分弱かかりました。せっかちな人には向かない店だと思います。
実はここでもスタンプが押せます。スタンプポイントの4番が市内飲食店で、ここ以外にも何軒かのラリー参加店があります。次の半年分の応募のためパンフレットにスタンプをもらいました。また当たるといいなぁ。