田切通信

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伊那谷の食14

2005-12-31 21:00:36 | 飯田線の旅
 いよいよ大晦日の夜、諸兄はいかがお過ごしだろう?
当然大晦日と言えば「年越しそば」と言うことになるのだが、関西の方などは、そばではなくうどんを食べたりするのだろうか?細長い物ならいいと言うなら、伊那ではロー麺を年越しで食べたりするのだろうか??

 で、いよいよこのシリーズも佳境で、伊那市名物「ロー麺」である。何しろ歯に衣着せぬこのシリーズだから、そうりゃあ凄いでっせ。

 最近その土地土地でのみ食べられていた、独特な味付けのラーメンがメジャーになったりしている。これも情報革命だろうか。ネットの普及で画面上の情報に関してはかなりボーダーレスになったように思う。だから、本来なら極めて狭いエリアだけで食されていた物が、広く知られるようになった。ロー麺も、かなり大雑把な言い方をすれば、御当地ラーメンの一種というか亜種に分類できると、僕は密かに思っている。
 伊那市駅と伊那北駅との中間くらいにある中華料理屋の「萬里」がロー麺発祥の地だそうだ。伊那市エリアではそれなりに昔から食べられていたようで、昨日今日あたり町興しの為に、無理矢理こじつけて流行らそうとしている何処ぞの○○(お好きな何かを入れるように・・例・裾野市の餃子)とは大きく違う。その点は素直に評価できると思う。
 初めて食べた時の素直な感想は、「何か毛色の変わった(魚介類の入ってない)チャンポンみたいだな~」だった。
 少し深めの皿に盛られているのもそれっぽかった。麺は太めのモサモサした感じで、これもチャンポンのようだと感じた。キャベツと肉・・肉はマトン・・を一緒に炒めて、少し甘めのスープで味付けしてある。その水気加減もチャンポンそれだった。
 とにかく焼きそば風の味付けのチャンポンぽい麺を想像すると、ほぼ間違いないと思う。

 と思うと、それだけで済まないのが奥の深いところで、別の店で食べると全くとまでは言わないまでも、かなり違う物が出てくる。同じロー麺なのに。それは伊那市駅のすぐ近くにある「うしお」で、こちらのロー麺は麺も萬里より細く、汁気も格段に少ない。どちらかというとチャンポンではなく、焼きそばにより近い。
 両者には「ロー麺」という名前以外には、さほど類似点がないように思う。と言ったところで、次回元日に続く。

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