何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

枯れ木のようだよ足が!

2015年12月29日 19時29分39秒 | Weblog
昨日何とかアパートまで帰ってきたが、意志が足に伝わらない、それだけならいいが足が大地を踏みしめる感覚が遅れてやってくる。
踏みしめていいのか、持ち上げていいのか分からなくて、足全体の筋肉がバラバラに反応してプルプル震える。
身体のバランスは崩れっぱなしで、一歩進むたびに倒れそうによろける。
プルプル震える足で倒れそうになる身体を支えようとするが、その信号が足に伝わらない。
枯れ木のような足で、折れそうになりながら必死で崩したバランスを支える。
こんな状態は、一昨日ウォーキングをしていた時から、旧中山道を歩き、守山市に入った頃から続いている。
極度の疲れのせいか、医師にも過度の運動はしないよう言われているが、今の身体の具合からするとウォーキングは極限に近くハードな運動だったから、病気が進行したせいかも知れないが、朝の散歩には出られなかった。
今にも折れてしまいそうな枯れ木のような足で、おやじ会議にだけは出た。
2階から一階に階段を下りるのが日に日に遅くなっているが今日はいちだんと時間が掛かった。
一段一段階段を下りているつもりなのに足が同じ段で引っ掛かってしまう。
その度に突っかかって転びそうになるので、手すりにしっかり捕まって転げ落ちないように身体を起こす。
ただ階段を下りただけで吐く息が激しくなり冷たい空気に白い息が広がる。
また不安が襲ってくる。
東海道を歩く事が、今の僕にとっていい事なんだろうか、マイナスな事なんだろうか。
ひょっとして、命を縮める行為になるんじゃないか。

答えは何処にも無い、ならば立ち止まらず、進むのみ。

今年の暑い時期から絶やさず植え込みの中で咲き続けている花がある。
年が変わろうとしている今。朝は氷点下に近い寒さになっているというのに、いまだ元気に花を咲かせている。
逆境に耐え忍び鮮やかに花を咲かせているそのパワーをいただこうと写真を撮った。

未だ足は枯れ木のまま。
それでも、芯まで枯れてはいないはず、頑張れ忠史。