何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

紫の親指

2015年12月02日 20時29分49秒 | Weblog
写真では分からないが、腫れあがって紫色に内出血した親指。

左手は痺れているし、左手は親指が痛くて使い物にならない。
でもまだ両方の腕には感覚がある。
痛みを感じる感覚がある。

いつか、近い将来、腕を動かすことが出来なくなっても、痛みの感覚だけは残るのだろうか?。
そうだろうな。
地獄を見て死んでいく病だとネットにも書いてあった。
総ての感覚は無くならず、知能もしっかりしたまま、運動機能だけが衰えて、身体を動かすことも出来ず食べるどころか水を飲むことも出来なくなって、話すことも笑うことも泣くことも出来なくなって死んでいく。
自分の死に方が分かっているって辛いね。

だから毎日、精一杯生きなきゃ。
僕よりもっと辛い日々を送っているのは、典子さんだから。




 銀の雪



ふるえるほどの冷たさを
暖めあって生きてきた
転んでも転んでも又立ち上がり
手をとりあい 支えあって

若さにまかせて突き進み
怖いものなど どこにも無かった
すれ違い傷つけあっても分かり合えず 
見失った事も沢山あるよね

* 苦しみも悲しみも思い出の中で
  やさしさに変わってゆく
  あなたと出逢えて本当に良かった
  そして今
   あなたに恋をして
   あなたに恋をして
   あなたに恋をして

     ずっと ずっと


汚れちまった思い出や
取り戻せないあやまちの日々
懸命にひたすらに歩き続けた
振り返れば 長い道

* (繰り返し)

     ずっと ずっと

ふるえるほどの冷たさを
暖めあって生きてきた
転んでも転んでも又立ち上がり
手をとりあい 支えあって