何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

10月の桜、って今12月だよ。

2015年12月20日 18時17分37秒 | Weblog
昨夜の棟集会は、忘年会もかねていたので、来年度4月からの棟の役員と自治会役員の選出を終えて(僕は両方の役員を引き受けることになった)後半は恒例のカラオケ大会。
夏の納涼会の時は、まだろれつも回っていたので、カラオケを唄わされるはめになったが。
近頃は、話していてもろれつの回りが悪く、しゃべっている言葉が伝わらず、「えっ。」と聞き返されることが多くなった。
そんな僕の状態がわかっているから誰からも、カラオケを唄ってくれと頼まれなかった。
でも、おやじ会議で毎朝顔をあわしている渋谷さんが「最後に高橋さんにアカペラで唄ってもらおう。」
高齢者ばかりなので最新ミックスアルバムの「ベストミックス」の最後の曲「SHINO」の1番だけを唄った。
SHINO

かしこい女になるよりも
ばかな女でいるがいい
強い女といわれるよりも
優しい女になるがいい
訳のわからぬ世の中に
産まれてきたのが不幸だと
愚痴って世間をなじるより
人を愛せる心をもて


温室育ちでいるよりも
雨風受けて生きてゆけ
おまえは野に咲く花になれ
旅行く人をなぐさめて


きれいな女といわれるよりも
かれんな女になるがいい
とげ持つ女になるよりも
清い心を武器にしろ
人の不幸に涙して
小さな望みを分かち合え
可愛い女と呼ばれるように
自分も愛せる心をもて

*(繰り返し)
 おまえは野に咲く花になれ
 旅行く人をなぐさめて


自分でも驚くのだが、部屋で練習している時は上手くろれつが回ってくれないのに、人前になると気合いの入り方が半端でなくなり、完璧ではないがろれつがまわりだす。
世界一下手なプロ歌手だから一言一言気持ちを込めて唄うだけ。
80歳を過ぎた棟長が、涙を流して僕の唄を聞いてくれていた。

まだ大丈夫だ。
昨夜はアカペラライヴに対する自信を付けさせてもらった夜だった。
人生の先輩達に背中を押してもらった気がする。
これで勇気を持って浜松市天竜区の鈴木宅ホームコンサートにむかえる。


寒いから今夜は水餃子にしようと、朝、典子さんと話して決めていた。
午後、バスで花小金井駅まで出掛け、帰りは自転車遊歩道を歩いた。
ウソみたいに歩くのが大変。
冷凍の水餃子を買ったが、1時間以上掛けてアパートまで帰ってきたので、歩いているうちにすっかり解凍してしまった。
水餃子は皮が厚いので大丈夫だろう。
冷凍食品を買うときは行き帰りを逆にすべきと反省。

アパートの近くまで来て、延命寺の多摩野神社の入り口に咲いてる花を見つけて写真に撮った。
梅にしても早すぎる、梅ではない。
花びらは、どう見ても桜の花びら。
寒風吹く12月に狂い咲きかー!。
枝に短冊がからめてあった。
短冊には「10月の桜」と書かれていた。
開花時期は10月~11月らしい。
狂い咲きではなく、あえて寒い時期に花をつける桜らしい。
僕も逆境の中でも花を咲かせるぐらいのたくましさを身に付けたい。
負けてたまるか~!。