Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

リトル・ダンサー

2008年01月08日 | Weblog
「リトル・ダンサー」も、
よかった。

話題になったときから、気になっていたのに、
なかなか、観られなかった。

イングランド北東部の炭鉱の街で、
貧しい少年がクラシックダンスに夢中になり、
最後は、立派になって、ウエストエンドの劇場で
踊る、という物語。

私は、ダンスも面白かったが、
ダーラムが舞台のイギリス生活に
目を凝らしてしまった。
ダーラムというと大聖堂が有名で、
一度、訪れたことがあったが、
静かな田舎街というイメージだった。
確か、知り合いもそこの大学に赴任した記憶がある。
(間違っていたら、ごめんなさい)

そのイメージと映画のイメージが違うのだが、
どんな街にも、格差があり、
人間は、その中で懸命に生きている。

英語も、訛りがきつくて、単語が聞き取れない。
少しなれると、イントネーションも地方色がある。
少し、懐かしかった。
毎回、50ペンスを払う子供の習い事。
うちも、この映画の話の数年後に、
違う街の教会で毎回80ペンス払って、
子供がバレエとタップを楽しんでいた。
その数年後は、映画の主人公とえらい違いになっているが・・。

80ペンスというのは、当時だと、200円くらいの感覚だった。
だから、敷居が低くて、子供も私も喜んでいっていた。
文化の底辺が広いのを肌で感じたのだった。

映画の最後に少しだが、アダム・クーパーが
成人した、ビリーとして、登場する。
その肉体美に圧倒されて、映画は終わる。

この映画は、静かで、エキサイトするシーンも
少ないが、私に重厚な感動を与えてくれた。

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