後編のスタートです。
18番。 芦刈山(あしかりやま)からです。
芦刈山なのに、どうして横の幕が菖蒲なのでしょうか?
山鉾巡行の順番は、籤とらずの山鉾以外は、あらかじめ抽選によって順番を決めます。
そして当日、祭り奉行による籤あらためが、所定の場所で行われます。
その模様が、この写真です。 順番を書き写した書類を、奉行に差し出しています。
順番が、正しいと認めてもらうと、
このように、山鉾に合図して、再スタートして籤あらため所を通過していきます。
このようにして、
19番。 白楽天山(はくらくてんやま)は通過していきました。
20番。 木賊山(とくさやま)。
21番。 放下鉾(ほうかほこ)。
稚児人形を、動かしながら進んでいきます。
22番。 岩戸山(いわとやま)。
鉾なのですが、岩戸山の名前がついています。
そして、ご神体が屋根の上に乗っています。
23番。 船鉾(ふねほこ)。
一番好きな、ようやく船鉾がやってきました。
カッコいいですね。
動いているという感じがしますね。
そして、装飾お豪華です。
後ろには、螺鈿の装飾の舵がついています。
あぁー、行ってしまいました。
24番。 橋弁慶山(はしべんけいやま)。
五条大橋での牛若丸と弁慶の戦っている様子です。
25番。 北観音山(きたかんのんやま)。
後ろに、柳の枝をつけています。
26番。 黒主山(くろぬしやま)。
黒の文字が、ビジュアル的にも面白いデザインの黒主山。
ええ感じです。
傘と衣装にも、このデザインが施されています。
27番。 浄妙山(じょうみょうやま)。
完全に飛んでいますよね。そして、頭を。
いつも、昔のパスタの食品サンプルのフォークを思い出してしまいます。
28番。 役行者山(えんのぎょうじゃやま)。
修験道の祖、役行者が乗っています。
29番。 南観音山(みなみかんのんやま)。
いつも、最後の鉾になっています。
アレッ。 帯の位置が高い。 左から3番目と5番目の子、ようく見ると女の子でした。
天女のようなこの模様が、とってもきれいです。
30番。 鈴鹿山(すずかやま)。
駱駝のデザインが、とってもユニークです。
31番。 八幡山(はちまんやま)。
八幡宮を上にのせています。 金箔で、きれいな装飾です。
32番。 鯉山(こいやま)。
鯉が滝をのぼる様子をあらわしています。
最終。 大船鉾(おおふねほこ)。
お囃子だけの参加なのですが、来年復興される大船鉾。 それだけに、注目度は高かったです。
大船鉾が行ってしまって、すべてが終了しました。
すべての山鉾が、通っていったのが、12時前でした。
3時間近く、待ち時間も入れると4時間くらいになったのですが、暑かったです。
やっぱり、祇園祭は暑いのです。 暑いから、祇園祭なのです。
来年は、大船鉾も復興されるし、巡行の様子も変わるかもしれません。
どちらにせよ、祇園祭はとってもいいお祭りなのですから。
役行者が見たいというリクエストがあったので、追加します。
15日の宵々山に写したものです。
正面に役行者が帽子(もうす)を被り袈裟・掛絡(くわら)を纏い経巻・錫杖(しゃくじょう)を手にされ、
葛城神は女神で手に輪宝を、一言主神は鬼形で赤熊(しゃぐま)を被り斧を携えています。