”玲瓏”管理人のつぶやき

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K-1 WORLD MAX 2007 決勝トーナメント

2007年10月04日 | 桜庭和志
 優勝はアンディ・サワーだったが、主役は魔裟斗、また「あ、そうだ」とK-1 公式ページのFight Vote コーナーで不特定多数の方のウェブ投票をチェックしても、MVPは魔裟斗、ベストカードは魔裟斗vsブアカーオ・ボー・ブラムック、自分の思ったとおりの結果がそこにあった。

 ベスト8による世界一決定トーナメント、その準々決勝、事実上の決勝戦だっただろう、魔裟斗vsブアカーオ・ボー・ブラムック戦。魔裟斗の速射砲がブアカーオを何度も貫く。たまらずダウンを喫したブアカーオ。このダウンからリズムを崩し負けを潔く認めたブアカーオ。ここ3年の戦い方はまさに絶対王者だったブアカーオがこれほど殴られるとは戦前は予想できなかった。魔裟斗陣営はタイからもトレーナーを呼んでそれだけ研究していたと言う。

 しかしその代償として両すねに受けたダメージは大きかった。ブアカーオのローキックはそれはもう画面からでも半端でないことがわかった。準決勝は何とか新鋭のキシェンコを左フックで仕留めてみせたものの、決勝の第3ラウンドで立ち上がるだけの力は残されていなかった。トーナメント決勝戦でブアカーオだったらきっと魔裟斗は優勝していただろう。ミドル級は体格からして競技人口が多く一番の激戦区、トーナメントは組合せによって有利・不利が生まれる。

 「悔いはない。元気なら大みそか(Dynamite!)にサワーと決着戦でもいい」と魔裟斗は語った。優勝したサワーも男だ。自分が倒したのではないことは重々承知している。「大みそかの魔裟斗戦は大丈夫。」と2007年のトーメント優勝者は語った。ブアカーオに雪辱した。次はサワー。「もうトーナメントには出ない。でもやめるとは言わないよ。」倒すべきライバルの背中を追って、魔裟斗は走り続ける。

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