”玲瓏”管理人のつぶやき

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桜庭判定負けって?

2007年06月05日 | 桜庭和志
 米国時間6月2日ロスアンジェルスで「Dynamite!!」が開催され、桜庭和志vsホイス・グレーシーの7年ぶりの対決があり、桜庭の0-3の判定負けとなった。

 今日、ひょんなことから試合結果を知ってしまい、ちょっとガッカリした気持ちで夜の地上波放送を見たが…これで0-3の判定負けかと(T_T) いろんな意味で悲しくなった。

 例によって振り返ってみる。1ラウンド目は桜庭が完全に試合をコントロール、2ラウンド目も桜庭が終始押し気味、3ラウンド目で腕がらみが抜けたところを後方からパンチを受けてしまったのが唯一攻められている印象を与えるがガードしていた。

 確かに解説の船木、田村、谷川はあのシーンを見てすぐさま「審判に印象悪いですよ!」と叫んでいたが、それでも0-3の判定になるくらい決定的差がつく攻撃だったのか?否、そうでない。米国開催の格闘技イベントで判定決着までもつれた場合、納得がいくことがあまりない。

 懸念されるのはこのような”見る目のない判定”が続くことだ。米国に限らず海外ではホームデシジョンと言って興行優先に判定決着することは想像に容易い。しかしPRIDE地上波打ち切りから始まった日本における総合格闘技地盤沈下は思った以上のスピードで進むことは間違いないだろう。UFCに買収されたPRIDEは今後も米国開催が増えるだけに雪崩現象になりそうで怖い。

 救いは、ホイス・グレーシーの父であるグレーシー総帥のエリオ・グレーシーが元気な姿をリングサイドに見せていたこと、その意味は桜庭を強敵として認めていること、そのエリオは判定決着後も桜庭を賞賛の目で見ていたこと、何より桜庭自身が判定がどうであれ満足でき満面の笑顔でエリオと握手していたことであろう。

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