「ゆっくり見られると思うのでどうぞ楽しんでください。」と羽生さんから直々にメッセージをいただき、お会いしたことのなかった梅田望夫さんからはtwitterで「see you then」とお返事をいただいた。お二人から望外にもお言葉いただき少し高揚しながら、地元愛知県豊田市にあるホテルフォレスタに向かって横浜の自宅を朝6時前にマイカーで出発した。この日は、産経新聞社の藤田さんに特別はからいいただき、タイトル戦では初めて関係者控え室に入れさせていただくことになっていた。
できれば朝9時の対局開始を見たい、そう思っていたのだが、仕事関係で前日の夜更かしがたたって寝坊してしまい、予定時間を30分遅れての出発となってしまっていた。案の定、現地到着が9時20分。やはり前日ホテルフォレスタ近くの実家入りしておけばよかったか、と少しばかり後悔しながら関係者控え室に。振り返れば、ホテルフォレスタで開催される棋聖戦における大盤解説会への参加は3年連続3回目。2年前の大盤解説会次の一手で特別賞があたり生感想戦が見れたのは思い出深い。佐藤康光当時棋聖に2連敗した2連敗目だったのだが、あれから3連勝して奪取したんだなあ、そう思い出していた。
初めて入る関係者控え室。ネット中継班、この日の棋聖戦担当は銀杏記者と文記者。お二人ともたまたま知り合いというのが心強い。銀杏記者、文記者を見つけてホッとしつつ、まずは藤田さんにご挨拶。銀杏記者の心遣いで、立会人の中村修九段、副立会人の北浜健介七段、杉本七段、観戦記者の中島一彰さん、フォレスタヒルズ代表取締役社長の小野政秀さんに、羽生データベース管理人として紹介していただき挨拶させていただく。青野九段、村田顕四段、澤田四段、室田女流初段、鈴木女流初段にも挨拶。
まず最初にしなければならないのは、関係者の邪魔にはならないような自分のポジション決め。やはり癒し系でかつ中継の神である銀杏記者の横が落ち着く。関係者控え室には大きなデジタルテレビが設置されており、対局場の天井カメラと接続されその一部始終が映し出されている。その一番前に銀杏記者と文記者が陣取りネット中継している。その横でマルチプリンタを前に藤田さんが現場を取り仕切られている。そこから先はプロ棋士の方やマイコミや他マスコミ関係者の席という感じにわかれていた。
文記者は対局室での写真撮影を主に担当、銀杏記者は関係者記者室における検討風景などを主にカメラに収め、随時中継ブログにアップしている。銀杏記者のラップトップ上では、昔の対局情報を検索したり、寄せられるファンからのコメントなどをリアルタイムで確認したり、中継サイトへの棋譜・コメントアップに忙しい。彼らのてきぱきとした中継作業に感心しながら、盤に没頭して検討する杉本七段らを見に行ったりして過ごしていた。北浜七段は自分の横の空いた席に来て、大盤解説会用にと色紙に自作詰め将棋をしたためながら、自分に声をかけてもらい優しさに触れる。いやあ嬉しいですね。
しばらくして、梅田望夫さんと中央公論社の岡田育子さん、daichan 先生とねここ先生が関係者控え室に到着。梅田さんとは初めてのご対面も、シリコンバレーねたでちょっと盛り上がる。梅田さんとは格違いだが自分も3年シリコンバレーにいたのだ。記念にということで、梅田さん、daichan 先生、ねここ先生、銀杏さんの4人とともに、岡田さんに写真を撮ってもらう。間もなくして昼食休憩となり、関係者もこぞってお昼。daichan 先生とねここ先生、そして青野九段と中村九段とご一緒する。青野九段、そして中村九段も、とてもフランクに話しかけていただき楽しいランチとなった。
関係者控え室での夢のような空間で十分すぎるほど十分だったのだが、大盤解説会にも申し込んでいた。午後3時過ぎからは大盤解説会場に場所を移して解説会も楽む。関係者控え室では画面が1つしかなく盤面しか映されていないのだが、大盤解説会場では画面が2つ用意されており盤面と対局風景が映し出されているのがなんともよい。解説会休憩のたび関係者控え室に戻って過ごすなんと贅沢な時間の使い方。
解説会では司会進行の中山指導棋士から、今年正月のとちぎ将棋まつりでそのトークの威力を目の当たりにして度肝を抜かれた神吉七段が登場すると聞く。関係者控え室にもまだ来られていなかったのに本当かなと思いつつあのド派手な井出達の登場を今や遅しと待ち望んでいた。この豊田対局はナント次の一手が3回ある。1回目を当てて抽選で景品をもらう。北浜七段の色紙が当たれば面白いのになと思っていたが、そうは問屋がおろさなじゃった(苦笑)2回目も当てたが抽選もれ、3回目は手をはずしてしまった。
夕刻5時くらいに神吉七段登場。いやあ、場を盛り上げるということに関しては役者が違いますね。少し大袈裟かもしれないが口を開くたびに笑いの渦が巻き起こる。さすがエンターテイナーです。羽生無双流掲示板で馴染みの千間丸さんとも遭遇。しばし千間丸さんの左隣が空いていたのでそこに座り歓談しながら解説会を聞く。右隣の方は次の一手で色紙を当てられていたが、嬉しいことに自分の管理しているサイト”玲瓏”を毎日訪問してくださっているとのこと。ありがたいことです。間もなくして羽生さんが勝ちきり、見事防衛を決める。気がつけば梅田さんらも階下に降りて来られて大盤解説会に顔を出されていた。
羽生さんと深浦王位の両対局者も階下の大盤解説会場に顔を出された。深浦王位はこれまで羽生さんとのタイトル戦をフルセットまで戦ってきただけに、本シリーズのストレート負けという結果に意気消沈されていた。神吉七段はそんな深浦七段を気遣いながらそれでも会場を盛り上げる。一歩間違えば嫌な空気になりかねないシーンだけにさすがの神吉七段だなあと、そんなところに感心しながら解説会は終了したのだった。
千間丸さんに別れを告げ、自分は対局場に場所を移し生感想戦を見させていただいた。タイトル防衛の場面に立ち会うのは初めて。NHK-BSの囲碁・将棋ジャーナルやCSの囲碁・将棋チャンネルからのインタビュー場面を目の当たりにするのももちろん初めてであり、新鮮な気持ちで見守る。羽生さんの防衛という結果、それにまつわるシーンに直に触れることができ、いろいろな面で貴重な経験をさせてもらったのだった。
できれば朝9時の対局開始を見たい、そう思っていたのだが、仕事関係で前日の夜更かしがたたって寝坊してしまい、予定時間を30分遅れての出発となってしまっていた。案の定、現地到着が9時20分。やはり前日ホテルフォレスタ近くの実家入りしておけばよかったか、と少しばかり後悔しながら関係者控え室に。振り返れば、ホテルフォレスタで開催される棋聖戦における大盤解説会への参加は3年連続3回目。2年前の大盤解説会次の一手で特別賞があたり生感想戦が見れたのは思い出深い。佐藤康光当時棋聖に2連敗した2連敗目だったのだが、あれから3連勝して奪取したんだなあ、そう思い出していた。
初めて入る関係者控え室。ネット中継班、この日の棋聖戦担当は銀杏記者と文記者。お二人ともたまたま知り合いというのが心強い。銀杏記者、文記者を見つけてホッとしつつ、まずは藤田さんにご挨拶。銀杏記者の心遣いで、立会人の中村修九段、副立会人の北浜健介七段、杉本七段、観戦記者の中島一彰さん、フォレスタヒルズ代表取締役社長の小野政秀さんに、羽生データベース管理人として紹介していただき挨拶させていただく。青野九段、村田顕四段、澤田四段、室田女流初段、鈴木女流初段にも挨拶。
まず最初にしなければならないのは、関係者の邪魔にはならないような自分のポジション決め。やはり癒し系でかつ中継の神である銀杏記者の横が落ち着く。関係者控え室には大きなデジタルテレビが設置されており、対局場の天井カメラと接続されその一部始終が映し出されている。その一番前に銀杏記者と文記者が陣取りネット中継している。その横でマルチプリンタを前に藤田さんが現場を取り仕切られている。そこから先はプロ棋士の方やマイコミや他マスコミ関係者の席という感じにわかれていた。
文記者は対局室での写真撮影を主に担当、銀杏記者は関係者記者室における検討風景などを主にカメラに収め、随時中継ブログにアップしている。銀杏記者のラップトップ上では、昔の対局情報を検索したり、寄せられるファンからのコメントなどをリアルタイムで確認したり、中継サイトへの棋譜・コメントアップに忙しい。彼らのてきぱきとした中継作業に感心しながら、盤に没頭して検討する杉本七段らを見に行ったりして過ごしていた。北浜七段は自分の横の空いた席に来て、大盤解説会用にと色紙に自作詰め将棋をしたためながら、自分に声をかけてもらい優しさに触れる。いやあ嬉しいですね。
しばらくして、梅田望夫さんと中央公論社の岡田育子さん、daichan 先生とねここ先生が関係者控え室に到着。梅田さんとは初めてのご対面も、シリコンバレーねたでちょっと盛り上がる。梅田さんとは格違いだが自分も3年シリコンバレーにいたのだ。記念にということで、梅田さん、daichan 先生、ねここ先生、銀杏さんの4人とともに、岡田さんに写真を撮ってもらう。間もなくして昼食休憩となり、関係者もこぞってお昼。daichan 先生とねここ先生、そして青野九段と中村九段とご一緒する。青野九段、そして中村九段も、とてもフランクに話しかけていただき楽しいランチとなった。
関係者控え室での夢のような空間で十分すぎるほど十分だったのだが、大盤解説会にも申し込んでいた。午後3時過ぎからは大盤解説会場に場所を移して解説会も楽む。関係者控え室では画面が1つしかなく盤面しか映されていないのだが、大盤解説会場では画面が2つ用意されており盤面と対局風景が映し出されているのがなんともよい。解説会休憩のたび関係者控え室に戻って過ごすなんと贅沢な時間の使い方。
解説会では司会進行の中山指導棋士から、今年正月のとちぎ将棋まつりでそのトークの威力を目の当たりにして度肝を抜かれた神吉七段が登場すると聞く。関係者控え室にもまだ来られていなかったのに本当かなと思いつつあのド派手な井出達の登場を今や遅しと待ち望んでいた。この豊田対局はナント次の一手が3回ある。1回目を当てて抽選で景品をもらう。北浜七段の色紙が当たれば面白いのになと思っていたが、そうは問屋がおろさなじゃった(苦笑)2回目も当てたが抽選もれ、3回目は手をはずしてしまった。
夕刻5時くらいに神吉七段登場。いやあ、場を盛り上げるということに関しては役者が違いますね。少し大袈裟かもしれないが口を開くたびに笑いの渦が巻き起こる。さすがエンターテイナーです。羽生無双流掲示板で馴染みの千間丸さんとも遭遇。しばし千間丸さんの左隣が空いていたのでそこに座り歓談しながら解説会を聞く。右隣の方は次の一手で色紙を当てられていたが、嬉しいことに自分の管理しているサイト”玲瓏”を毎日訪問してくださっているとのこと。ありがたいことです。間もなくして羽生さんが勝ちきり、見事防衛を決める。気がつけば梅田さんらも階下に降りて来られて大盤解説会に顔を出されていた。
羽生さんと深浦王位の両対局者も階下の大盤解説会場に顔を出された。深浦王位はこれまで羽生さんとのタイトル戦をフルセットまで戦ってきただけに、本シリーズのストレート負けという結果に意気消沈されていた。神吉七段はそんな深浦七段を気遣いながらそれでも会場を盛り上げる。一歩間違えば嫌な空気になりかねないシーンだけにさすがの神吉七段だなあと、そんなところに感心しながら解説会は終了したのだった。
千間丸さんに別れを告げ、自分は対局場に場所を移し生感想戦を見させていただいた。タイトル防衛の場面に立ち会うのは初めて。NHK-BSの囲碁・将棋ジャーナルやCSの囲碁・将棋チャンネルからのインタビュー場面を目の当たりにするのももちろん初めてであり、新鮮な気持ちで見守る。羽生さんの防衛という結果、それにまつわるシーンに直に触れることができ、いろいろな面で貴重な経験をさせてもらったのだった。