写真撮るの忘れた(*o*)ご勘弁ください(苦笑)
会社の有給休暇を取得、マイカーの使用権を獲得してまで準備万端だった箱根決戦。現地解説会がないとのことで已む無く連盟解説会に切り替えた。現地解説会は開催してほしいものだ。ま、でも確かに花月園はクルマで行くしかないので集客に不安があったのは否めない。さて連盟解説会、解説は屋敷伸之九段、聞き手は本田小百合女流。
屋敷九段の解説は昨年の王座戦やらで何度も聞いているが手の見え方が速く技術的解説がわかりやすいので安心して聞いていられる。竜王のような面白さはないが、飄々と淡々とさくさくと解説するところがさすがプロと思わせる。本田先生は連盟時代のマンデーレッスンの先生だったので個人的に親しみがあった。本田先生とは解説会休憩時間も他愛のない雑談をさせてもらった。
将棋の結果は羽生ファンとしては至極残念だったが、将棋の内容は白熱しておりとても面白く堪能した。
解説会は16時30分開場、17時開始だったので、自宅を15時過ぎに出てきたわけだが14時前後に王位戦ページで両対局者の様子を確認したところ、たまたま頭を抱える羽生名人を見ていた。羽生名人が劣勢、巻き返せるかという図式ということは認識していた。
振返ると35手目”攻めてこい”の7七銀が分岐点だったのか?と思われた。角換わり最新型の将棋で前例はこの局面で7七角。でなければ3六歩が厳しい、と言われていたその局面で、羽生名人らしく敢然と挑戦した一局だった。
しかし深浦王位は羽生名人の注文を受け、角を捨てて飛車のこびんにと金を作って行った、この思い切りが良かったのだと思われる。感想戦で羽生先生も「と金が思った以上に厳しかった」と語っている。駒得になっても先に拠点を作られていたり、その駒を活用できるタイミングが難しいのが将棋、そうなのでしょう。
でも羽生名人でなければ早くに潰れてしまう形とも思われた。最後まで攻めをつなげて魅せるところは唸った。将棋の内容では随処に見せ場を作った(67手目2三桂不成など)のは羽生名人だと思われる。深浦王位の8八銀からの攻め、そして飛車を取ってからの攻めはわかりやすかった。逆に羽生名人はどう手を作っていくのかわからないところから▲5四歩△同銀▲5二歩や▲3五桂△3四金△2三桂不成▲3一角と手を作っていった。いや、深浦王位の▲5五歩に対する△4五銀、▲5二歩に対する△4二玉、▲3一角に△3二玉など唸らされる応手もあったので、名局でしょう。
羽生名人の77手目の2一銀はどうだったか?2三桂を玉で取ってくれたら先手勝ちだったが、4一から後手玉脱出の恐れが大きい。本譜もそうなった。ここは屋敷解説のとおり2二馬じゃなかったか?結果論に過ぎないが打った銀が遊んでしまった。2二馬であれば銀は手持ちだった…。あくまでも素人考えだからなあ(苦笑)
解説会次の一手。奇しくもその77手目。自分は1三角成ではずれ。金取りかつ2三桂を守る手で3一への攻めも可能だからだ。2一銀は屋敷先生も本田先生も予想しなかった手で正解者は5名。10の賞品の5つは抽選となった。なんと!次の一手〆切りぎりぎりで会場に飛び込んできたぐーちゃんが当選。自分と同じ1三角成と書いていたのにね~。確認すると、深浦王位の扇子だから、羨ましいのが半減した(笑)
解説会後はかたんで呑み会。谷川ファンのぐーちゃんを傍らにTEDさんと残念会。べろべろに酔っ払うぐーちゃんは定跡。でも酔ったらTEDさんやたいがーをバシバシ叩いたり首絞めるなど暴力的になるのは勘弁してくれよ(苦笑)>ぐーちゃん
世間は早くも”七冠ロード”と騒ぎ始めていた。自分には時期尚早だと思われたし、目の前の勝負に全力を尽くす羽生先生ならなおさらだろう。羽生先生はきっと六冠を取得して七冠目の挑戦者となりタイトル獲得のかかった対局で初めて七冠を考えるのだと思う。きっと永世竜王についても挑戦者になった今でさえまだ考えていないし考えられないと思う。それよりも本局のように、最新型のテーマで力勝負をしよう、それで勝ちたいんだ、譜面を通じてそう語っているように感じた。
会社の有給休暇を取得、マイカーの使用権を獲得してまで準備万端だった箱根決戦。現地解説会がないとのことで已む無く連盟解説会に切り替えた。現地解説会は開催してほしいものだ。ま、でも確かに花月園はクルマで行くしかないので集客に不安があったのは否めない。さて連盟解説会、解説は屋敷伸之九段、聞き手は本田小百合女流。
屋敷九段の解説は昨年の王座戦やらで何度も聞いているが手の見え方が速く技術的解説がわかりやすいので安心して聞いていられる。竜王のような面白さはないが、飄々と淡々とさくさくと解説するところがさすがプロと思わせる。本田先生は連盟時代のマンデーレッスンの先生だったので個人的に親しみがあった。本田先生とは解説会休憩時間も他愛のない雑談をさせてもらった。
将棋の結果は羽生ファンとしては至極残念だったが、将棋の内容は白熱しておりとても面白く堪能した。
解説会は16時30分開場、17時開始だったので、自宅を15時過ぎに出てきたわけだが14時前後に王位戦ページで両対局者の様子を確認したところ、たまたま頭を抱える羽生名人を見ていた。羽生名人が劣勢、巻き返せるかという図式ということは認識していた。
振返ると35手目”攻めてこい”の7七銀が分岐点だったのか?と思われた。角換わり最新型の将棋で前例はこの局面で7七角。でなければ3六歩が厳しい、と言われていたその局面で、羽生名人らしく敢然と挑戦した一局だった。
しかし深浦王位は羽生名人の注文を受け、角を捨てて飛車のこびんにと金を作って行った、この思い切りが良かったのだと思われる。感想戦で羽生先生も「と金が思った以上に厳しかった」と語っている。駒得になっても先に拠点を作られていたり、その駒を活用できるタイミングが難しいのが将棋、そうなのでしょう。
でも羽生名人でなければ早くに潰れてしまう形とも思われた。最後まで攻めをつなげて魅せるところは唸った。将棋の内容では随処に見せ場を作った(67手目2三桂不成など)のは羽生名人だと思われる。深浦王位の8八銀からの攻め、そして飛車を取ってからの攻めはわかりやすかった。逆に羽生名人はどう手を作っていくのかわからないところから▲5四歩△同銀▲5二歩や▲3五桂△3四金△2三桂不成▲3一角と手を作っていった。いや、深浦王位の▲5五歩に対する△4五銀、▲5二歩に対する△4二玉、▲3一角に△3二玉など唸らされる応手もあったので、名局でしょう。
羽生名人の77手目の2一銀はどうだったか?2三桂を玉で取ってくれたら先手勝ちだったが、4一から後手玉脱出の恐れが大きい。本譜もそうなった。ここは屋敷解説のとおり2二馬じゃなかったか?結果論に過ぎないが打った銀が遊んでしまった。2二馬であれば銀は手持ちだった…。あくまでも素人考えだからなあ(苦笑)
解説会次の一手。奇しくもその77手目。自分は1三角成ではずれ。金取りかつ2三桂を守る手で3一への攻めも可能だからだ。2一銀は屋敷先生も本田先生も予想しなかった手で正解者は5名。10の賞品の5つは抽選となった。なんと!次の一手〆切りぎりぎりで会場に飛び込んできたぐーちゃんが当選。自分と同じ1三角成と書いていたのにね~。確認すると、深浦王位の扇子だから、羨ましいのが半減した(笑)
解説会後はかたんで呑み会。谷川ファンのぐーちゃんを傍らにTEDさんと残念会。べろべろに酔っ払うぐーちゃんは定跡。でも酔ったらTEDさんやたいがーをバシバシ叩いたり首絞めるなど暴力的になるのは勘弁してくれよ(苦笑)>ぐーちゃん
世間は早くも”七冠ロード”と騒ぎ始めていた。自分には時期尚早だと思われたし、目の前の勝負に全力を尽くす羽生先生ならなおさらだろう。羽生先生はきっと六冠を取得して七冠目の挑戦者となりタイトル獲得のかかった対局で初めて七冠を考えるのだと思う。きっと永世竜王についても挑戦者になった今でさえまだ考えていないし考えられないと思う。それよりも本局のように、最新型のテーマで力勝負をしよう、それで勝ちたいんだ、譜面を通じてそう語っているように感じた。