”玲瓏”管理人のつぶやき

"玲瓏:羽生善治(棋士)データベース"管理人たいがーの独り言(HP更新情報含む)

ドラマ:2009/7-9

2009年07月31日 | TVドラマ
今クールは以下に決めようと思います。

「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」
出演:山下智久、北川景子、相武紗季、貫地谷しほり、溝端淳平ほか
毎週月曜日午後9時フジテレビ系列

「恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ~」
出演:中山優馬、加藤ローサほか
毎週火曜日午後10時フジテレビ系列

「ダンディ・ダディ?~恋愛小説家・伊崎龍之介~」
出演:舘ひろし、南沢奈央ほか
毎週木曜日午後9時テレビ朝日系列

「任侠ヘルパー」
出演:草剛、黒木メイサほか
毎週木曜日午後10時フジテレビ系列

「華麗なるスパイ」
出演:長瀬智也、深田恭子ほか
毎週土曜日午後9時日本テレビ系列

「官僚たちの夏」
出演:佐藤浩市、堺雅人、高橋克実ほか
毎週日曜日午後9時TBS系列

【追記】
最終ドラマ視聴率ランキング
2位:「任侠ヘルパー」
3位:「ブザー・ビート」
4位:「華麗なるスパイ」
7位:「官僚たちの夏」
12位:「恋して悪魔」
13位:「ダンディ・ダディ?」

第67期名人就位式

2009年07月25日 | 羽生善治


 最近では羽生さんの就位式のみ更新となってきたこの「玲瓏管理人のつぶやき」ブログ、ご無沙汰しておりました、たいがー@玲瓏管理人です。いやあ、正直言って、羽生さんの就位式の日以外って平々凡々なんですよ。非日常のこの日、第67期名人就位式のレポ、たっぷりお届けしたいと思っています…思っていました…gooブログの野郎、編集中のリンクを何気なく押したらページが切り替わって原稿がふっとびました(号泣)<自分のミスなんですが(苦笑)。なので、最大のトピック、羽生さんへの独占インタビューを中心にお伝えします。

 7月24日金曜日、羽生さんの名人就位式の日。時間はサラリーマンには嬉しい夕刻18時から。式会場は昨年に続き名人戦の対局場にもなった椿山荘の、大会場オリオン。最上階に位置するオリオンは天井は高く学校の体育館よりも大きいかもしれない。昨年は永世名人資格を獲得したということもあってか、羽生名人誕生を待ちわびて全国から多くのファンが駆けつけてか、物凄い人数でしたが、今年もそれに近い報道陣・関係者・ファンが集まりました(報道によれば昨年は650人で今年は400人)。

 昨年の名人就位式、羽生さんと一瞬の挨拶だけに終わった嫌な思い出が蘇ります。定例化している式前の茶々丸@無双流管理人さんとの羽生さん控え室ご訪問。今年はご挨拶&雑談を、質問タイムにさせていただこうと考えたのでした。茶々丸さんにその旨を伝える。茶々丸さんとオリオンの受付前で待ち合わせ、羽生さん控え室を訪れます。入室しまずはご挨拶。「あ、どうも。いつも応援ありがとうございます。」「本日はおめでとうございます。」「あ、ありがとうございます。」

 しかし直後に米長会長ご入室。「ををを、これはこれは管理人のご両人。そうだ、記念写真を撮ろう。」ということで、まずは記念写真撮影となったのでした。羽生名人+米長会長+茶々丸さんの3ショット、羽生名人+米長会長+たいがーの3ショット、そして羽生名人+米長会長の2ショットの即席撮影会が行われたのでした。

 羽生さんのお父様も控え室におられ、しばし歓談。「お父様はお若いですね~。」との米長会長の言葉に「わたしはインドア派ですが、父はアウトドア派ですんで。」と羽生名人。いえいえ、羽生名人も相当な体力です。あ、そうか、羽生さんの元気さはお父様ゆずりなんでしょうか。「しかし、君も忙しいねぇ~」とは米長会長。時間刻みで多忙を極めている米長会長も驚く羽生名人のスケジュールを如実に語った言葉でしょうか。



 
 そこで質問をいくつかご用意してきたので即席インタビューをしたいとのわれわれの申し出を羽生さんに2つ返事でご快諾をいただきました。たいがーがインタビュー、茶々丸さんがカメラマンという役割分担で15~20分くらいお時間をいただきました。そのときの茶々丸さん撮影の写真がこの2枚。いい雰囲気ですね。早速インタビュー内容をお伝えしましょう。

Q1:羽生先生のファンの方からの質問なんですが、「将棋世界平成10年7月号、▲56歩▲58飛▲68銀▲48銀と中央穴熊」について心理学者の方に「将棋覚えたての人はこの型を何故目指すのか?」と聞かれたんでしょうか?
A1:聞いていないんです。はい、確かに将棋世界の確か付録でそのようなことを書いたのは覚えています。でも、心理学者の方には聞いていないですね。

Q2:茶々丸さんの無双流サイトでは毎年羽生さんご自身が印象に残った手を選ばれています。羽生先生がプロになって20数年になりますが、最も印象に残る一手は何でしょうか?
A2:谷川戦の▲2二角(第3期竜王戦七番勝負第4局193手目)でしょうか。(管理人注:羽生さんが19歳の若さで初タイトルを獲得した竜王。その防衛戦で当時最強の谷川さんを挑戦者に迎えました。しかし開幕局から3連敗。勝ち星なくカド番で迎えた第4局。形勢混沌のまま100手以上の駒組み、そして捻り合いが続きました。最後の5分を使い切り秒読みの中羽生さんの手から放たれたのが▲2二角。タダ捨てから鮮やかに詰ませました。第5局に負けてタイトルを奪われることになりますが、羽生さんの自戦記にもこの1勝が物凄く大きな意味があったと述懐されています。)

Q3:自分が管理している「玲瓏」サイトをご覧いただいていると思われますがコンテンツで印象に残るコーナーはございますか?
A3:データがもの凄く充実しているというか、そうですね、MLBやプロ野球だとデータがびっしり網羅されているサイトってあるじゃないですか。将棋界ではそのようなサイトがないのでプロ野球のデータサイトなみに充実しているところが印象に残っています。

Q4:「玲瓏」サイトのデータについて、羽生さんご自身から見て、もしこんなデータがあったら面白いなと思われるデータを教えていただけますか?
A4:そうですね、将棋の盤上で駒の配置の確率的なデータがあると面白いかもしれません。例えば▲7六歩とか▲2六歩とかもの凄く高い確率で発生するでしょうけどね。
たいがー:コンピュータ将棋はかなりその部分研究されているようですね。
羽生さん:自分はコンピュータ将棋はやらないのでわからないですけどね。
たいがー:わかりました。頑張ってみたいと思います。(管理人注:「玲瓏:羽生善治データべース」サイト管理人としては初めて羽生さんご自身にコンテンツを聞きました。かなり準備がたいへんですが善処したいと思います。)

Q5:チェスについてお伺いいたします。2009年度はチェスの大会にご参加予定はございますか?
A5:まったくないですね。かれこれ2年大会に出ていないのでレーティングも抹消されているんじゃないでしょうか?(管理人注:2007/Janから大会に出場されていない。ただし、http://www.fide.com/ で検索すると、国内ランキング1位、大陸ランキング261位、世界ランキング2769位と表示される)

Q6:チェスと将棋の指し方の違いについて端的に教えていただけますか?
A6:やはり歩(チェスではポーンと呼ぶ)ですかね。将棋では歩はぶつかって相手の駒を取れるのですが、チェスのポーンは斜めの駒しか取れません。ぶつかって将棋は戦いが始まりますが、チェスでは駒がぶつかってもその背景から膠着してしまうことがよくあるんです。ま、でも、ゲームの終盤で相手の王を詰ます段になれば相通じるところはありますけどね。

Q7:研究会の変遷について教えてください。同門の高徳さんとの研究会からでしょうか?
A7:高徳さんとの研究会では、あと長岡さん、佐藤さんですね(管理人注:そのほかのメンバーとして現在の小倉七段と河井さん)。そのときは昭和57年同期とも研究会をしていたんですよ。佐藤さんと、あ、最近アマ竜王になった秋山さん、そして堀部さん、竹中さんですね。(管理人注:秋山太郎さん、堀部さん、竹中さんは調査中(^^;誰か知っている人がおられたら教えてください)
たいがー:その後がかの有名な島研でしょうか?
羽生さん:そ・お・で・す・ね。当時はあと森下さんや塚田さんとも研究会をしていたんですよ(管理人注:現在の塚田九段、室岡七段、森下九段)。
たいがー:そして米長道場でしょうか?
羽生さん:いえ、その前に戌年生まれで構成された犬研ですね(管理人注:現在の森九段、小野七段、森下九段、森内九段、先崎八段、※ただし森下九段は戌年ではない)
たいがー:なるほどその後が米長道場になるんですね。
羽生さん:あと同時期に、塚田さん、森下さん、屋敷さんとも研究会していたんですよ。(管理人注:現在の塚田九段、森下九段、屋敷九段)
たいがー:そして羽生さんが七冠をとられて2000年過ぎまでは決まった研究会をされていなかったようですね?
羽生さん:そ・お・で・す・ね。単発では研究会はありましたが、定期的な研究会はなかったですね。
たいがー:2000年過ぎに森下さん、松尾さんらとの研究会が始まりました。
羽生さん:2003年くらいだったと思いますね。あとその二人(現在の森下九段、松尾七段)に木村さんですね(現在の木村八段)。
たいがー:ありがとうございました(あとデビュー前後に桜井研にも属しているという情報があったがこちらは聞きそびれてしまった(汗))

 羽生さんの式謝辞は村上耕司朝日新聞記者山村英樹毎日新聞記者らがいち早く報道されたように、いわば幼馴染と大舞台、最高の舞台で戦えたこと、普段は入れないような旧所・名跡にて将棋を指すことができたことに、喜び・感謝の意を述べられていました。パーティのさなか、羽生さんのお母様と会う。「400人はいるかねえ」とお母様。「うーん、どうでしょうねぇ~。少なくとも200人はいるような感じですね~」とたいがー。しかし後の報道では400人来場でお母様の目測は正しかったことが判明するのでした。会場におられた理恵夫人にもご挨拶。

たいがー:「羽生名人はほんとお忙しいようですね~」
理恵夫人:「ええ、でも体だけは丈夫なようなんで安心です。」
たいがー:「散歩されるのが趣味なんですよね。」
理恵夫人:「はい、うちの近所はアップダウンが激しくて、そこを毎日散歩するんですよ。」
たいがー:「ご夫人もご一緒されるんですか?」
理恵夫人:「いえいえ、わたしはしません。娘の送り迎えが忙しくて…そのおかげで最近メタボづいてきて(笑)」

 いえいえ、お美しさは健在、そして明るくて人当たりもいいご夫人です。そんなこんなで会はお開きになりました。今日のアフターはまた異色の組み合わせ:義七郎武藏國的な人将棋連盟の若手理事ちゅう太さん将棋をこよなく愛するイラストレータの方、茶々丸さんとたいがーでした。最後はパクリで締めですね”デハミナサン、アテブレーベ・オブリガード”